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最近の記事

日記: 2024.4.13 KNOCKOUT FESに行く

4月13日に下北沢のサーキットフェスであるKNOCKOUT FESを観に行った。この日どうするかについては他にもいくつかの選択肢があった。 同じくサーキットフェスであるSYNCHRONICITY'24の1日目に行く 家でYouTubeでCoachellaを観る 自分のことをする Coachellaはリアルタイムじゃなくても観られるらしいからTLで話題になってたのだけ観ればいいか、ということで除外した。 SYNCHRONICITY一日目については直前まで悩んでおり、

    • 推しのアクキーとの物撮りのフォーカスに関する研究

      序推し活アイテムの1つとしてアクキー(アクリルキーホルダー)とかアクスタ(アクリルスタンド)と呼ばれる、推しの姿が印刷されたアクリル板が売られている。何に使うのか。鞄などの持ち物につける、部屋に飾るといった用途のほかに「外出先で撮る写真にアクキーが映りこむようにする」というのがある。典型的には外食時の写真である。撮ってどうするかというとSNSに投稿する。推しが二次元でなく実在している場合は推しに対する(食事の)報告という体をとり、推し本人がSNSをしているケースではその投稿

      • クジ引きのケーススタディ

        たまたまクジ引きの当選確率について計算する必要があったので、そのメモです。 検討する事例この記事では次のような設定のクジ引きを考えます。 A賞からG賞まで次の確率で当選し、それ以外(ハズレ)はない。ただしA賞の当選上限は25点である。A賞以外には景品の在庫に上限はない。C賞からG賞までは賞の中でもそれぞれ5種類の景品があり、どれが当たるかは決まっていない(それぞれの賞の中で等確率とする)。 $$ \begin{array}{l r} 賞 & 確率 \\ \hline

        • 推し活とお金と愛について(未完)

          前置きこの記事について、またその背景について この記事を書いた2023年までの間に、世の中ではおそらくその消費喚起効果に目を付けたであろう広告代理店や経済界によって「推し活」が(肯定的なニュアンスで)社会現象として新聞にも載る程度に一般的なものになっていた。 一方2023年は後で振り返ったら「推し活ブーム」に対する転機になっているかもしれない年だった。 これまでそれとなく認識されていたジャニーズ事務所代表のジャニー氏(すでに故人)による所属未成年タレントへの性加害がB

        日記: 2024.4.13 KNOCKOUT FESに行く

          伊福部昭の『音楽入門』を読む

          記事の概要 伊福部昭を端的に紹介するとゴジラのあの曲を作曲した人で、クラシックの分野の作曲家です。その伊福部が一般向けに著した『音楽入門』 (1951)という本の内容を紹介しつつ、現代のリスナーとしての立場からいくらか余計なことを付け加えるのがこの記事です(その付け足しについては小見出しに*を付けることで区別しますのでお前の語りに興味はないという人は読み飛ばすことができます)。 *『音楽入門』は何が特殊で面白いか 『音楽入門』は副題に「音楽鑑賞の立場」と記されています

          伊福部昭の『音楽入門』を読む

          90年代細野晴臣ワークス10選

          序これは糸井重里のウェブサイトで80年代の細野さんを褒めたりないという企画が組まれたときに条件反射でしてしまったツイート(エアリプ)だが、実際のところ90年代の細野さんはざっくりと「アンビエント期」と括られることが多く(実際のアンビエント期は80年代のMonad Recordsからのリリースから始まっていると見做すべきだろうが)「陸に戻ってきた」以降と比べてもあまり顧みられることがないように思う。 そういうと「アンビエント作家としての細野はちゃんとその方面から評価されてい

          90年代細野晴臣ワークス10選