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子どもとアイデアを考えたら「バイアス崩壊」と「アハ体験」の連続だった~子どもPeopleえぴそーど②『ピートラ』vol.39

イノベ乗組員ましもんです。
子ども達が好奇心ドリブンで会社や社会にインパクトを与えていけるような場をつくりたい!
という想いで、
「子どもPeople」という新事業のトライアル&エラーを進めております。
~この新事業の経緯は以下(えぴそーど⓪、えぴそーど①をご覧ください~

子どもおもちゃ発明MISSON  開催

えぴそーど①では、「子どもブレスト会議」の様子を投稿しましたが、その後2か月の間に、いろんな場で、たくさんの子ども達と新しいアイデアを発明するミッションを実践してきました。
(参加してくださった、hint kidsAIC、ピープルの子どもモニターさん、ありがとうございます!!)

たくさんの子ども達とたくさんのアイデア

その実践過程は、大人として考えていた「子ども」バイアスをガラガラと次から次へと壊される連続で、想定外を失敗とするならば、失敗ばかりで、毎回実施計画が変わるという状況(笑)。
ただ、子どもの仲間として時間を過ごすことで、失敗ですら明るく楽しく捉えることができ、新たな感動的な気づき「アハ!」体験に変換されました。
当日は実践中ですら、計画変更はもはや当たり前にすら思えているまさに「カオス」状況でしたが、
子ども達にGIVEできることよりも、子どもたちからもらうTAKEのほうがとっても多くて、仕事なはずなのに、あたたかいプレゼントをたくさんもらい、とっても幸せな時間を過ごしてこれたなあと思い出にふけっています。

今回はそんな体験を皆さんにも少しでもシェアできたら、と、大人としての自分のバイアスをいい意味で壊してもらったからこそ体験できた「アハ体験」えぴそーどをご紹介。

①自分の「好き」をギフト化

敢えて、「好き」を言語化させなくても、子どもたちは、自分の「好き」をエネルギーにアイデアを考えていきます。(好きをまず言語化させたい、は大人がサポートしやすくなる大人の都合であることに気付いたのも、大きな失敗経験)

そして、自分が欲しいものを考えるより、誰かのためにアイデアを考えることに子どもたちの情熱が盛り上がることが私にとっては「アハ!」でした。
「元気のないおじいちゃんおばあちゃんのために、、」「困っている人のために、、」、自分の「好き」を人や社会のために自然とアイデアにつなげていくことができる子ども達。
大人のバイアスからすると、「大人でも難しい課題に子どもが取り組めるのか?」「せっかくだから自分が欲しいものを考えたらいいのでは?」といらぬ心配をしてしまったのですが、
子どもたちは、大人のように社会「課題」として悩まず、身近な人にプレゼントするのと同じように、明るく楽しく、遊ぶように、アイデアをギフト化していけるということに、「アハ!」
結果的には、地域活性、ジェンダーステレオタイプ、、まさにSDGsのアイデアがどんどん出てくる!!
とはいえ、そんな大人が考えた社会課題バイアス自体がないのが、子ども達の強さであり素敵さでもあるんだなと「アハ!」の連続でした。

子どもたちのアイデアの一例

②     個性×個性 カオスからイノベーションに。

性別、年齢、国籍(言語)、、の概念にこだわっているのは大人で、子どもにとっては区別することがむしろ不自然。(お邪魔した学校では、トイレが男女共通でそれが当たり前。あれ??そもそもなんで分ける必要あるんだっけ??)
多様な人がいればいるほど、得意なことも多様になるので、役割分担がスムーズ!
大人自身も、積み重ねてきた経験の自分の得意という個性で、役割分担をすると、子どもも自然に仲間として受け入れてもらえる!逆に、個性がないと、大人であっても役割がないというシビアな状態でもあり、大人も必死!(大人の方が不甲斐なさを感じることも多々。。)

個性×個性のぶつかり合いが多様であるほど、カオスでもあるけれど、それによってスピーディーに面白いアイデアが生まれる瞬間に「アハ!」
小学校1年生が、自分のアイデアを発表して、意見を皆に求め、つっこみつっこまれ合う中から新たな発想が生まれる瞬間にも「アハ!」(大人としてファシリが必要かな、、というのはこれまたいらぬおせっかいでした笑)
子ども達は、言語が違おうが、年齢も経験も違う大人が混ざっていようが、アイデアを考えるというゴールが同じであれば気にしない!(大人のように気もつかわない!)
インクルーシブが自然で、あたたかい場とそこから生まれるアウトプットに、「アハ!」の連続でした。

AIC  (小学校1年生)の活動の様子

こんな風に、SDGsもインクルーシブも、
大人が子どもに、概念を切り取って教育するものとして捉えがちですが、子ども達の方がよっぽど自然体で身近に取り入れていました!
大人は教えるのではなくむしろ、解決したい課題をもって、子どもの中に入ることで、「アハ体験」から学びを得たり、アイデアを発想させるきっかけをもらえる気がしました。
大人として自分たちのハードルを勝手にあげずに、地球に生きる仲間として、子どもたちと一緒に考えたり試してみるほうが解決に近づけることも多いのだろうな。と、数回子どもたちとアイデアを考える時間をもって思えました。そもそも子どもにとっては「課題」ではなく、全て「好奇心」が原動力なのかもしれません。

ゴールは走りながら考える!「子どもPeople」

社員だけでなく、社外メンバーも一緒になって進めているこのプロジェクト。
会社の取り組みとしては驚かれるのですが、現状、特にゴールは決まっていません。子ども達と活動しながら、自然とゴールが見えてくるのか?そもそもゴールがない活動なのか?実験しながら社会とつながる方法を模索します。

『大人である私たちが何かを教える立場ではなく、大人・子ども関係なく、バイアスをいかにまっさらにして、好奇心全開でトライアル&エラーする「カオス」を楽しめるか?』

まずは、上記を胸に、子どもPeopleの活動を進めていきます。
今後どんな展開になるか!?大人の仲間もいつでも募集中です!

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