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ぺぎん
2024年6月18日 23:24
2024.06.18ぺぎんの日記#77「もっと遠くに」今年になって、いつもの通学路にやたらと鹿やキツネが姿を現すようになった。今日の帰り道、自転車で夜の闇の中を走っていると、アスファルトの道の奥に何やらキラリと光るものがある。何かと思い、そっと近づいていくと、それは1匹の子ギツネであった。歩道に座り込んで、何かを求めるような目でこちらを見る。自転車に付けてけていたライトを外
2024年6月6日 21:18
2024.06.06ぺぎんの日記#65「デンプンが腐る匂い」去年の秋に採れたジャガイモから、どんどんと芽が出てきている。自分の家の小さな畑で採れたジャガイモ。農家さんからお米を買ったときの30kg用米袋いくつかに、乾燥させたそれを、パンパンに詰めて保存する。冬の間に料理で使うジャガイモは、全てその米袋から出してきて使う。去年は豊作で、一冬を超えてもジャガイモはまだ沢山余ってい
2024年5月2日 19:47
2024.05.02ぺぎんの日記#32「進撃のアキタブキ」数年前、この地に悪魔が降り立った。赤茶の細長い体に毛むくじゃらの白い翼を携えて。そっと降り立った悪魔はそこを生涯永住の地と決め、地面深くに根を張った。その日以来、悪魔は毎年のように兄弟を生み出し続けた。悪魔とその兄弟は周辺の地から栄養を吸い上げ、徐々に勢力を拡大していった。そしてついに今年、魔の手はチューリップにまで伸びてきたので