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#サイエンス

ネコとヒトの「見え方」の違いから「生き方」の違いが見えてくる話。

ネコとヒトの「見え方」の違いから「生き方」の違いが見えてくる話。

仕事がいつもよりも早く終わり、「ちょっと時間が空いたなぁ」というある日の夜、懐中電灯を持って自然観察園を歩いてみることにしました。
もしかしたら昼とは違った夜の世界が広がっているかもしれません。

クロちゃんとの出会い少し恐々自然観察園に入ると、ジッとこちらを睨む黒猫に出会いました。
猫の顔に懐中電灯の光が当たると、眼がランランと輝きます。

これまで一度も見かけたことがない黒猫との出会い。
※こ

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生き物の名前を知ると、モノクロな世界に色が付く。

生き物の名前を知ると、モノクロな世界に色が付く。

生き物の名前を知ると、モノクロな世界に色が付く浜松科学館自然観察園の身近な生き物や、生き物同士のかかわりをご紹介している本アカウント。開始して半年が経ち、フォロワーさんも100名を越えました。本当に有難いことです。筆者としましても、とても励みになります。お礼申し上げます m(_ _)m

さて、先日「身近で気になる野鳥ランキング Best50」がnote編集部の今日の注目記事に選ばれました。多くの

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【オンライン版】身近で気になる昆虫展(後編)~昆虫たちの驚くべき色形・生態・進化~

【オンライン版】身近で気になる昆虫展(後編)~昆虫たちの驚くべき色形・生態・進化~

浜松科学館では夏の企画展「身近で気になる昆虫展」を2021年7月20日~8月31日の期間に開催しました。

そんな皆さまへ向けて、企画展の内容を前後編でお届けします。

後編では、前編の「身近で気になる昆虫ランキング BEST50 」に登場する昆虫たちを主人公に、昆虫の色形・生態・進化の秘密をご紹介します。

記事では、企画展に展示中のパネルの内容そのままに掲載します。
各テーマを最初から順に読ん

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【気になる生態】 #6 生粋のスズメバチハンター 「ハチクマ」

【気になる生態】 #6 生粋のスズメバチハンター 「ハチクマ」

木の実を食べる鳥、魚を食べる鳥、鳥にも食べ物に好みがありますが、蜂を食べる猛禽類がいると聞いて驚きました。

その名もハチクマ。

名の通り蜂の巣を襲い、サナギや幼虫を好んで食します。

最初はハチミツを食べるのが好きな熊のような鳥から名前の由来がきているかと思っていました。蜂を食べるのが好きというのは合っていたのですが、”クマタカ”という鳥に似ているというところからみたいです。クマタカありきの名

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【気になる生態】 #13 築100年以上の超巨大シェアハウス 「シャカイハタオリ」

【気になる生態】 #13 築100年以上の超巨大シェアハウス 「シャカイハタオリ」

コロニーといえばある種の鳥が群れとなって一つの場所にたくさんの巣を作ることを想像しがちですが、一個の集結したパターンはなかなか珍しいのではないでしょうか。

この巣の主はアフリカの南部に生息するというスズメの仲間シャカイハタオリ。

とてつもなく大きな巣を作る鳥ですが、500羽以上が住み着き、その巣の重さは最大1トンになると言われています。もちろん鳥が作る巣の中で一番大きいです。しかし、巣の中は一

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