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全てうまくいきますように

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記事一覧

なんにでもなれる日記

(図書館にて脳のなかの幽霊という本を読んだ。) 私の手は私の手である。でも、私の手は私の手であると、私がわかっているのではなく、脳がそうだよと信号を出している。…

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3日前
7

叔父

※ただの叔父の紹介話。 私は叔父と仲が良い。仲が良いというか、似ていて、相性がいいというのだろうか、波長が合うというのだろうか、とにかく、血が繋がっていないが、…

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6日前
15

水をながめる

平日の昼間にひとりでいるのがさみしいから、水族館にきてみた。 ひとりで来ていたからイルカショーの席で待ってる間、話し相手がいないしもったいないかなと思ってギリギ…

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2週間前
11

今日の反省など

姉となんとなく外に出るための準備をしている。洗濯ものを回し終わったあとで、メイクを終えてのんびりしていたら、姉に終わった?と聞かれる。終わったと見せかけて、終わ…

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2週間前
18

週末のこまごま

わたしだって夢見たんだよ。 ふつうのことしか夢みてないんだと思う。 変な夢を見て起きる。朝方トイレに目覚めて起きてから、二度寝したりすると眠りが浅いのか、夢を見…

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1か月前
11

苦しいと泣いてないと書いたんだけど、暑さからくる頭痛と気持ち悪さで1日やられていて、この体が一生を全うできるのかどうか不安になる 明日は良くなりますように

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1か月前
4

体調

世間が1月1日を迎えて、その日かその次の日になって神社に行って、神様にお願いすることは、ずっと健康第一で、大体それが3年前くらいから。 去年の七夕のときは、6年生の…

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1か月前
9

アンスリウムの恋の実験

今日は午前中に届いた花の水揚げをした。注文してたくさんやってきた花たちは、店に並べる前に、茎の水通りを良くするために再度カットしてあげる必要がある。これを水揚げ…

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1か月前
10

いつものメイドのこと

わたしの身体にはリボンがたくさん。数を数えてみたならば12個ついています。リボンは膝下まである靴下の、両脇にも及んで、さらにフリルと、レースもたくさんついた、そん…

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1か月前
7

さいきんのナイショ話

彼はご飯を食べる時間になるとおいしいものをつくりはじめる。わたしは丸いテーブルに頬杖をついて後ろからそれを見ているか、彼のキッチンの動線上に立ってジャマになるか…

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1か月前
9

あっというまに初夏

最近のぼんやり考えてたこと、思い出してたことの日記。 運転中に横切ったある路面店の駐車場に、オレンジ色のハスラーを発見する。彼女が車を手放したのはここら辺だった…

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1か月前
24

迷路から出られないタイプのマウス

このままだと呆れられてしまうかなと思って部屋を掃除する。サボテンの育て方でも調べて伝えようかなと思う。 ─────────────── あまり脳のキャパシティが…

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2か月前
8

犬と猫と私

日記 友人に神社でダンスを踊るから、そこで古本の出店を出さない?と誘われた。読書会をしている人たちに声をかけたら快諾してもらえて、当日は自分の棚からお気に入りの…

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2か月前
19

私の自然である

実家に帰ってきて、4ヶ月くらい経った。他の人と比べたらゆっくりすぎるペースで日々を過ごして、やっと今月から働き先を1つに決めた。結局、自然の世界に戻ってきた。嬉し…

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3か月前
17

実の父があまり好きではない。私の父親との記憶は私が中学校に上がる直前から10年間途絶えている。その間女系家族で育った。何も問題なく、健やかに、祖母と母と姉から、愛…

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3か月前
16

混ざり合う

実家を出て大学のそばでひとり暮らしをし始めた頃から、「料理」というものを部屋で食べることがかなり減った。最低限簡素な料理はしていたが「おいしい食事」に対する熱量…

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3か月前
9
なんにでもなれる日記

なんにでもなれる日記

(図書館にて脳のなかの幽霊という本を読んだ。)

私の手は私の手である。でも、私の手は私の手であると、私がわかっているのではなく、脳がそうだよと信号を出している。私が脳を錯覚させるように振る舞うと、脳は結構簡単に、鏡にうつった違う手や、場合によってはテーブルでさえも私の手だと勘違いするらしい。私と脳は別なのかな。そんな簡単に勘違いするのであれば、私の身体が私であるという意識を(私という身体をうごか

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叔父

※ただの叔父の紹介話。

私は叔父と仲が良い。仲が良いというか、似ていて、相性がいいというのだろうか、波長が合うというのだろうか、とにかく、血が繋がっていないが、一緒にいるときは小さい頃からなんとなく居心地が良い。

叔父は私の住む家から約20分くらい車で行ったところに住んでいて、無口で、海が好きで、ダンプ乗りの還暦である。
私たちはいとこがハワイで結婚式をあげたときは(当時私は高校3年生)、アラ

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水をながめる

水をながめる

平日の昼間にひとりでいるのがさみしいから、水族館にきてみた。

ひとりで来ていたからイルカショーの席で待ってる間、話し相手がいないしもったいないかなと思ってギリギリに戻ろうと思いほかのところを見て戻ってきたら、満席になってしまっていて結局入場できなかった。

浮かれている子ども。アイス買いたいとねだる子どもを、一生懸命やさしい言葉で、座れるところがないからここではやめとこうねと違うところに連れて行

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今日の反省など

姉となんとなく外に出るための準備をしている。洗濯ものを回し終わったあとで、メイクを終えてのんびりしていたら、姉に終わった?と聞かれる。終わったと見せかけて、終わってない、洗濯ものがあるというと、さっき干してなかった?と姉。さっきね、干したよ、1枚だけ、と言ったらこわい!と言われる。たしかに怖い。1回干し始めたら全部干すべき。のんびりをやめてほかの洗濯ものを干した。

歯並びがもとに戻ってきたの

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週末のこまごま

わたしだって夢見たんだよ。

ふつうのことしか夢みてないんだと思う。

変な夢を見て起きる。朝方トイレに目覚めて起きてから、二度寝したりすると眠りが浅いのか、夢を見る。変な夢のときは微妙な気持ちになるが、夢でもらった気分を払拭するというのがなぜか難しい。

子どもってなんで朝に強いんだろう。
子どもって声の大きさが周りの音の大きさと比例しないから好きだ。絶対今は静かにしなきゃいけないってとこでも自

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苦しいと泣いてないと書いたんだけど、暑さからくる頭痛と気持ち悪さで1日やられていて、この体が一生を全うできるのかどうか不安になる 明日は良くなりますように

体調

体調

世間が1月1日を迎えて、その日かその次の日になって神社に行って、神様にお願いすることは、ずっと健康第一で、大体それが3年前くらいから。

去年の七夕のときは、6年生の男の子が面倒そうに何を書いたらいいか分からないと言ってくるので、書くことないなら「健康第一」とでも書いておきなと、言った。適当なこと言えばそれはやだとか言って、本当の願いごとを書くかなと思ったけど、意外にも受け入れたのか、はたまた本当

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アンスリウムの恋の実験

アンスリウムの恋の実験

今日は午前中に届いた花の水揚げをした。注文してたくさんやってきた花たちは、店に並べる前に、茎の水通りを良くするために再度カットしてあげる必要がある。これを水揚げという。
たくさん届く花を次々箱から取り出して、息のしやすいようにしてあげる、ここではつまり、植物目線であるので、息というか水が吸いやすくなるという意味で言ってみたのだが。
よく使う葉ものは茎が太いので、斜めに切ってあげたあとはさらに、その

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いつものメイドのこと

いつものメイドのこと

わたしの身体にはリボンがたくさん。数を数えてみたならば12個ついています。リボンは膝下まである靴下の、両脇にも及んで、さらにフリルと、レースもたくさんついた、そんなワンピースのお洋服…。これは花子の趣味で、わたしは基本的にずっとこの格好で生活をしています。
生活といっても、わたしは皆さんの暮らしぶりとは少し違って、花子の家にいつもいます。花子が帰ってくる間、そして帰ってきたあと、家にいて、過ごすの

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さいきんのナイショ話

さいきんのナイショ話

彼はご飯を食べる時間になるとおいしいものをつくりはじめる。わたしは丸いテーブルに頬杖をついて後ろからそれを見ているか、彼のキッチンの動線上に立ってジャマになるか、別の部屋に行って寝ているか。夜ご飯のときは、たまにそれに加えて手伝いをしている(朝、昼は眠たいと思っているうちにできあがっている)。彼の指示通りにフライパンの中身を混ぜる。キーマカレーに使うひき肉を炒めている。隣でしいたけやエリンギがみじ

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あっというまに初夏

あっというまに初夏

最近のぼんやり考えてたこと、思い出してたことの日記。

運転中に横切ったある路面店の駐車場に、オレンジ色のハスラーを発見する。彼女が車を手放したのはここら辺だったっけ。地元に帰っていったあの子。きっとあの車はあの子が手放した車。ほかの人の手にわたって、今そこにある。駐車場に車を停めてくつろぐお姉さん。その車、1年以内に購入したでしょう。実は、わたしはあなたの車の助手席に乗ったことがあります。どんな

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迷路から出られないタイプのマウス

迷路から出られないタイプのマウス

このままだと呆れられてしまうかなと思って部屋を掃除する。サボテンの育て方でも調べて伝えようかなと思う。

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あまり脳のキャパシティが大きくないんだと思う。社会に出て気づいたのは、ひとつのことに対して瞬時に対応することや、とりあえずでもいいからスピーディーにリズムよく、こなしていくっていうのが私はすごく苦手だってこと。私の良いところはひとつひとつゆっくり丁寧で、始めた

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犬と猫と私

犬と猫と私

日記

友人に神社でダンスを踊るから、そこで古本の出店を出さない?と誘われた。読書会をしている人たちに声をかけたら快諾してもらえて、当日は自分の棚からお気に入りの本をたくさん取ってきて、並べた。思っていたよりもたくさんの人が足を止めてくれて、私の持ってきた本に興味を持ってくれたりしたら、私も嬉しくなって、たくさん本の説明をした。

お客さんに説明しながら、それらの本のどんなところが好きだったかを、

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私の自然である

私の自然である

実家に帰ってきて、4ヶ月くらい経った。他の人と比べたらゆっくりすぎるペースで日々を過ごして、やっと今月から働き先を1つに決めた。結局、自然の世界に戻ってきた。嬉しい。仕事をしている間はずっと葉っぱのにおいがしていた。青臭くて、生き物の、清潔なにおい。もうひまわりを見た。

人生死ぬまで勉強、と祖父がよく言っていたらしい。ちなみに祖父には会ったことがなく、私の祖父は姉が生まれて姉のことをお風呂に入れ

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父

実の父があまり好きではない。私の父親との記憶は私が中学校に上がる直前から10年間途絶えている。その間女系家族で育った。何も問題なく、健やかに、祖母と母と姉から、愛された(母からしたら大変な日々だったかもしれないが、私の目からはいつでも理想の母だった)。その後大人になり再会をしたりするのだが、それはまた別の話。

前記事で私は料理をつくるのがあまり得意ではないと書いた。だが年に数回、自分のためにひと

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混ざり合う

混ざり合う

実家を出て大学のそばでひとり暮らしをし始めた頃から、「料理」というものを部屋で食べることがかなり減った。最低限簡素な料理はしていたが「おいしい食事」に対する熱量みたいなものがかなり薄く、2つくらいの材料で3分以内にできて、「焼く」という行為から生まれるものを「料理」と呼んでいた。

それ以外は基本、「食材」を食べていた。恥をしのんで書くと、卵を炒ったもの、ピーマンを焼いて醤油で味をつけたもの、納豆

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