小曽根賢

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記事一覧

第7回 波に生きる人々(3900字)

 目が覚めてアレコレ済ませて五時半頃、海沿いのいつもの駐車場に向かった。自宅のある山側の出入り口から入ると、一昨日ほどの車はないが、それでも七・八割は埋まってい…

小曽根賢
14時間前
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第6回 球(5900字)

 おはようございます。2024年8月16日、朝の6時29分です。  今日は昨夜からの雨が続いていて、外へは出ていない。昨日と一昨日は起き抜け、といっても洗面等を済ませてコ…

小曽根賢
1日前
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第5回 海を眺めて(2)(4600字)

 おはようございます。2024年8月15日、朝の6時36分です。  書きたいことがいろいろありそうな気がしています。まずは、ついさっき、昨日も少し話した近所の、海沿いの駐…

小曽根賢
2日前
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第4回 海を眺めて(5000字)

 おはようございます。もう、第4回ですか。今朝は四時に起き、かれこれ、現在の時刻は06時21分です。  先程、五時半頃でした。洗面等を済ませてから、コーヒーを淹れ、…

小曽根賢
3日前
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第3回 夢が溢れる(7100字)

 おはようございます。第3回です。現在、時刻は、朝の6時33分です。  今朝は4時50分頃、起きて布団から出ました。3時頃にも一度、目を覚ましましたが、時計を見て、すぐ…

小曽根賢
4日前
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第2回 残響(4000字)

 おはようございます。午前07時04分です。  朝は静かです。蝉が鳴いています。音がよく聞こえるので、静かです。  一般的には、逆かもしれませんね。音がするなら、静…

小曽根賢
5日前
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第1回 私よ私よ私さん♡(6900字)

 2024年8月11日日曜日、午前06時09分に書いている。  昨日まで十四日連続で書いた原稿が八万字を少し超えたところで一区切りしたように感じて、うっすらと切り替えてこ…

小曽根賢
6日前
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小説風エッセイ 第14回 《最終回》(2600字)

 おはようございます。現在時刻は、タイトルに「第14回」とだけ書いた時は朝の7時ピッタリでしたが、今、07時02分です。  私は、タイトルを、その回を書き終えてから付…

小曽根賢
7日前
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小説風エッセイ 第13回 風(8300字)

 おはようございます。今朝は6時に目が覚めまして、7時16分に、これを書き始めています。  読者のみなさんは、それぞれが、それぞれのタイミングで、読まれていることと…

小曽根賢
8日前
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小説風エッセイ 第12回 ころころまわる(6300字)

 おはようございます。私は朝に書いているので、そう挨拶いたしました。目の前に肉体としての読者がいるわけではありません。肉体としてどうこう、というのではない“読者…

小曽根賢
9日前
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小説風エッセイ 第11回 ニーチェとカフカ(4400字)

 私は昨日、ニーチェは肺炎で死んだのか、そうでなったのか、というお話をしました。肺の病というのは、東洋医学においては、“言いたいことが言えない” ということの現…

小曽根賢
10日前
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小説風エッセイ 第10回 彩り(8000字)

 みなさん、第10回をお読みくださり、ありがとうございます。私はこれを書き始める前に、なんとなく、第1回を読んでまいりました。私は、タイトルに、第◯回、という表記…

小曽根賢
11日前
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小説風エッセイ 第9回 波(4500字)

 眠くて、眠くて、二回書くと、強調かと思うとと共に、強調とかじゃなくてただそう思ってるだけ! と思いました。私は、その「強調とかじゃなくてーー」だって、本当は、…

小曽根賢
12日前
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小説風エッセイ 第8回 光(6400字)

 もう朝の九時半だ。私は流れで書き出している。「掻き出している」が浮かんで、「浮かんでいますよ。」ということを今書いた。  私は七時過ぎに起きたんじゃないか。時…

小曽根賢
13日前
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小説風エッセイ 第7回 産声の向こう(4800字)

 「他人に言われて初めてわかる」という実例を挙げて書こうとすると、それを思ったのはこれを書き始める前に、友人と昨日の記事「実感至上主義宣言」を改題して、「産声」…

小曽根賢
2週間前
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小説風エッセイ 第6回 産声(実感至上主義宣言・改題)(5100字)

 言葉が言葉としてのテイをなす、まとまりらしいまとまりになるまで入力をやめてはいけない、という衝動とも思い込みとも言える、それに従って私は書かれた言葉の持つ流れ…

小曽根賢
2週間前
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第7回 波に生きる人々(3900字)

第7回 波に生きる人々(3900字)

 目が覚めてアレコレ済ませて五時半頃、海沿いのいつもの駐車場に向かった。自宅のある山側の出入り口から入ると、一昨日ほどの車はないが、それでも七・八割は埋まっている。県外ナンバーもたくさん停まっていた。まだ海の様子を直接眺めたわけではないが、これだけでも少しは見たようなものだ。きっといい波なんだろう。今あの時を思い返すと水量が増えていて、見ている時にはそのことに注意が向かなかったことに、気付いている

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第6回 球(5900字)

第6回 球(5900字)

 おはようございます。2024年8月16日、朝の6時29分です。

 今日は昨夜からの雨が続いていて、外へは出ていない。昨日と一昨日は起き抜け、といっても洗面等を済ませてコーヒーを淹れたりしてから、海沿いの駐車場に行っていた。第4回と第5回で書いた通りだ。
 私はこれまで、意識的には特に意図とか目的とか、そういうものを持たずに、書かれるがままに、だ・である調で書いたり、です・ます調で書いたりしてき

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第5回 海を眺めて(2)(4600字)

第5回 海を眺めて(2)(4600字)

 おはようございます。2024年8月15日、朝の6時36分です。
 書きたいことがいろいろありそうな気がしています。まずは、ついさっき、昨日も少し話した近所の、海沿いの駐車場に行きましたら、私と同じアパートに住むご夫婦の旦那さんが、いらっしゃいました。夫婦共に、サーフィンをよくなさる方で、タバコは吸われないのですが、海の様子がとてもよく見える、灰皿の近くにあるベンチに腰をかけておられました。
 私

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第4回 海を眺めて(5000字)

第4回 海を眺めて(5000字)

 おはようございます。もう、第4回ですか。今朝は四時に起き、かれこれ、現在の時刻は06時21分です。
 先程、五時半頃でした。洗面等を済ませてから、コーヒーを淹れ、タバコを巻き、ふと、海に行きたくなりました。この時間はまだ、昼に比べれば遥かに涼しく(昼は三十五度前後になります。)、それで起床直後は部屋中、全ての窓を全開にしているものですから、もっと外に行きたい、という、言葉だけを見ると「“もっと外

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第3回 夢が溢れる(7100字)

第3回 夢が溢れる(7100字)

 おはようございます。第3回です。現在、時刻は、朝の6時33分です。
 今朝は4時50分頃、起きて布団から出ました。3時頃にも一度、目を覚ましましたが、時計を見て、すぐにもう一度寝ました。「まだ早い。」と思った気がします。起きているのか寝ているのか、よくわからないといえばよくわからない状態です。その状態で、「まだ早い。」が出てきて、それでもう一度寝ました。
 起きてから二時間弱が経過しています。洗

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第2回 残響(4000字)

第2回 残響(4000字)

 おはようございます。午前07時04分です。

 朝は静かです。蝉が鳴いています。音がよく聞こえるので、静かです。
 一般的には、逆かもしれませんね。音がするなら、静かじゃないじゃないか。なるほど、と私は思います。私は、静かだから、音がしっかり聞こえている。そういうつもりだったんだなーーということが、書いてみて初めて、今、わかっています。
 もしかしたら、多くの方は、わかっていることがあって、その

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第1回 私よ私よ私さん♡(6900字)

第1回 私よ私よ私さん♡(6900字)

 2024年8月11日日曜日、午前06時09分に書いている。

 昨日まで十四日連続で書いた原稿が八万字を少し超えたところで一区切りしたように感じて、うっすらと切り替えてこの文章を今、書き始めている。
 昨日までの文章は、まだ通しでは読んでいないが、だ・である調とです・ます調が混在している。私はそういうの、という指示語の具体的な範囲は今はわからないが、そういうのも、どちらかと言うと意図的に残してい

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小説風エッセイ 第14回 《最終回》(2600字)

小説風エッセイ 第14回 《最終回》(2600字)

 おはようございます。現在時刻は、タイトルに「第14回」とだけ書いた時は朝の7時ピッタリでしたが、今、07時02分です。
 私は、タイトルを、その回を書き終えてから付けます。付け方は、と申しますと、読んだ印象です。“感触” 、という話もこれまでにしてきたように思いますが、その通り、“感触” 、と言っても差し支えないでしょう。
 文章、そして単語レベルであっても、まず、意味を一切知らなければ、読んで

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小説風エッセイ 第13回 風(8300字)

小説風エッセイ 第13回 風(8300字)

 おはようございます。今朝は6時に目が覚めまして、7時16分に、これを書き始めています。
 読者のみなさんは、それぞれが、それぞれのタイミングで、読まれていることと思います。それがたとえば、2026年の、12月15日だとします。テキトーに出した日付です。夜の就寝前に読んでらっしゃるとしましょうーーこういう文を、私は2024年の、8月9日の朝に、書いているわけです。というここまでを、2030年の5月

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小説風エッセイ 第12回 ころころまわる(6300字)

小説風エッセイ 第12回 ころころまわる(6300字)

 おはようございます。私は朝に書いているので、そう挨拶いたしました。目の前に肉体としての読者がいるわけではありません。肉体としてどうこう、というのではない“読者” に向けての挨拶かもしれません。
 私はそう書きながら、「人って、肉体か?」と、そういえばさっき洗面等の朝のルーティンをやっている時によぎったような、よぎっていないような……なんてことを、今思いました。
 私たちは、相手の肉体が目の前にな

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小説風エッセイ 第11回 ニーチェとカフカ(4400字)

小説風エッセイ 第11回 ニーチェとカフカ(4400字)

 私は昨日、ニーチェは肺炎で死んだのか、そうでなったのか、というお話をしました。肺の病というのは、東洋医学においては、“言いたいことが言えない” ということの現れであると、そういうことを私は聞いたことがあります。きっと、そうなのでしょう。そう書くと「違うかもしれないけどな。」も浮かぶには浮かびますが、「きっとそうなのである。」、で行きたいと思います。
 私は今日は、「何を書き、何を書かないか」、と

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小説風エッセイ 第10回 彩り(8000字)

小説風エッセイ 第10回 彩り(8000字)

 みなさん、第10回をお読みくださり、ありがとうございます。私はこれを書き始める前に、なんとなく、第1回を読んでまいりました。私は、タイトルに、第◯回、という表記を、一昨日くらいの夜に、加えました。シリーズというか、一冊の本というか、そういうつもりが、なかったのです。これは、「意識では」、とか、「自覚としては」、とか、あるいは、「顕在的には」、「顕在意識では」、などなど、そのような言葉でも、言える

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小説風エッセイ 第9回 波(4500字)

小説風エッセイ 第9回 波(4500字)

 眠くて、眠くて、二回書くと、強調かと思うとと共に、強調とかじゃなくてただそう思ってるだけ! と思いました。私は、その「強調とかじゃなくてーー」だって、本当は、解釈じゃないかーーそんなふうにも思いましたが、それだって、本当は…とキリがないなと今あきらめたり、さっき入力中にそう思ったりして、分ければ分けるほど、分けられなさが明らかになり、「あきらめる」は、絶対にダジャレじゃない、と思いました。ダジャ

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小説風エッセイ 第8回 光(6400字)

小説風エッセイ 第8回 光(6400字)

 もう朝の九時半だ。私は流れで書き出している。「掻き出している」が浮かんで、「浮かんでいますよ。」ということを今書いた。
 私は七時過ぎに起きたんじゃないか。時計を見たら八時より十分前、の針を見て「七時五十分」という言葉は出さなかったと思う。長針・短針を「長針」とも「短針」とも言わず思わず、時間だか時計だかを見た。私は、たぶん私たちは、ぼんやりしている時、時間と時計も区別しているわけではない、とい

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小説風エッセイ 第7回 産声の向こう(4800字)

小説風エッセイ 第7回 産声の向こう(4800字)

 「他人に言われて初めてわかる」という実例を挙げて書こうとすると、それを思ったのはこれを書き始める前に、友人と昨日の記事「実感至上主義宣言」を改題して、「産声」にした、いやする前に、友人に話して……私は、時系列が気になって、気にしていない書き方をしているつもりが気にしていて、気にしているのか気にしていないのか、それを入力していると「気にしているのか気にしていないのか」の入力に気が行き、おかげで時系

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小説風エッセイ 第6回 産声(実感至上主義宣言・改題)(5100字)

小説風エッセイ 第6回 産声(実感至上主義宣言・改題)(5100字)

 言葉が言葉としてのテイをなす、まとまりらしいまとまりになるまで入力をやめてはいけない、という衝動とも思い込みとも言える、それに従って私は書かれた言葉の持つ流れ、あるいは言葉が含まれている流れ、それの行き先を確かめるように言葉を書いて、繋いで、「こう思ってないんじゃないか?」という言葉をある意味書き足すことによって言葉らしい言葉、意味をなすまとまり、そういうものを作りながらいかにも文章と言える文章

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