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映画感想

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2022年7月の記事一覧

3分で読める「バズ・ライトイヤー」感想 タイムスリップ、アドベンチャー、友情が揃った傑作

3分で読める「バズ・ライトイヤー」感想 タイムスリップ、アドベンチャー、友情が揃った傑作

惑星からの脱出ではない鑑賞する前は、「惑星からの脱出」がテーマだと思っていた。広告では、戦闘シーンはなく、星からの脱出に時間が割かれてる。しかし、それは覆されて、未来の自分との戦いが待っていた。とある惑星に閉じ込められたバズ達は、何とか脱出しようとする。実際に脱出に拘っているのはバズ一人であり、他の人間は家族を作るなどして、惑星を故郷としていく。一度の実験に対して、浦島こうかバズは数分、他の人間は

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3分で読めるアニメ映画「五等分の花嫁」感想 二乃と五月のイメージが変わった。

3分で読めるアニメ映画「五等分の花嫁」感想 二乃と五月のイメージが変わった。

四葉の勝利四葉が勝ったのは意外だった。ストーリー的には、三玖か五月だろうと思ったからだ。風太郎が真剣に相手のことを考えた最初の女性三玖、風太郎の家に最初に訪れた五月。二人のヒロインの魅力が秀でていたからこその作品に思う。ネットの意見でも、二人推しが多かったように思うが、私も賛成だ。

とはいえ、二人は序盤に風太郎と出会い、魅力が描かれた女性で、中盤以降に一花、二乃、四葉の過去や抱えているものが分か

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3分で読める映画「ザ・ロストシティ」感想 ブラピの出番が少ないがストーリーは良構成

3分で読める映画「ザ・ロストシティ」感想 ブラピの出番が少ないがストーリーは良構成

ブラピの出番が少ない
ブラピの出番が序盤とラストだけという、奇抜な映画。予告編を見た限り、ブラビは助っ人ポジションかと思ったが、まさかの早期退場、一瞬復帰というサプライズ。アクションはほとんどブラビ担当で、あとはアドベンチャー要素だ。ブラビ目当てだと、肩透かしくらいかも。まあ、劇中でトップクラスに超人なのだけど。

ブラビに支払うギャラが足りなかったのかと思った。実質的に本格的な戦闘シーンはブラビ

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3分で読める映画「アルピニスト」登山ではなく断崖絶壁の岩を登る天才

3分で読める映画「アルピニスト」登山ではなく断崖絶壁の岩を登る天才

山でも断崖絶壁山ではなく、岩を登る天才、マーク。娯楽として、クライマーに有名な岩を登るのは鳥肌が立った。まるで、わたしがゲームや読書するような感覚だろうか?傾斜が90度の岩で、手だけで登っていく。他のクライマーはヘルメットをつけているのに、マークはつけていない。それは天才だからというよりも、人間を超越した存在に思えた。

本作を鑑賞する前は、登山するイメージだったが、明らかに岩や氷壁を登っている。

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3分で読めるアニメ映画「神々の山嶺」感想 山と生き甲斐とエベレストと

3分で読めるアニメ映画「神々の山嶺」感想 山と生き甲斐とエベレストと

そこに山があるドラマや小説などで見たり聞いたりしたことがある言葉。本作を観ると、それがよく分かる。山があるからこそ、人は登る。分からない人には分からない。私も分からないが、登るからこそ、感じることもできるのだろう。全編にわたり、山とは何かを訴えてくる、そんな映画である。

深町と羽生の何か言葉で表せない関係が印象に残る。カメラマンと登山家。エベレストを舞台に二人の生き様が交差する。山は怖いのだが、

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1分で読める映画「GのレコンギスタⅣ」戦闘描写がよい

1分で読める映画「GのレコンギスタⅣ」戦闘描写がよい

醍醐味は戦闘シーンモビルスーツやもどきの戦闘作画がよい。さすがの富野監督である。特にラストのベルリとマスクの一騎打ちは最高だっだ。こういうのでいいんだよ。最近のガンダムアニメはカッコつけすぎておしゃれになりすぎだ。

きちんと発進シーンをきちんと描いていてくれて最高だっだ。モビルスーツに乗って、「〜行きます!」というのは子供の頃にガンプラを使って再現していた。折角の注目シーンなのだから、他のガンプ

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3分で読める「バッドマン」感想 MCUとDCへの深い愛

3分で読める「バッドマン」感想 MCUとDCへの深い愛

コミカルとシリアスなヒーローとにかく、ヒーローへの愛が深い。売れない役者がバッドマンという劇中劇に参加して物語が始まる。記憶喪失になり、自分を本物のヒーローと思い込むのが良い。生半可なヒーローでは、MCUやDCに勝てないからこその映画で目新しい作品だと思う。

アクションシーンはかなりしっかりしていて、バットマンのようなヒーローに見える。まあ、まんまバットマンで、内蔵された武器、バットモービルまで

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3分で読める「トップガン・マーヴェリック」映画感想

3分で読める「トップガン・マーヴェリック」映画感想

トム・クルーズ

年齢を経ても、トム・クルーズはカッコいい。さらに魅力的にすらなっている。荒々しさがなくなり、渋みが増している。

バイクと戦闘機の映像が見事。臨場感があり、さすがの一言。特に戦闘機はカメラがブレなく、まるで目の前で操縦しているようだった。

物語上で昔の仲間、前作の面々と再開するのが最高。アイスのシーンは前作を知らなくても感動する。なんとも言えない空気感がよい。

トムの教え子

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映画「ボイリング・ポイント/沸騰」 高級レストランの裏側

映画「ボイリング・ポイント/沸騰」 高級レストランの裏側

 レストランの裏側。日本だと、「王様のレストラン」が代表作だ。しかし、本作は何も良いことは起こらない。常に厨房とフロアで問題が生じ、言い争いしかなく、爽快感はまったくない。観ていて非常にしんどい映画である。
 本作は、レストランでの、ストレス、人間関係、お金、家族などの問題の中での、従業員の葛藤が見て取れる。事態が好転することなく、ただ悪くなる一方で物語は終わる。