Soy
詩たち。
わたしにまかせてと主のようなみ声がひびくわたしは尊さを垂れ下がる葉桜の枝に見るわたしは海と空をなだめては抱くからと告げるおさなことばで 霧へとかえる オジロツバ…
赤い列車の その車内 真向かいに 乳鉢色のその肌の 右膝だけが赤錆びた 少女が筆を走らせて 世界の秘密を暴いている ポニーテールの黒髪を ゆらゆらと遊ばせ 僕もひとり指…
この惑星が泣いている 嘘じゃなく 全身が痛くて 身動きもつらいのに 手の大きかったヒトのメロディーで 詩人の眠る丘へ レクイエムを弾く 惑星のしずく その軌跡 流れ…
来るがいい世界よ このわたしの義歯は 貴様の惨めな骨を 幾億もの欠片にし このわたしの髄液へと ーーまるであの”誰かの海”に 日毎に投げ捨てられる同志たちへの たむけ…
表参道はウツロゲな人の群れを戻し 明治神宮前カラーフイルムを巻く それどころじゃないね とボヤき それどこかできいたね を横目に そんなもんは知らん と捨て歩く そん…
2022年5月15日 01:01
2022年5月7日 18:36
2022年4月29日 11:25
2022年4月19日 13:24
2022年4月11日 19:07
わたしにまかせてと主のようなみ声がひびくわたしは尊さを垂れ下がる葉桜の枝に見るわたしは海と空をなだめては抱くからと告げるおさなことばで 霧へとかえる オジロツバメガおまえに単なるコピーと薄ら嘲りを向けるおまえは遠くから垂れ下がる蜘蛛の糸つつくおまえは食う寝る場所にも困り欲をかくおさなことばで 罠へとかける オジロツバメガ
2022年4月5日 23:48
2022年4月4日 22:49
2022年4月2日 12:37
2022年4月1日 19:24
2022年3月30日 22:50
赤い列車のその車内真向かいに乳鉢色のその肌の右膝だけが赤錆びた少女が筆を走らせて世界の秘密を暴いているポニーテールの黒髪をゆらゆらと遊ばせ僕もひとり指を遊ばせ聴こえてくるあの“レティクルの音色”を抑えつつ少女の秘密を書き留める指が疲れる程にしばらく揺られやがて待合する駅で白髪の男が少女の隣に座る彼は口を笑わせておびただしい数の金銀の歯から乱反射するギラつ
2022年3月29日 23:29
2022年3月28日 20:01
2022年3月27日 14:14
この惑星が泣いている 嘘じゃなく全身が痛くて 身動きもつらいのに手の大きかったヒトのメロディーで詩人の眠る丘へ レクイエムを弾く惑星のしずく その軌跡 流れ国を越えて 水に混ざり込むそんなサイクル すべてが愛おしくこんな変な時間だけ ただ過ぎてく今夜 変な時間だけ ただ過ぎてくこんなこと考えてもムダだとこんなこと言うヤツは変だと・・・そう思われるのはワカッテイルヨでももう抑
2022年3月26日 23:18
2022年3月25日 22:35
来るがいい世界よこのわたしの義歯は貴様の惨めな骨を幾億もの欠片にしこのわたしの髄液へとーーまるであの”誰かの海”に日毎に投げ捨てられる同志たちへのたむけの代わりにしてやろうすっかりと流し込んでやろうそれでもさしちがえる事なく終えるのであれば来るといい世界よ容赦なくわたしの肉を遣うがいいお前はもう独りであの戸口をあけられるのだからな
2022年3月24日 01:33
表参道はウツロゲな人の群れを戻し明治神宮前カラーフイルムを巻くそれどころじゃないねとボヤきそれどこかできいたねを横目にそんなもんは知らんと捨て歩くそんなヤツの姿もウツロゲで裏道の先の待ちぼうけした時間でノド癒す笑い飛ばされた箱庭にはクチナシの花が咲きこれどこにもないねとウツロゲでこれどこかで見たねを捨て歩くこんなもんわからんと向き合うそんなヤツの姿はここ