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#日々のこと
この場所から、いつだって思い出せる
8月の終わりに、2人の訃報が届いた。ここで宿を始めるにあたって、そしてここで宿を始めてから、大変お世話になった人生の先輩たち。死は誰にでも訪れるものだし、年齢だったり病気だったりでそこまで長くはないんだろうな、と知らされていたにもかかわらず、もうお会いすることがないんだと思うと、ぼーっとしてしまう。
近所のおばあちゃん
おばあちゃんは開業前からとても気にかけてくれた。電気もガスもまだ通って
繁忙期も心地よく過ごしてほしいけれど...
8月はお盆、その前後も含めてゲストリストがみっちり埋まる日々でした。暑さでただでさえ体力を奪われているなか、健康に乗り切ってくれたスタッフに感謝。行きたいところはきっとたくさんあるだろうなかで、1166バックパッカーズを思い出し、早々に予約をとってくださった旅人たちに感謝。この夏はこれなくとも、SNSなどで近況をチェックしてくれている旅人たちに感謝。
閑散期の宿泊がラッキーで、繁忙期の宿泊がツ
ドイツから53歳と18歳の父息子旅
お父さんにとっては2度目の日本、息子にとっては初めての日本。「どうして今回は旅に?」と尋ねると、「funny story なんだけれどもね…」と話してくれた。どうやら、もう一人の息子(お兄ちゃん)が少し前に日本に留学していて、本当はその際に訪ねようと航空券を手配していたのに、諸事情でこれなくて。そうこうしているうちにお兄ちゃんはドイツに戻ってきたんだけれど、やっぱり行きたい!ってなって、弟と一緒
もっとみる海外からのゲストにとっての長野
昨夜はサウジアラビア2名、イスラエル、オーストラリア、イギリスから各1名、そして長野、静岡、香川、岩手から一人旅の面々が集まった夜。
イスラエルちゃんから見た長野市
サウジアラビア、イスラエルからの旅人3人が口をそろえて言ったのが、「長野市は歩きやすい!」と。なかでも、イスラエルからの女の子は2ヶ月の日本滞在で多くの都市を歩いている。「兵役と大学の間のギャップイヤーで、イスラエルの若い人は
旅先のおせっかいなお母ちゃんでいたい
「どんなとき、楽しいな〜って思う?」という何気ない話をスタッフとしていたとき、私は「人が家に来てくれると楽しいなー」と答えたところ、ちょっと驚かれた。そう、私は自宅に友だちがご飯食べにきてくれたり、泊まりに来てくれたりすると嬉しい(ずっと、になるとつかれるんだろうけれども)。
ゲストハウスは旅先の家
そういう性格なので、ゲストハウスの運営は楽しんでやれているのかもしれない。あまり大きなパー
自分の知らない世界とのつながりかた
昨年、オンライン登壇で大学の授業に出たとき、学生さんたちの多くがゲストハウス未経験だった。コロナ禍ど真ん中の学生生活だし、それは仕方がない。でも「学校の友だち、または親」というような限られた世界で自分の居場所を探さなくとも、世界はもっと広くって、どこかに自分にとってすっきりとくる居場所が存在している、そんな事実を知っているだけで生きやすくなるのになぁ、なんて思った。知らない世界があることを知るた
もっとみる苦手なゲストはいないが、苦手な空気はある
昨夜、お泊まりのお客さんに「苦手なゲストが泊まりにくることないですか?」と聞かれた。この質問、これまでにも何度かうけたことがある。13年ゲストハウスを運営していると、お客さんに対して「困った…」と思ったことはこれまでにある。一部は先日、noteで書いた。
ただ、「苦手なゲスト」というわけでもない。もしかすると、私は「苦手な人」というのはそんなに存在しないのかもしれない。ただ、相手がどうこうで
顧客にとってどんないいことがあるか
今日、ある事業に関わっているかたから、その事業内容を聞く中で、「事業者としてやりたいことがいろいろあるのは素敵〜。それとは別に顧客の立場になったときにそのサービスを受けることでどんないいことがあるんだろう」と質問した。
自分をより良い状態にするためにお金を払う
消費者の立場として、今、私がほしいものを考えたとき、例えば自宅のキッチンの窓にサイズの合う網戸がほしい。虫の心配をしないで窓が開け
スーパーのお弁当も美味しいよ、という隙間
「夕食、何食べるんですか? 明日何するんですか」って聞かないで
私が初めて、宿泊を伴うひとり旅をしたのは、二十歳くらいの頃だったと思う。実家のある関西を起点に広島、宮島、福岡、熊本、長崎の離島、島根を回って戻ってきた。旅先の宿で「今日はどこに行ってきたんですか? 晩ご飯は何が食べたいですか? 明日は何をしますか?」と矢継ぎ早に聞かれ、(あぁ、どこかに行かないといけないんだ。何か食べに出かけない