泣きたい夜は満月

泣きたい夜は満月

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お帰りファインダー越しの景色

気づけばまた何回目かの春がきて、 カメラを握って写真を撮り始めてから5年が経った。 写真を通じて沢山の記憶や思いや言葉に気づいた。 正解に思い出せなくても、曖昧な過去も、 部分的になってしまった記憶も、全部全部 写真を通じれば嫌なことさえも蘇ってくる。 美しいものだけじゃなくていい、 ありのままのそのときを写せば見返したときに まだあの当時の気持ちを感じるな とか逆にもう 思い出として心に留められているな とか 今の自分と過去のことをその都度向き合える気がする。 思い

    • 言葉にするということ

      朝、おはよう 昼、今日はこれ食べてる 夜、バイト終わったー 言葉にしなくても生活はできる。 だけれども、言葉にしたりしてくれたら嬉しい。 これから飲み会なんだ 今2件目にきたところ  アイコン変えたね ○○(私)の話聞くの好きだよ  本当に料理上手だね手料理いつか食べてみたい  今何時か伝えてくれるくらいのことから 四葉のクローバーをみつけたときのようなことまで、 伝えたいと思えることもまた嬉しい。 ・ ・ ・ 私は私のことが信用できなくて沢山自分のことを責めて

      • 下北沢、前撮り

        前撮りをしてきた スタジオ撮りを断固拒否で、知らない人も嫌で、 高2の頃からの知り合いに頼んで撮ってもらった。 私とそのカメラマンは下北というカルチャーが好きだ。 バンド、食、古着、たくさんの刺激がそこにある。 初めて会ったときに撮った下北の踏切で、同じ画角で、 電車が交差する瞬間を振袖を身に纏ってとった。 何度も2人で訪れた来慣れた街なはずなのに、 久しぶりだったからかわからないけれど何故だか 新鮮でトキメキが止まらなかった。 親の思う前撮りと私の想いの前撮りは別物で

        • なかったこと

          街の上でという映画を観た。 イハが過去に付き合った人を地質1人だねって青に 話しているシーンと最後のお披露目会での田辺が町子に 存在の否定じゃんか、なかったことにしたんですねって 怒っているシーンがとても心にくるものがあった。 青は卒制映画のキャストとして呼ばれたのに 演技がぎこちなくて結局カットされてしまうのだけど、 イハの元彼は3人なのに地質1人なのも誰かの中で なかったことにされた存在って言葉には表せない寂しさがその人にある気がした。というか、ある。 私は過去に9ヶ

        お帰りファインダー越しの景色

          同じ星の人

          恋愛のトラウマは中々消えないようで、 慎重に行くのに疲れたり遊んでみて性に合わなかったり どう構えるのが正解かわからず悩まされる。 傷ついて疲れて自分の中の優しいのハードルが非常に 下がっていることに気がついた。改めて私にとっての 優しいとは何かと考えたとき、思いやりがあって寄り添ってくれる言動行動 だった。世の中のデフォと化してる生きてるだけで偉い なんて言われた日には絶叫したくなる、そのくらい私は心が弱い。 そんな失恋ソングが心地いい日々に終止符の予感。 数ある言葉

          同じ星の人

          生きるということ

          毎朝満員電車に押し込まれて通学。 変わらない通学路、変わらないクラス、変われない自分 いつからか通うのがしんどくなっていた。 友達はいるし好きな授業だってある、けれども。 楽しい日の次の日が1番最悪な日なのは知っている、 そんなことは知っていてそれが毎日続くようなそんな感覚。 本に囲まれてお昼寝したいのに、 友達と数駅分散歩したいのに、 人の会話がサイレンのように耳に響いて 気がつけば自分の呼吸が浅くなっていく。 忙しいのも幸せじゃあないし。 5連勤後も1日おきにバ

          生きるということ

          あの頃のラブソング

          中学生の頃聴いてたバンドや歌手は大抵今も聴いてて 電車に揺られながら100曲近く入れてるプレイリストを再生するとふと懐かしさを感じる曲がたまに流れてくる。 なんでもないやを聞くと林間学校での瞬間を思い出す 東京victoryを聞くとジンベイを着てテレビで ちびまる子ちゃんを見ていた風が涼しい夏を思い出す 君がくれた夏を聞くとGATSBYじゃ拭き取れないベタつきを 感じながら電車で揺られて寝た野球時代を思い出す あなたに恋をして見ましたを聞くと共働きでいつも家に 1人でいた友

          あの頃のラブソング

          小説の「」は重要じゃない

          本がすきだ。 自分じゃない他人の世界に入り込める、 その人の人生を知ることがみることができる。 ときには自分の感情と重ねて共感してみたりもする。 こんなにも仕草や感覚を言葉にする事が美しくて 自分の記憶がどれだけ儚いのかが文字にするかしないかで 変わるものなのかと改めて感じる。 私が本を読む度に感じてた違和感について話す。 今や、SNSの本文に人気ロックバンドの歌詞や ベストセラー入りした本の「」の台詞が書かれる時代だが なんて言うか、それってなんかなんとなく当てはまるな

          小説の「」は重要じゃない

          拝啓、おはような貴方

          こんなにもすきにさせてくれて、ありがとう。 貴方が煙草を吸うその姿は本当は信じられなかったけど なんでか受け入れてしまったし私たちが買った花火を 知らんギャル達と勝手にやっちゃっても怒らなかったのは 人混みが苦手な私に人が多すぎてうける、って 少しでも楽になるように声をかけてくれり 家の距離が徒歩で30分越えなのにも関わらず、 当たり前のように毎度家まで送ってくれる貴方の 優しさに温かさを感じ、今も尚温かいからなのです。 なんてメッセージを送ればいいかわからず会いたいのに

          拝啓、おはような貴方

          茶髪とほくろ

          生まれつきである栗色の髪。 長さが出れば出るほど色も薄くなる。 生まれつき背中のど真ん中にあった直径3cmのほくろ、 顔や腕に不規則にいるしみ、そばかす。 私にとってこれらはコンプレックスだった。 初対面の人には必ずと言っていいほど、髪染めてる?や 地毛でこんな茶色くていいな、遺伝なの?だったり 返しずらい話題作りのための言葉が降りかかってくる。色が羨ましいだけで私という存在はどうだっていい。 そんなふうに感じる日々だった。 だから、初めて会ったときに自分の色素について

          茶髪とほくろ

          すきと幸せと恋

          すきじゃなくても幸せになる方法。 その1 満足行くまで食べる 人は承認欲求が満たされない場合食で満たそうとする 傾向があり、たらふく食べればなんとなく幸せ。 その2 異性にチヤホヤしれる 不特定多数の人に褒めらて悪い気になる人はいないはず。 その3 笑う 漫才やYouTubeを観ながらでも人と過ごす中でも 笑う事が1番幸せホルモンセラトニンが分泌される。 さて、貴方は今隣にいるパートナーあるいは想いを寄せている その人の何処がすきでしょうか。 この問いに対してす

          すきと幸せと恋

          我慢マン

          みなさんが我慢をする瞬間はどんなときでしょうか。 私は時間が解決してくれそうなときです。 それが1年後であろうと 1時間半であろうと変わりません。 そんなことをしてるから気づけば深傷を負ってたり、 それが内面的か外面的かは想像にお任せします。 人を信じたくても信じられません。これも我慢です。 だって、突然裏切られたとき 自分だけ悲しい思いしたくないじゃないですか。 まあリーズナブルなミステリー小説を ケツから読むそんな感覚ですね、たぶん。 そんなんでいいんです。今日じ

          我慢マン

          休日

          朝、いつもよりも30分遅く起きた。 野菜モリモリの朝ごはんを平らげて三杯分の珈琲を淹れる。 母が仕事に行くのを見送り、もう一眠り。 床清掃の機械音で飛び起き、病院に用を済ませに行く。 相変わらず暑いけれど秋風がカラッとしていて 自転車で出掛けるには丁度いい。 お昼ご飯は近所のお気に入りのパン屋さん。 クリームチーズカレーパンと丸くないこし餡パンを マストで買う私のルーティン。ここで珈琲三杯目を飲み切る。 美味しいものとぐーだらするのって最高に幸せだけど 掛け合わせたら本

          休日

          恋占い

          諦められなさすぎて占いに初めて行った。 正直な所、また一緒に過ごせる未来を期待をして そして諦める理屈を見つける為に足を運んだ。 結果は 距離は近いので付き合おうと思えば 付き合えるけれど、貴方から終わる 彼は困難を乗り越えられないタイプで平気で 人を裏切るし嘘をつきます とのこと。 確かに嘘は何個もついてた(バレバレ) 付き合えても次第に私の愛想をつくらしい。 確かに傷つくくらいなら身を引くタイプなので ありそうやな〜と頷きながら聴いていた。 友達に相談してる

          恋占い

          離恋

          トキメキはもう、いらないのかもしれない。 夏だったからRADの歌詞にもあるようにそれはきっと キラキラしていて魔法のようなそんな時期だった。 夏が明けてもしばらく離れられなくてこの恋が 今までで1番だった、なんて思ってたし正直なところ 諦められなかったけれどその感情が薄れ始めてきて なんとなく「離恋」しようと思った。 旅行から帰宅したらあの夜、もうこの後はないんだろうなと思ったあの勘は当たっていたしそしてその彼女ともすぐ別れるだろうなという勘も見事に当たった。悪いけど誰

          離恋

          寝て起きたら美味しい珈琲が飲みたいです。

          寝て起きたら美味しい珈琲が飲みたいです。