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同じ星の人

恋愛のトラウマは中々消えないようで、
慎重に行くのに疲れたり遊んでみて性に合わなかったり
どう構えるのが正解かわからず悩まされる。

傷ついて疲れて自分の中の優しいのハードルが非常に
下がっていることに気がついた。改めて私にとっての
優しいとは何かと考えたとき、思いやりがあって寄り添ってくれる言動行動 だった。世の中のデフォと化してる生きてるだけで偉い なんて言われた日には絶叫したくなる、そのくらい私は心が弱い。

そんな失恋ソングが心地いい日々に終止符の予感。

数ある言葉の選択肢の中から丁寧で優しくて
温かい言葉を選んだ彼は同じ星の人な気がした。

ロン毛、アメカジの服、煙草。好きな雰囲気だった、
また傷ついてもいいなんて覚悟できるくらい。
そんな見た目と裏腹に子供が好きで真面目で
教員課程を履修しているギャップがたまらない。

朝、少し早く起きれただけで褒められる世界。
電話大嫌いな私が自分からかけるくらいです。
おはようとおやすみが言える毎日、なんだこれは!

きっと、すきとか会いたいとか可愛いとかなんかより
ずっとずっと大事で幸せなことなんだと思う。
バイト終わったもおつかれも今日の出来事もなんて
たわいもない会話が温かくて心地いい。

春休みどっか出かけない〜?って聞かれたとき、
なんだか自分と同じ星の人の匂いがした。
飲みじゃなくて、ちゃんとデートのお誘い。
お互い美術館とかカフェの内装とか見るのが好きなので
ふらっとお散歩しながらがいいねなんて話もして。

今度こそは自分が自分を好きでいられるのかもしれない

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