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浅香唯さんと僕たちの物語。

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「浅香唯」さんと、文字を打つと僕のテンションが上がります。僕たちの生活に、浅香唯。
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2021年3月の記事一覧

傘を持ったが雨は降らず。

傘を持ったが雨は降らず。

午後から雨が降ると天気予報で言っていたので傘を持って歩いていた。けれど、夜になっても雨は降らなかった。
歩道橋を歩きながら、少しだけ腹を立てて、寂しくなっている。

そんな僕の横で彼は、
「怒りっぽい人というのは、自分をどこかで賢いと思っている」
と言った。
つまり、見下している相手に対し、こちらの思うようにコントロールできていないことに、腹を立てているのだという。

「だから、怒りはコントロール

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ただ愛してほしい。

ただ愛してほしい。

「あいつ自分が偉いと思ってんじゃない?」
と、言われていた。
陰で。
ということで、正夫は次の日から、よくお辞儀をするように心掛けた。

「なんか、へこへこしてて、ムカつく」
と、言われた。
陰で。
ということで、正夫はお辞儀を辞めて、笑顔で過ごすよう心掛けた。

「スゲー嘘くさいんだよなあの笑顔」
と、言われてた。
陰で。
正夫は無表情になった。

無表情で、直立で歩き、愛想もなくなった。

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あとは素直になればいい。

あとは素直になればいい。

「どうして辞めちゃったんですか?」
「いや、辞めてはいないよ。ただ、」
「ただ?」
「やり方が変わっただけさ」

かつて、作詞家だった彼は、僕の曲にもいくつも作品を提供してくれた。ライブハウスや、路上で歌ったり、僕の活動は特に盛り上がったものではなかったけれど、彼の書いてくれた詞を、僕は何度も歌いながら、励まされていることに気づいた。

「また、書いてほしくて」
と、僕が言うと、
「いや、自分で書

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