マガジンのカバー画像

推しの皺をのばす

17
推しに抱いた感情を丁寧に皺のばしして、解釈したものを残していきます。
運営しているクリエイター

#ヲタク

長峰柊磨を演じた松村北斗氏に伝えたいこと

長峰柊磨を演じた松村北斗氏に伝えたいこと

先週末のTwitterのTLは見ていて、なかなかの気分の悪さだった。
Twitterの検索窓に「SixTONES」と入力すると、候補として後ろに続くワードは「下手」「批判」。

おいおい、なんだこれ?
リアルタイムに状況をキャッチしていなかった私はよくわからなかった。

全貌を把握してから思った。この感じ、既視感ある。
ちょっと前の月曜日22:00~火曜日12:00くらいまでの光景と同じだ。
一つ

もっとみる
“初恋の概念”を演じる松村北斗

“初恋の概念”を演じる松村北斗

11月に入り、“俳優 松村北斗”ラッシュが起こり、すでに供給過多でパンクしそうなので文字に起こしていこうと思う。本日『きのう何食べた?』を観て、稔さんと田渕くんのギャップに思考がぐちゃぐちゃである。

今日は“俳優 松村北斗”が絶賛好演中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』、雉真稔役の松村北斗について語りたい。特に第1週「1925-1939」で演じた稔さんに注目したい。(ネタバレを含むのでご注

もっとみる
“俳優 松村北斗”の姿

“俳優 松村北斗”の姿

2021.9.8(水)、映画『ライアー×ライアー』のDVDが発売された。

直前まで購入するか否か悩んでいたが、気付いたら結局購入していた。というのも、同時期に公開された中村倫也出演作『ファーストラヴ』のDVDを買っていないのに、何故松村北斗のDVDを買うのか?倫也さんヲタと北斗くんヲタをバランス良く両立したい私としては二人の間に挟まれて大きな葛藤だった(結局私は『ファーストラヴ』も買うに違いない

もっとみる
中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.3

中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.3



この記事を書こうと思っては消して、書こうと思っては消してを繰り返していた毎日の中で、ある日の朝、顧客先へのアポイントに向かうために出かける準備をしていた私の耳こんな言葉たちが入ってきた。

「アスリートはもうそういう思考になってるんです!どんなに厳しい状況でも、プレッシャーがかかる状況でも、ポジティブに前向きに取り組めるんです!」

ほー。どんなに厳しい状況でもか。すごいなぁ。

「そうでない

もっとみる
推しの炎上は非行少年の更生みたいなもの

推しの炎上は非行少年の更生みたいなもの



芥川賞受賞から時間が経っても、ランキング上位にランクインしている『推し、燃ゆ』。この物語は推しが炎上することから始まる。小説の題材になるくらいだ。推しが炎上するということは世の中的にはわりと日常の中で起こっていることなのかもしれない。

私は過去さまざまなジャンルの推しを推してきたが、炎上を目の当たりにしたり、その渦に呑み込まれる経験があまりなかった。熱愛報道関連はよく出くわしたが、発言や行動

もっとみる
中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.2

中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.2



大学生の時、文系学生の就職先なんて営業しかないと思っていた。全国転勤可、総合職という名の=営業職を拒んでいたら、大手企業にはどこにも就職できないくらいだったと思う。結局全然営業職志望ではなかったが、今は営業として働き続けている。

実際の営業職の仕事は10%の楽しさと喜び、90%の辛さと苦しさ、くらいの仕事だと体感している。仕事というのはそういうものかもしれない。その90%の辛さと苦しさの中に

もっとみる
中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.1

中村倫也さん、ちょっと私と飲み行きません?Vol.1



あれはいつだったか、何の時だったか、記憶があまり定かではない。休みの日の昼下がりだったような気がする。

「1人の女性に6回告白した」

BGMがわりにつけていたテレビから聴こえたこの言葉に化粧水を塗りながらぼーっとしていた私はその音を目で追った。

なに?誰が?

テレビ画面を見ると、くりっとした目で颯爽と話す男の人が映っていた。

「情熱的!6回振られたってことでしょ?いつの話?」
「高校

もっとみる
「推しの皺をのばす」開始。

「推しの皺をのばす」開始。

先日、芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』を読んだ感想をアップした。

ここに書いた通り、私はこれまで推しに対して解釈をしていたことにこの小説を読んで気付いた。推しへの解釈が自分の内面の投影だったのかもしれないとか、好きな姿に勝手に解釈して作り出していたのかもしれないとか、そんな不安にも気付かされたけど、でも気付いたならもうとことん解釈してやろう、と思った。
そこで新しいマガジンをスタートすることにした。そ

もっとみる