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採用で推しが落ちることについてのポエム
人事採用をするといくつもの深い闇を経験する。
・自分が最高評価をつけて通過させた人物が落ちる
・内定後のオファー面談で「よろしくお願いします!」とまで言った人が来ない
・募集時と自社の状況が変わってしまい、普段なら通過したはずの人をさせられない
・意欲や志望動機が最高点なのに通せないことがあるのはつらい
なんというか、選考する側もものすごく不確定要素が多いのが人事採用である。何が難しいかというと
CrowdStrikeでもっと普及してほしいEDRとエンドポイントセキュリティの理解
CrowdStrikeがEDRというものでマルウェアからPCを守るらしいことは知られているが、まだまだEDRのことは理解されていない。
それどころか、セキュリティエンジニアの発信が非常に少ない。僕からすればEDRは情シスの担当範囲ではなくサイバーセキュリティ専門部署が扱うべき製品だ。しかし、そんなものは多くの日本企業にはない。それどころか、EDRすら一部の大企業のみ買える高級品だ。
これでは正しく
採用面接を5分で通過させたい人がどういう人かという話
面接に慣れている人なら、明らかにいい人に対して合格の判断をするのは5分あれば十分である。5分といえば自己紹介と少しの会話をした程度の時間である。希望者が殺到するコンサルティングファームならデフォルトが5分の面接ということもあるかもしれないが、一般的には20-30分くらいの時間が必要だ。面接官はわずかな時間で膨大な情報を読み取っている。僕は面接官としては駆け出しであるが、5分で何が起きているのかを書
もっとみる手を挙げてリーダーになりたいマインドで仕事をやり続けて長年空回ったおかげで高い回転数の仕事ができている気がする話
最初にIT業界に来たときに、創立数年の4次請けの会社。役職がほしくて手を挙げた。平均年齢も20代のめちゃくちゃ若い会社だったので、若いままガンガン役職がもらえる。でも僕は役職試験に落ちた。そして仕事をやめた。この数行が僕の人生そのものである。誰かに認められることもなく、試験で受かることもなく、勝負所で負けるパッとしない感じ。
転職してインフラエンジニアになってからも、リーダーになりたかった。採用
創作大賞2024応募作 銀色の指輪
あらすじ
アンバランスに背伸びした中学生の恋愛。中学生の上村祐子と楢橋慎也が初めての恋をする物語。二人は付き合うことになるが、受験勉強や部活動の忙しさから、小さなすれ違いを重ねて疎遠になっていく。ある日、慎也が祐子に渡した誕生日プレゼント。その真意に気づかないまま祐子の心は離れていく。届かない気持ちと噛み合わない思いやり。この物語は、十代の恋愛ならではの複雑さや感情の微妙な変化を描いています。
なぜ傷つく前の新卒を守るために他部署と衝突する必要があったのかという話
大声でケンカした。震えながら強い主張をした。他部署とか自分より偉い人が相手とか、そういう発言が自分にとって何らかの悪影響を及ぼす可能性とかは考えなかった。
僕は、「問題が起きる前」に問題を回避することに全力を尽くす。今回はうちの新卒の尊厳が踏みにじられる可能性があった。
今回はこの顛末と、僕が目指すマネジメントの話を書く。また、愛する製品について譲れない事情もあった。
発端は新卒に作らせた勉強会
他人は変えられないと大嘘こいたやつがいる
「他人は変えられません。変えられるのは自分です」
はるか昔から唯一不変の定石であるかのように、こういったことは常に誰かが言っている。僕はこの言葉が大嫌いだ。他人の可能性を諦めているような気がして腑に落ちない。
発言者に「それはあなたに影響力がないだけじゃないんですか」とでも言いたくなるが、こうしてnoteに書いて留飲を下げることにする。
他人を変えられない説を推す人だって、何かに影響を受けて生
Oktaの顧客サポートシステムの全ユーザーの情報が盗まれたらしい話
微妙なセキュリティインシデントがちょいちょい起こるOkta。企業としては立派だしセキュリティインシデントが起きてしまうこと自体は別になんとも思わないけど、だいぶ引っかかる点があるので自分用の備忘録も兼ねて文字に残しておく。
まずは直近のインシデントの一次情報から紹介する。9/20のブログである。
ここからは「Oktaのサポートケース管理システム」に侵入されたことがわかる。サポート問い合わせのた
大先輩にお金に困らない方法を聞いたら技術記事を書くことになった話
佐野さんと宮原さんと登壇した後に、一緒に飲みに行きたいという話になった。登壇したときに佐野さんは「お金に困ったことはない」と言っていたので、どうやったらお金に困らない生き方ができるのか聞いてみようと思った。そしてそれを聞いてしまった男の末路の書いていく。
二人の巨大な神佐野さんはインフラエンジニアにとって神のような存在であるが、インフラエンジニア以外もここを読むことがあるかもしれないので少し何者
生活費がなくて倉庫で日雇いバイトもした話
2017年。34歳。僕は生きていくお金に不自由して日雇いのバイトをした。当時の収入は400万ちょっと。生きるだけならどうにかなるが、無理して買ったマンションのローンを払いながら家族の病気などをケアするにはお金が全く足りなかった。
その当時のことを書こうと思う。
会社はどうしたのか僕は仕事では絶好調だった。技術を身につけて顧客からの評価も高く、インフラエンジニアとして確かな手ごたえを感じていた。
誰も見ることのないアウトプットをどうするかという話
エンジニアにとってアウトプットは大事である。自分のためにも他者のためにも有益な情報はどんどん外に出していった方がいい。情報を出す者には情報が集まるし、よい人間関係やよい評価をもらうこともできる。
が、労力をかけてアウトプットしたものも、段々周りの反応は薄くなる。社内でせっせと技術発信しても社内ブログに技術記事を寄稿しても、ほとんど無反応になる。Twitterでの発信も同じだ。タイムラインは代謝し
誰も説明できないNWセキュリティのSASEを解き明かすことを試みた
境界型セキュリティの神話が崩壊したのちも、NWセキュリティは進化を続けている。その完成形の一つらしいものがSASEである。CASBとかが少し流行った時代もあったが、最終形はSASEなのだ。しかし、このSASEは何を読んでもいまひとつ理解できない。僕がNWに明るくないせいもあるが(得意分野がサーバのため)、概念が大きすぎるのである。ゼロトラストがそれを構成する技術範囲が膨大で一言で説明できないのと似
もっとみるインフラエンジニアが住宅性能にこだわった家を建てるならどうするか妄想してみた
最近注文住宅についての記事を読む機会が多く、僕も自分の欲望を書いてみたくなった。
なんせ、みんな機能要件ばかり。使いやすいだのオシャレだの便利だの、Web系のキラキラエンジニアかよ!非機能要件はどこに行ったんだよ!という謎の叫びが心の奥底からふつふつと湧いてきたのである。
非機能要件はメンテナンスのしやすさや、住宅性能などのことである。たとえば壊れやすいものやクレームになりやすい部品は使わずに安
ビルゲイツがインターネットを否定したのはなぜか
ビルゲイツはインターネットがここまで普及するとは思っていなかった。だからこそ、「Microsoft Network」というWindows からのみ繋がるネットワークを作ろうとした。
あれだけ冴えわたっていた全盛期のビルゲイツですら趨勢を読み違えるというのは意外性のある話かもしれない。しかし、実は意外でもなく、新しい時代を読み間違えることはよくあることではないのだろうか。最近ではMicrosoft