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ビルゲイツがインターネットを否定したのはなぜか

ビルゲイツはインターネットがここまで普及するとは思っていなかった。だからこそ、「Microsoft Network」というWindows からのみ繋がるネットワークを作ろうとした。

あれだけ冴えわたっていた全盛期のビルゲイツですら趨勢を読み違えるというのは意外性のある話かもしれない。しかし、実は意外でもなく、新しい時代を読み間違えることはよくあることではないのだろうか。最近ではMicrosoftはAWS登場時にはクラウド基盤なんかが流行るはずがないと静観していたことが、AWSの独走を許す決定打になってしまった。またしても読み違えたのである。

なぜ人は読み間違えるのか。我々の世界でも「こんな技術は流行るはずがない。使うべきではない」と言われるものは常にある。実際に廃れて消えていくものもあるし、そうでないものもある。

今だと、メタバースの開発が失敗したことを「それ見たことか」と思う人もいるだろう。巨額の投資をしても失敗するときはする。アメリカのビッグテック企業たちがレイオフしてることも、何か大きな失敗をしているように見える。
しかし、実は何度も失敗を積み重ねることで、誰にも思いつかないような革新的なアウトプットが生まれたりする。新しいものを生み出す過程で失敗は避けて通れないものだ。むしろ、日本企業が大きな失敗をあまりしないことはリスクであると考えた方がいいかもしれない。

将来アメリカ発のメタバースが世界を変えたときには、先見の明だったと経済誌は手の平を返すのだろう。

エンジニアも、新しい技術をとにかく否定するタイプの人はいる。
業務で使い物にならないとか、難しすぎてダメだとか、理解ができないとか、とにかくネガティブな感想を言う人は多い。

僕も使い物にならない技術で遊ぶのが好きなので理解されないことはある。
(まあ、使い物にならない技術を業務に採用してはいけないのは事実だから、そこをはき違えるべきではないとも思うけど)

僕は新しい未来にドキドキして生きていたいので、新しい技術を否定するおじさんにはならないようにしようと思っている。それと同時に、いくつになっても新しい挑戦をしていきたいと思う。

そしてビルゲイツや偉大な経営者ですら読み間違える未来なのだから、凡人の僕は挑戦する人を否定しないように生きていくことにする。

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