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まわりの人(8)その後
叔母との関わりを通して家族について考えたことを書いていた時期から数ヶ月が経った。その間、世界中で大混乱の日々が続き、自分も含め人は明日をどう生きるかといった未来の不安を感じていた。先日、状況は落ち着いたとは言えないが家族で久しぶりに集まることができた。5月に88歳を迎えた祖母を囲んでのことだ。
これまで記したように、祖母は先天性の病気を抱える次女に50年以上連れ添った。去年の2月、その娘を見
まわりの人(7)さいごに
叔母を中心にした家族の話。をしようと前回まで書いていたけど、あまり家族には広がらなかった。それほど、今となっても自分にとって彼女は不思議な存在だったのだろう。今回が最後になる。
苦しいとは言えず
叔母は酸素吸入をするようになった。とはいってもベッドに横たわりマスクをするのではなく、鼻カニューレ(これを書いているときに名前を知った)をして、足元には酸素ボンベを配置するものだ。
叔母は服のタグ