之助

食べることは好きだけど野菜は嫌い。いろんな洋服を着ることは好きだけど外に出るのは嫌い。

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  • 僕の日記

    僕の日記です。暇つぶしになればそのとき世界は間違いなく平和です。

  • シロと春子

記事一覧

【24日目】僕の日記〜絶対読み返さないぞ編〜

最近もの寂しさを覚えます。人恋しいって感情です。 仕事には行くけど遊びに行ったりしないからかな。正確にいうと遊びに誘ったりしないからかな。 だってあの子僕よりウイ…

之助
4年前
4

【23日目】僕の日記〜占いやべぇ編〜

上手くいかないことが続くと、人間は占いに頼ろうとしたりします。 僕が日記を書くときは誰にも言えない愚痴とか秘密を抱えたときではなく、心に余裕があるときです。嫌な…

之助
4年前
5

【22日目】僕の日記〜数少ない友人編〜

時が経つのはとても早いですね。 お久しぶりです。僕です。 このような虚構に身を投じることができる、すなわち現実世界で空き時間があるということなのでしょう。少なく…

之助
5年前
2

【21日目】僕の日記〜遅刻編〜

遅刻しそう〜〜ってときに限って電車の乗り換えうまくいかないよね。 僕は方向音痴だし寝汚いから、いっけな〜い遅刻遅刻ぅ!ってことによくなる。そんでもって電車にも慣…

之助
5年前
2

#3 家庭教師≠暇潰し要員

最初に断言しておこう。 春子と僕との関係において、僕が主導権を握ることはあり得ない。 生まれたときから小笠原の名前が世界的に浸透していて、身につける服はもちろん…

之助
5年前
1

#2 僕はどちらかというと勉強が出来るタイプです。

小笠原春子は天才である。 齢13でありながら、いやに物事の理解が早いタイプの天才である。 父である幸彦さん曰く、春子は後継ぎになる可能性が殆ど有り得ないために厳し…

之助
5年前
1

#1 金持ちの家は無駄が多い

「おはよう、春子」 「遅い!」 AM 11:07 個人所有の広大な土地を揺るがす怒号が響いた。 部屋のど真ん中にある大きなソファの上には、今日も金持ちの娘らしく高飛車で傲…

之助
5年前
1

【20日目】僕の日記〜恋に落ちる瞬間編〜

どうも。誕生日になった瞬間に携帯がひとっつも鳴らないタイプの僕です。 先月僕は誕生日を迎えましてひとつ歳をとったわけですが、学生の頃とは違い組織に属していないと…

之助
5年前
1

【19日目】僕の日記〜迫り来る約束の日〜

「僕、最近日記を書いてるんだ」と言うと「えぇ?続かないでしよう?」と鈴の音のような声でナイフをぐっさり刺したのは僕の唯一の友達である。 君の言う通り、続かなかっ…

之助
5年前
9

【18日目】僕の日記〜夏休みの図書室編〜

また学生の頃の話になって恐縮だが、僕は授業の無い日に学校に行くのが好きだった。 というのも、僕の通う高校では長期休暇の間や高校3年の後半などに「授業は無いが職員室…

之助
5年前
3

【17日目】僕の日記〜迷宮入り編〜

今日はいい仕事をした!! …と、思ったんだけどそれは僕の力じゃなくて表立った人たちが素晴らしかったわけで、楽しい時間を過ごしたなって感想の方が正しい気がしてきた…

之助
5年前
6

【16日目】僕の日記〜はじめての献血編〜

ここ最近良くないことが続いてる。 毎年5月は僕にとって厄月なのかもしれない。 去年全てを投げ出して辞めてしまいたいと思ったのも、ちょうど5月だった気がする。 去年と…

之助
5年前
4

【15日目】僕の日記〜美味しい豚丼編〜

ぼかぁ、雑用係じゃねーんですよ。 他人に時間外労働を頼むなら、それなりの誠意かそれなりの対価を用意するべきですよねぇ? ・・・とまぁ他人様から見て紙ペラほどの価…

之助
5年前
7

【14日目】僕の日記〜僕という器 編〜

僕は学生時代、あまり成績の良くない子だった。 決して勉強が嫌いだったわけではない。理解力もまぁ悪くはない子だったはずだ。 机に向かうのも嫌いじゃなかったし、板書も…

之助
5年前
6

【13日目】僕の日記〜紅茶が不味い編〜

今飲んでいる紅茶がすごく不味い。 僕はそれだけを原動力に筆を取っている。 今日伝えたいのは、この紅茶が不味い。それだけだ。 フルーツティーという名のそいつは、い…

之助
5年前
4

【12日目】僕の日記〜つま先と膝の運命編〜

かの有能な僕の友人は言いました。僕の日記はタイトルから得られる情報が無さすぎて他人の印象に残らないんだと。 人の印象に残るのって難しい。 学校で教わったことの中…

之助
5年前
4
【24日目】僕の日記〜絶対読み返さないぞ編〜

【24日目】僕の日記〜絶対読み返さないぞ編〜

最近もの寂しさを覚えます。人恋しいって感情です。
仕事には行くけど遊びに行ったりしないからかな。正確にいうと遊びに誘ったりしないからかな。
だってあの子僕よりウイスル感染に弱そうなんだもん。

さて、僕の日課になりつつある“友人いるんですよアピール”を終えたところで。(日記は一向に習慣化しないくせにね!)

最近僕は寂しいです。人恋しいです。パーソナルエリアガン無視で他人とぴったりくっつきながら寒

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【23日目】僕の日記〜占いやべぇ編〜

【23日目】僕の日記〜占いやべぇ編〜

上手くいかないことが続くと、人間は占いに頼ろうとしたりします。

僕が日記を書くときは誰にも言えない愚痴とか秘密を抱えたときではなく、心に余裕があるときです。嫌な出来事があると文章化して目視すると余計につらくなっちゃうもんね。

そんなわけで、ここ最近の僕は人に嫌われたり嫌ったりしながらうまくいかない人生をとぼとぼ歩いていましたので久しくノートを開いていなかったっちゅーわけでござんす。
いやだなぁ

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【22日目】僕の日記〜数少ない友人編〜

【22日目】僕の日記〜数少ない友人編〜

時が経つのはとても早いですね。
お久しぶりです。僕です。

このような虚構に身を投じることができる、すなわち現実世界で空き時間があるということなのでしょう。少なくとも僕にとってはそうです。
日記を書くだけといっても24時間の出来事を思い返す作業は案外大変なんですよ。

・・・どうやら空き時間はあっても、心に余裕があるかと言われれば少し違うみたいです。
だって、やりきったから時間が出来たわけじゃない

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【21日目】僕の日記〜遅刻編〜

【21日目】僕の日記〜遅刻編〜

遅刻しそう〜〜ってときに限って電車の乗り換えうまくいかないよね。

僕は方向音痴だし寝汚いから、いっけな〜い遅刻遅刻ぅ!ってことによくなる。そんでもって電車にも慣れてないから改札内乗り換えとかホームが遠いとこにあるとかめちゃくちゃ苦手だ。

わかってるなら早く起きるなり改善する点は見えすぎるくらいあるけど、そんな思考を鈍らせる回路がある。
それは、僕が昔陸上部に所属していたことに起因する。

そん

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#3   家庭教師≠暇潰し要員

#3 家庭教師≠暇潰し要員

最初に断言しておこう。
春子と僕との関係において、僕が主導権を握ることはあり得ない。

生まれたときから小笠原の名前が世界的に浸透していて、身につける服はもちろん触れるもの全てが一級品。お金がありすぎて逆にお金を見たことがないそれがホンモノの金持ちである。
そんな根っからの金持ち気質の傲慢少女春子が右と言ったら右だし、左と意見することはもっての外。軽口程度なら許されるが後々何をされるかわからない。

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#2  僕はどちらかというと勉強が出来るタイプです。

#2 僕はどちらかというと勉強が出来るタイプです。

小笠原春子は天才である。
齢13でありながら、いやに物事の理解が早いタイプの天才である。

父である幸彦さん曰く、春子は後継ぎになる可能性が殆ど有り得ないために厳しく育てなかったという。
しかし不思議なもので、この子は勉強との相性がすこぶる良かった。
当時小学生の低学年だった春子は、独学で中学卒業レベルの問題を解いてしまったらしい。
どの大人の目も届かぬ場所で、いつの間にやらその才能を開花していっ

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#1  金持ちの家は無駄が多い

#1 金持ちの家は無駄が多い

「おはよう、春子」
「遅い!」

AM 11:07
個人所有の広大な土地を揺るがす怒号が響いた。

部屋のど真ん中にある大きなソファの上には、今日も金持ちの娘らしく高飛車で傲慢な小柄の少女が座っている。
職人が手作業でひとつひとつ丁寧に作り上げた高級感のあるソファに、無造作にいくつも乗せられた色とりどりのクッション。それらに囲まれて足を組む姿は可愛いんだか生意気なんだか微妙な気持ちだ。

まぁ確か

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【20日目】僕の日記〜恋に落ちる瞬間編〜

【20日目】僕の日記〜恋に落ちる瞬間編〜

どうも。誕生日になった瞬間に携帯がひとっつも鳴らないタイプの僕です。

先月僕は誕生日を迎えましてひとつ歳をとったわけですが、学生の頃とは違い組織に属していないと徐々に誕生日を祝われる機会は失われていくわけです。
これは必然なのでそのことについてぐちぐちいうのはやめておきます。

僕が今回お伝えしたいのは、誕生日へ日付が変わる瞬間にひとりだけお祝いの言葉をかけてくれた人がいたということ。

僕はそ

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【19日目】僕の日記〜迫り来る約束の日〜

【19日目】僕の日記〜迫り来る約束の日〜

「僕、最近日記を書いてるんだ」と言うと「えぇ?続かないでしよう?」と鈴の音のような声でナイフをぐっさり刺したのは僕の唯一の友達である。

君の言う通り、続かなかったよ。

さて、最近の僕は何をしていたかというと『犬夜叉の完結編を見たり』『怪盗キッドのフィギュア撮影会をしたり』『小説もどきをしたためたり』していた。つまり無為な日々を過ごしていたわけだ。

ここで紳士淑女の皆々様へお知らせです。

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【18日目】僕の日記〜夏休みの図書室編〜

【18日目】僕の日記〜夏休みの図書室編〜

また学生の頃の話になって恐縮だが、僕は授業の無い日に学校に行くのが好きだった。
というのも、僕の通う高校では長期休暇の間や高校3年の後半などに「授業は無いが職員室や図書室は解放している」という期間があったのだ。
その間は自由登校。
来ても来なくても成績には影響が無いのでまぁみんな来ないし学校側も来るとは思ってない。

しかし僕は、普段授業をフケったりする癖にそういうときだけ意気揚々と校門をくぐるの

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【17日目】僕の日記〜迷宮入り編〜

【17日目】僕の日記〜迷宮入り編〜

今日はいい仕事をした!!
…と、思ったんだけどそれは僕の力じゃなくて表立った人たちが素晴らしかったわけで、楽しい時間を過ごしたなって感想の方が正しい気がしてきた。
僕の知識が役立った場面があったわけでもないし、モノを選ぶセンス的なものは間違ってなかったと思うけど、タイムラグ的なやりづらさは改善出来なかったし。
自分がこっそり入れておいたものの方が採用されたときと、わざとBL展開狙って入れたものが狙

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【16日目】僕の日記〜はじめての献血編〜

【16日目】僕の日記〜はじめての献血編〜

ここ最近良くないことが続いてる。
毎年5月は僕にとって厄月なのかもしれない。
去年全てを投げ出して辞めてしまいたいと思ったのも、ちょうど5月だった気がする。

去年と違うのは、今回僕の心を燻っているのが他人から傷付けられた引っかき傷だということ。

これは案外やっかいだ。
自分に非があるミスだったり理不尽な目にあったとかなら不満を文字にするなりなんなりして気持ちを落ち着けられるけど、今回に至っては

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【15日目】僕の日記〜美味しい豚丼編〜

【15日目】僕の日記〜美味しい豚丼編〜

ぼかぁ、雑用係じゃねーんですよ。
他人に時間外労働を頼むなら、それなりの誠意かそれなりの対価を用意するべきですよねぇ?

・・・とまぁ他人様から見て紙ペラほどの価値もない仕事の愚痴はぐしゃっと丸めてそこらへんにポイしちゃって、今日食べた豚丼の話をしよう。

朝ごはん・・・寝過ごした
昼ごはん・・・出かけに買ったおにぎりをひとつ
晩ごはん・・・豚丼!!!!!

てなわけで僕はたいそうお腹が空いていた

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【14日目】僕の日記〜僕という器 編〜

【14日目】僕の日記〜僕という器 編〜

僕は学生時代、あまり成績の良くない子だった。
決して勉強が嫌いだったわけではない。理解力もまぁ悪くはない子だったはずだ。
机に向かうのも嫌いじゃなかったし、板書も苦じゃなかった。むしろノート点で成績を勝ち取ったことだってある。

ではなぜ成績が良くなかったかというと、とにかく波がある子だったからだ。
板書をしていて楽しい授業はきちんと受けるからテストでも良い点が取れていた。しかし同じ科目でも、自分

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【13日目】僕の日記〜紅茶が不味い編〜

【13日目】僕の日記〜紅茶が不味い編〜

今飲んでいる紅茶がすごく不味い。

僕はそれだけを原動力に筆を取っている。
今日伝えたいのは、この紅茶が不味い。それだけだ。

フルーツティーという名のそいつは、いわゆるコンビニで買えるプラスチックの容器に入った飲み物だ。
レモンスライス入りのアップルティー。
セイロン茶を使用していて、果汁は22%、果肉は12%の割合で配合されている。
リンゴとレモンのオシャレなイラストと、半透明な容器から覗く果

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【12日目】僕の日記〜つま先と膝の運命編〜

【12日目】僕の日記〜つま先と膝の運命編〜

かの有能な僕の友人は言いました。僕の日記はタイトルから得られる情報が無さすぎて他人の印象に残らないんだと。

人の印象に残るのって難しい。

学校で教わったことの中で、僕が一番印象に残っているのは「屈伸運動をすると、つま先が向いている方向に膝が曲がる」という事実だ。
つま先が真っ直ぐ前を向いていたら膝も同様に前へ向かって曲がる。右のつま先が前、左のつま先が外に向かっていたら、それに準じて右膝は前、

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