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【15日目】僕の日記〜美味しい豚丼編〜

ぼかぁ、雑用係じゃねーんですよ。
他人に時間外労働を頼むなら、それなりの誠意かそれなりの対価を用意するべきですよねぇ?


・・・とまぁ他人様から見て紙ペラほどの価値もない仕事の愚痴はぐしゃっと丸めてそこらへんにポイしちゃって、今日食べた豚丼の話をしよう。

朝ごはん・・・寝過ごした
昼ごはん・・・出かけに買ったおにぎりをひとつ
晩ごはん・・・豚丼!!!!!

てなわけで僕はたいそうお腹が空いていたこともあって豚丼をテイクアウトしたのだった。
本当は店内で出来たてをかきこみたかったのだが、あいにく仕事の合間を縫っての食事だったからそうもいかない。
でも肉と米を食べられるなら文句は無い!!
僕はふんすふんすと鼻息荒く、豚丼を持ち帰った。

テキトウな机に豚丼を出す。
フタを開けるとボワッと湯気が出…るには少々時間が経ってしまったが、ふわりと香る甘じょっぱいタレの香り!
僕はすぐさま箸を割って丼パックを鷲掴んだ。

うまい。うまい…!

タレの染みた米は甘く、豚肉は噛むたびに甘い脂が染み出す。口の中で三位一体、甘々。ケーキバイキングである。何を言ってんのかわかんないのである。

もぐもぐしながら右手は次の一口を用意、飲み込むと同時に投入!幸せかよ!

そこで、ポンと肩を叩かれた。
振り向くとその人は父親ほど年の離れた先輩。
先輩は僕を見て一言
「寂しいね」
と言った。


………ごくん。
「お疲れ様です。」


食卓に座ってゆっくり晩ごはんを食べるような時間にひとり、職場の机で安くて栄養の偏った豚丼をプラッチックのパックで食べる僕。
これからすぐ仕事に戻らなくちゃいけない僕。
心に隙間風が吹いているのはわかっているのだ。

先輩が立ち去ってからまたひとり。
豚丼を一口食べる。


めちゃくちゃうめぇな!!最高!!百点満点!!!

特に利用するあてがありません。ごめんなさい。