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通り名は「スズケン」。1991年広告代理店の営業に新卒で入ってから、現在事業会社側でマ…

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通り名は「スズケン」。1991年広告代理店の営業に新卒で入ってから、現在事業会社側でマーケティング職に従事するようになりました。nosebleederとは文字通り「鼻血ブーする人」という意味です。「なんか鼻血でるほど興奮して面白いことをしたい」と思ってます。

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  • 私の履歴書的なもの

    私の履歴書風備忘録。

記事一覧

届かない手紙というヒューモア

1.『かえるくんとがまくん』の「おてがみ」 アーノルド・ローベル氏の『かえるくんとがまくん ふたりはともだち(Frog and Toad are Friends: 1970年刊)』の最後に収…

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1年前
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冨岡義勇の孤独

桜坂洋の『All You Need Is Kill』で何度も死をリセットして生きる主人公キリヤを東浩紀は、キャラクターでありながら、それを俯瞰的に見るゲームプレーヤーの視点を同時に…

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2年前
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MCA道場マスタークラス募集します。

7/10のマーケターキャリア協会総会で発表させていただいた新プログラム「MCA道場マスタークラス」の募集を開始いたします。 『すべてのマーケティングの能力が発揮される…

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3年前
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ニューノーマル時代のマーケティングキャリアmeet up 7/16開催

マーケターキャリア協会のMeet Up第6回は、前回に引き続きリアルなマーケターの方々のキャリアの秘訣を探る「マーケティング職キャリアガイド」の第二弾。 今回はDeNAの今…

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4年前
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Instagramアカウントも開設。
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4年前

マーケターキャリア協会 ミートアップイベント6月17日(水)18:30開催

今回の第5回のMCAのミートアップイベントは、「30代のためのマーケティング職キャリアガイド」と称して、様々なマーケティング職のキャリアを持つ方をお招きしてその経歴と…

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4年前
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マーケターキャリア協会イベントのお知らせ

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4年前

「鬼滅の刃」考④ マーケター拾肆の呼吸

一連の「鬼滅の刃」についての記事を投稿していたら、マーケティング界隈の人々も一緒に作品を楽しんでいることがわかって嬉しい限りです。そこで松本健太郎さんがTwitter…

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4年前
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「鬼滅の刃」考③ 「ふるさと」としての残酷さ

これまた前回の記事の続きです。「鬼滅の刃」にハマっているのがばれてしまっていますが。とにかく考えるのが面白いので続けて書きます。今回は「エヴァンゲリオン」「進撃…

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4年前
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「鬼滅の刃」考② 鬼の職業・経営

 前回の記事に書けなかったいくつかの点について追記です。基本的に自分の関心は「鬼」にしかないので、鬼殺隊が好きな人はスキップしてかまいません。(あと下記の内容は…

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4年前
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「鬼滅の刃」の「悪」について

 最近話題の漫画『鬼滅の刃』。自分もAmazonプライムのビデオで最近見てから、ようやく漫画19巻を読み、いま連載中のジャンプ195話まで追いつきました。特に登場キャラク…

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4年前
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アドタイ連載コラム、更新いたしました。最近ハマってるアレンバーグバス研究所のマーケティング論について。https://www.advertimes.com/20181107/article279940/

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5年前
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アートバトルLimits

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5年前
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トタン屋根という境界

70年代の二俣川を思い出すと駐車場の空き地や布団工場など古い建物はたいていトタン屋根だった。あの波型の形状、雨などでところどころ赤黒く錆びたり腐食した亜鉛の色。 …

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5年前

アドタイコラムで最近読んだバイロンシャープの本について書きました。https://www.advertimes.com/20180821/article275883/

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5年前

未邦訳のHow Brands Grow Part2

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5年前
届かない手紙というヒューモア

届かない手紙というヒューモア

1.『かえるくんとがまくん』の「おてがみ」

アーノルド・ローベル氏の『かえるくんとがまくん ふたりはともだち(Frog and Toad are Friends: 1970年刊)』の最後に収められた「おてがみ(The Letter)」。この可笑しくもの悲しいがあたたかい短い話のなかに込められているのは、人生についての深い洞察である。

子供の英語の教科書に載っているこのかえるくんとがまくんの手紙

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冨岡義勇の孤独

冨岡義勇の孤独

桜坂洋の『All You Need Is Kill』で何度も死をリセットして生きる主人公キリヤを東浩紀は、キャラクターでありながら、それを俯瞰的に見るゲームプレーヤーの視点を同時に持つことで、「孤独」であると評した。

キリヤはたった1日の出来事を繰り返して再生することで、他のキャラクターが驚くほど彼らの生い立ちを詳細に知りつつも、そのプレーヤーであるキャラクターとは常に短い一日の一回限りの邂逅に

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MCA道場マスタークラス募集します。

MCA道場マスタークラス募集します。

7/10のマーケターキャリア協会総会で発表させていただいた新プログラム「MCA道場マスタークラス」の募集を開始いたします。

『すべてのマーケティングの能力が発揮される源には、それぞれの人の個性がある。』

皆さんそれぞれの理想的な未来に向かって現状のスキルと特性を理解し、その個性を最大限に発揮するための「型」を習得することのできる2日間。
講師は、MCA理事でもあるわたくし鈴木健が勤めます。

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ニューノーマル時代のマーケティングキャリアmeet up 7/16開催

ニューノーマル時代のマーケティングキャリアmeet up 7/16開催

マーケターキャリア協会のMeet Up第6回は、前回に引き続きリアルなマーケターの方々のキャリアの秘訣を探る「マーケティング職キャリアガイド」の第二弾。

今回はDeNAの今西陽介氏とヤプリのシマコこと島袋 孝一氏の個性的なおふたりをお迎えして、デジタルがキャリア構築でも重要になるニューノーマル時代のマーケターのサバイバルについてお伺いしたいと考えています。

7月16日(木)19時からオンライン

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マーケターキャリア協会 ミートアップイベント6月17日(水)18:30開催

マーケターキャリア協会 ミートアップイベント6月17日(水)18:30開催

今回の第5回のMCAのミートアップイベントは、「30代のためのマーケティング職キャリアガイド」と称して、様々なマーケティング職のキャリアを持つ方をお招きしてその経歴とマーケティング職をお聞きするという内容です。現職のマーケターのリアルな体験とその秘訣が聞ける貴重な機会ですので、是非さまざまなマーケティング職のキャリアに興味ある方はご視聴ください。

申し込みはこちらから。

「鬼滅の刃」考④ マーケター拾肆の呼吸

「鬼滅の刃」考④ マーケター拾肆の呼吸

一連の「鬼滅の刃」についての記事を投稿していたら、マーケティング界隈の人々も一緒に作品を楽しんでいることがわかって嬉しい限りです。そこで松本健太郎さんがTwitterで、「みなさんの呼吸のタイプはどれですか?」という質問に触発されて、マーケターたちの呼吸法と型について考えてみたいと思います。

1.マーケター始まりの呼吸  鬼滅の刃では、呼吸法を鬼殺隊にもたらしたのは「始まりの呼吸」と呼ばれる継国

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「鬼滅の刃」考③ 「ふるさと」としての残酷さ

「鬼滅の刃」考③ 「ふるさと」としての残酷さ

これまた前回の記事の続きです。「鬼滅の刃」にハマっているのがばれてしまっていますが。とにかく考えるのが面白いので続けて書きます。今回は「エヴァンゲリオン」「進撃の巨人」「ベルセルク」との比較です。

1.「残酷な」鬼のテーゼ 鬼というのはキリスト教で言えば「悪魔」なのですが、昔話や民話に出てくる鬼というのは正義に対する悪というより理不尽な災害のような存在です。おそらく鬼滅の刃も、鬼を持ってきた理由

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「鬼滅の刃」考② 鬼の職業・経営

「鬼滅の刃」考② 鬼の職業・経営

 前回の記事に書けなかったいくつかの点について追記です。基本的に自分の関心は「鬼」にしかないので、鬼殺隊が好きな人はスキップしてかまいません。(あと下記の内容はネタバレを含みます)

1.鬼の職業の二つのタイプ 前回の記事で鬼は人間を超越した不老不死の存在なので(実際は寿命がありそうですけど)、とにかく人間が鬼になる動機は2つと書きました。それは「欲望のままに生きる」ことと、病気や寿命で追求できな

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「鬼滅の刃」の「悪」について

「鬼滅の刃」の「悪」について

 最近話題の漫画『鬼滅の刃』。自分もAmazonプライムのビデオで最近見てから、ようやく漫画19巻を読み、いま連載中のジャンプ195話まで追いつきました。特に登場キャラクターが魅力的なのは、その人気ぶりからも当然なのですが、作者である吾峠呼世晴氏が詳細に人物の背景も含めて考えられているのは驚嘆に値します。
 集英社の担当編集者のインタビューを読んでもその設定の細やかさに驚きます。これが人気の理由の

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アドタイ連載コラム、更新いたしました。最近ハマってるアレンバーグバス研究所のマーケティング論について。https://www.advertimes.com/20181107/article279940/

トタン屋根という境界

70年代の二俣川を思い出すと駐車場の空き地や布団工場など古い建物はたいていトタン屋根だった。あの波型の形状、雨などでところどころ赤黒く錆びたり腐食した亜鉛の色。

今ではあまり目にすることがなくなったが、トタン屋根は子供と大人の境界線にあるものだった。

兄は小さい頃、窓から出て実家のトタン屋根でマッチを燃やして小さなボヤを起こした。マッチで火がつくのが面白く遊びの延長だった。大人たちにはたまった

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アドタイコラムで最近読んだバイロンシャープの本について書きました。https://www.advertimes.com/20180821/article275883/