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のの花だより

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溌剌とした毎日のために、季節の整体について書いています。
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記事一覧

のの花だより6月号

のの花だより6月号

梅雨を乗り切る「腎」の元氣

今年も梅仕事の季節が近づいてきました。私は自分で梅干しは漬けないのですが、梅酢は結構よく使います。料理にももちろん、具合の悪い時にお湯で割って飲んだり、これからの季節には氷水や炭酸水で薄めてスポーツドリンクとしても使えます。市販のものは果糖液糖や精製アミノ酸など、あまり取り入れたくないものが沢山入っていますが、梅酢なら安心です。

日本では一時期、減塩信仰が盛んでした

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のの花だより5月号

のの花だより5月号

5月は5・5・5!

生命力旺盛な茂みの中にひっそりと、草イチゴの白い花が散って、小さな可愛い実がふくらみはじめたのを、浮き浮きして眺めているこの頃です。

さて、表題の5・5・5とは、整体で5月によく調整する、頭の5番調律点、胸椎5番、腰椎5番のこと。いずれも呼吸と発汗に関わるポイントです(皮膚は呼吸器です)。

5月の理想は、来たる梅雨と夏の時期をスラスラ快適に過ごせるように「しっかり汗をかけ

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のの花だより4月号

のの花だより4月号

花粉症と栄養過剰

宍粟市に引っ越してきて一年、つくづく感じるのは、飛行機の少なさです。前に住んでいた和歌山市は関西空港の近くだったので、一日中、ものすごい数の飛行機が空を行き交っていました。それもくっきりと、いつまでも消えない雲を縦横に残して。昔の飛行機雲は、もっと細くてスーッと消えていきましたけど、今は何か汚いものでも撒き散らしているのでしょうか?

十数年前、私が住んでいた時の中国はスモッグ

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のの花だより3月号

のの花だより3月号

冬の身体から、春の身体へ

柔らかく湿った大地にはオオイヌノフグリやホトケノザが咲きはじめ、春の訪れに心浮き立つ今日この頃。私たちの素晴らしい身体もまた、冬仕様から春仕様へと変化しています。

人間の骨盤は、冬至の頃が一年で最も閉まっており、ここから日が長くなるにつれて少しずつ開きはじめて8月くらいで最も開いた状態になります。

細かく言えば、1月に後頭骨、2月に肩甲骨、3月に骨盤、という順番で開

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のの花だより 1月号

のの花だより 1月号

1月は、とにかく「寒の水」が大事

はじめまして。のの花クラブ主催の宮田佳奈です。この「のの花だより」では、溌剌とした「整体生活」のために、暮らしの中で使えるお手当て方法や、季節に応じた過ごし方をお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

早速ですが、1月に何よりも大切なのは、とにもかくにも冷たい水をこまめに飲むこと。白湯や湯冷まし、お茶、コーヒーはダメですよ。必ず、常温(外気温と同じ

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のの花だより2月号

のの花だより2月号

禁糖の季節、到来

「禁糖(きんとう)」聞いたことありますか?

その名の通り、砂糖断ちのことで、禁糖期間は砂糖、みりん、はちみつなどの甘味と、コーヒー、お茶などのカフェイン、アルコールを一切摂取しません。

ほうじ茶をOKにする人もいれば、甘みの強いドライフルーツもダメとする人もいます。

私の場合は、カメリアシネンシス(チャノキ)の葉や茎を用いたものは一切不可、ドライフルーツはOK、料理に使う

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