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【映画】丘の上の本屋さん

お疲れ様です。

久し振りに映画を見ました。イタリアで製作された『丘の上の本屋さん』です。

公式サイトがあったので、貼っておきます。



※以降、ネタバレを含みます。


まずは、あらすじから。公式サイトから引用しました。

"イタリアの最も美しい村"のひとつ、チヴィテッラ・デル・トロントを舞台に、古書店の店主と移民の少年の、本を通しての交流を描くハートウォーミングストーリー。

『丘の上の本屋さん』公式サイトより


あらすじにあるように、古書店を中心に、何か大きなアクシデントが起きるわけでもなく、他人から見ればなんてことのない日常を収めたのがこの映画です。

ゆったり映画を楽しみたい方、心温まる映画を見たい方にお勧めです。泣く人は泣くかもしれません。私はじんわり涙ぐみました。


お金が足りないので本を買うことができないという少年に一冊ずつ店主が本を貸し出すのですが、少年は本をすぐに読み終えてしまいます。そして毎回の店主による「どうだった?」という質問に答えると、また次に読む本を借りてゆきます。

この彼ら二人のやり取りを見ていると、私まで本を読みたくなるんですよね。

嬉しいことに映画の中で出てくる本は公式サイトでも紹介されていました。『星の王子さま』など知っているようなお話も映画では取り上げられています。



あとひとつ、私が気になったのは、店主はゴミ箱から拾い集めてくる業者にも古書店として対応するわけですが、ある時日記がゴミ箱に捨てられており、店主はそれも買い取ると、映画の初めから最後にかけてその日記を読むわけです。

別に店主と少年の物語なのなら、この赤の他人の、女性の書いた日記なんて必要ないのではないかと思ったのですが、映画を最後まで見てあの日記は必要だったなと思いました。あの日記があったからこそ、更に店主の人柄を深く表しています。

どういう気持ちで彼が日記を読んでいたのかは、彼の少年に対する態度を見ていれば一目瞭然です。彼は日記を書いた女性のことを心配しつつ、応援しながら日記を読んでいたと思うのです。



私は、この映画で本を読む意欲を掻き立てられたことはもちろん、人のために行動することはこんなにも心温まるものだったのかと思いました。

自分で自分を幸せにすることも大事だけれど、誰かのことを想って行動することも、立派に生きることの一つになる。


実は最近、他人は持っていて自分は持っていないものに対して羨んだり嘆いてしまうことが多くあったのですが、そんなことを考えている自分はまだまだだったなと反省しました。

ないものに文句を言っても仕方がないわけで今あるものに目を向けて、今ある環境を大事にしながら過ごしたいなと思います。



おじいちゃんが主役の映画も結構好きだなあ。

何本か見てきたけれど、一つタイトルが思い出せないものがあるんですよね。

おじいちゃんと女の子がお互いに正体を知らない状態で文通を始めるっていう映画なんですけれど、どなたか知っていたらコメントで教えて下さい。洋画で、確かアメリカ映画だったような気がします。


今回はここまで。読んで下さりありがとうございました。では、また。



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