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日々の日記みたいなもの

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日々、思うことなどつらつらと。
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#詩

眩しさに目を眩ませて

眩しさに目を眩ませて

言葉に紡いで吐く息さえも美しい
あなたはぼくの眩しい

朝の光が窓から差し込んで
コーヒーカップの反対側
その影は僕のもので
隠れたい気持ちになって
掛けてたブランケットを
強く握ってしまうだろう
そんな僕にあなたはこっちおいでよと
手招きするんだ
怖いわけじゃない
眩しいものに負けて小さくなってしまう僕は
あなたに見えてしまうかな
そっと手をとって重ねた
ベランダで

自信をなくしてしまう朝も

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踊っていたい 揺れていたい

踊っていたい 揺れていたい

借りてた漫画もくたくたになって
聴きすぎた曲で眠れるようになった
君とのことはいつだって隣にあるけど
投げたボールは返ってこないまま

悲しくなって分からなくなって
喉の先まででた言葉を必死に飲み込んだ
朝がきたらまともなことが言える気がして
眠りに頼る日だってあっていいよね

冷えた空気 新しい私
まっさらな音を届けたいよ
君の声で聞きたいよ
なんでもいいんだ 
いたずらな言葉で
ただ
踊って

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思ったよりも悪くはない

思ったよりも悪くはない

悪くはない

足りない物ばかり考えた日
意味のない日々を問うた日も
ぬくもり求めて沈んだ日も
離れた場所で歌った日も

ああ これでよかったの
些細なことに息を切らしては
ただ 湯気が立ち上るのを
忘れたようにみている

変わりたいことを願った日も
明けない夜を望んだ日も
一つ掴んでは離していく
愛したひとを思い出した

ああ これでよかったの
些細なことに目を腫らしては
ただ 過ぎゆく日々に

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無意識の世界へ潜ろう

無意識の世界へ潜ろう

ひとつ 数えている
得体の知れない不安
恐れることはない
いつかの僕が話しかける

ふたつ 願っている
無意味に思える日々も
今形はなくとも
すべてに理由があるから

叶えたい夢の続きへ
諦めることをしないで
彷徨ったってくじけたって
今は途中だから

みっつ 覚えている
寂しさの中にある
芯を抱きしめて
酔い明かす夜もあっていいよ

よっつ 繋がってる
歌を歌っている
遠くにいても近くにいるよう

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それは本当の優しさなのかな

それは本当の優しさなのかな

優しいだけが優しいんじゃないでしょ?
あなたの残したその場限りの優しさは
蜃気楼のようにわたしを惑わすの
昨日と今日でまた違うわたし
今日と明日でまた違うあなた
交わることもすれ違うことも
必然のように思えた朝

優しい人になりたかったんでしょ?
小さなころのきみはいま
本当にそれでよかったの
電池がきれかけの喋るぬいぐるみ
昨日と今日でまた違うきみと
今日と明日でまた違うわたし
祈ることも夢見る

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何一つ始まっていない

何一つ始まっていない

部屋にひとり溜まった洗濯物と同居して

今日という日を振り返るのにも疲れた

何一つ始まってない気がするのは

この季節のせいにしてしまえば

あなたの影に縋っている

自分にも気づかないで済むかな



いつかのメモより

つながる。

つながる。

自由は世界の広さを知ること

世界を知って自由になる

矛盾とともに変化を求めて 

感じることをやめない君の

旅することをやめない君の歴史を

作ってくことでこの世界が繋がる気がしたんだ



いつかのメモより

何者にもなれないけど味方でいたい

何者にもなれないけど味方でいたい

僕は
いつも君を励まそうとして
いらないことをだらだらと喋ってしまう
いつも君のためといいながら
自分のために話してしまう
だからいっそのことこの口を君の手で塞いでくれないかな

いまはきっと分岐点 
君次第の未来が待っていて 
どっちの道も不正解でどっちの道も正解で 
悩んで悩んで想像を膨らませ
大切に大切に考えるとき
だからといって僕にはなにもできなくて
僕は何者にもなれなくて
僕の言葉はいつ

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懐かしい匂い

懐かしい匂い

懐かしい匂い
包丁の音 汚れた靴 
地面に投げ出されたボール
辿っていくひとつひとつ

何気なくすぎる1日、走る僕
どこかにまだ残っていて
いつだって走り出せるはずなのに
忘れるのが怖いのに
いろんな場所に置いてきた

出会いと別れを繰り返し
諦めるしかなくて
わけもわからず流れた涙
伸びて行く影にいつまでも
追いつけないまま
しがみついたまま
大人になってしまった

通い慣れた道 横断歩道 

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