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白飛びした写真とカメラの記憶

今年も念願だった沖縄旅行へ家族でいくことができました。

梅雨真っ只中の5月中旬の沖縄。
もしかしたら雨じゃないかも?というなんの根拠もない淡い期待をおさえつつ、いざ沖縄へ。

沖縄旅行の目的は家族それぞれ色々あります。

私はといえば、みんなでいけることがまずうれしいのですが、
やはり、大好きな青い空と青い海を見ることも目的のひとつ。
それを思い出とともにきれいな写真におさめたく、悩んだ末、ちょっと重いし荷物になるミラーレス一眼をわざわざ持って、さぁ5月の沖縄へ。

那覇空港に着陸前から真っ黒な空で嫌な予感はしましたが、案の定、どしゃぶりの沖縄。
ま、そんな時期に来たんだし、仕方ないでしょ。
きっと雨じゃないときもあるさ~と
旅はスタートです。

重い思いをして持って行ったカメラでしたが、結局1日目は大雨。
濡らしたくないし、出すのも手間で結局スマホでちょっと撮った程度。

2日目、運よく朝から雨が降らず、子供たちも楽しみにしていた海へ。

うーん曇り(ミラーレス)
午後も雲が多い(スマホ)

曇ってはいましたが、暑すぎず、海遊びにはもってこいのお天気です。
写真も楽しみにしていた私にとってはちょこっと残念なところもありますが、曇りでもきれいな空と海にわくわくしていました。

が、そのミラーレス一眼。
撮り始めたら調子が悪いことに気づき…、最終的にはオートで撮影していてもホワイトバランス?がおかしくなり、しまいには白っぽい写真になってしまいました。
曇ってはいたけど、こんな色じゃなかったはず。
たしかに昔から調子が悪いこともあり、修理に出したこともあるのですが、なんだか嫌な予感です。

そして、その日のうちに、ついに画面が真っ黒になりました。
チーン。写真が撮れなくなりました。
頑張って持って行ったのに。
せっかくの撮影のチャンスだったのに。

でも、写真好きの私のために、最近旦那さんが私のスマホを新調してくれていたので、その後も十分きれいな写真がとれました。

ちょっとだけ晴れてた日(スマホ)


帰宅後、ミラーレスの写真をみてみると。
オート撮影だったのですが、いい感じに白飛びして、なんだかおしゃれっぽい写真になっていました。

撮れていた写真
やたら白い

息子がたまたま目立つ色を着ていたのもいい感じに溶け込んだ気がします。
実際、海だってもう少し青く、きれいさが映っていないのが残念でしたが。
ノスタルジックな写真で、これもまたいい思い出になりました。

旅行と写真

学生時代から旅行は好きです。
大学生のときは、長期休みのたびに海外へ行っていました。
そのとき感じたこと、見たことを残したくて、いつも旅にはメモ帳とカメラを持っていきます。
旅のログが大量の文字と写真で残されています。
当時はまだ親から借りたデジカメや使い捨てカメラを使っていました。

次第に、その写真もきれいな画質でとりたくて、夢が膨らみ、
新卒時代、初めてのボーナスで買ったのが一眼レフカメラでした。
当時、色々調べて購入したのがCanonのEos Kiss

当時「カメラ女子」という言葉も出始めて、普段雑誌を買わない私でしたが、「女子女子」という雑誌を買い、かわいいレザーのストラップをつけて首からぶら下げていました。
カメラ女子ぶっていました。

いまだに大事に保管してる女子カメラ

カメラのキタムラのコンテストに応募し、旅の写真が一度佳作に選ばれたことがあります。(でもそれは大学生の時、デジカメで撮った屋久島の写真で応募したもの)

独身時代、一人でタイ&カンボジアを旅行したときも、カメラと旅行したいと思い、一眼レフカメラを入れるためにバッグを新調して出かけました。
現地をじっくり見て、撮り、いろんな人と出会い、かなり楽しかったことを覚えています。

念願のアンコールワット
滞在中何度見に行ったことか
当時のタイはまだごちゃごちゃしてて楽しかった


一眼レフを買ったばかりのころは、まさしく独身貴族で、週末のたびに遊びに出かけていました。
特に会社の同期や先輩とも出かけることも多く、カメラマンのように勝手に楽しんでいました。

カメラのレンズにおさめる先は

一眼レフカメラを買ったものの、センスがない私は、写真の構図もいまいちでそこまで思ったような写真はとれずにいました。

でも、周りのみんなは撮られて遊ぶことに楽しんでくれていて、旅行や遊びの思い出としてあとで写真データを送ると喜んでくれていました。(たぶん)

だけど、ある一人だけは、映りたがりはしないけど、「カメラ」自体に興味を持っている人がいました。
よく一緒に遊ぶ仲のいい会社の先輩です。
彼は私のカメラを興味深そうに見て、写真を撮るのですが、それがまた私的には好みのかんじの写真で。
くやしいけど上手。だから、「撮って」ってカメラを渡していました(笑)。

しかも集団行動が好きではないらしく、いつもどっかで何かを観察している彼。それをまた写真におさめるとなんだか絵になるので、私も自然となぜか写真に入れたくなりました。

彼は全くおしゃれでもないし、なんだかよくわからないけど。

そして数か月後には、彼も一眼レフをもっていて。
え、真似した!?ってつっこんだら、実は一眼レフを欲しくて悩んでいたら、私が先に買って見せびらかしていて。
うわ、これじゃまねになるじゃんって、悔しかったそう。
彼の一眼レフはPENTAXでした。でも、彼がとる写真はやっぱりなんだか雰囲気がいい。構図がいいな。
そんなふうに思っていました。

その数年後、彼は私の旦那さんになりました。

結婚後、子供もできて、走る子供をおいかけて一眼レフを持ち歩くこともないし、そもそもそこまで撮らない私たちに一眼レフの重要性がなくなっていました。

一眼レフを2台もいらないだろうということで、一大決心をして私のカメラは売りに出しました。数年後、彼のペンタックスも。
売ったものは基本的に未練はないのですが、たまに、やっぱり欲しかったなって思うこともあります。今じゃそれこそ使わないのですが。なんだか思い出だったかも。

そして、今のミラーレスにに至ります。(右 沖縄にも持って行ったもの)これは出産祝いでいただきました。
このカメラの調子が悪くなりはじめたころから、仕事にも使うため、今はもう一台あります。(左)

いまはミラーレス

私が使っているのはオリンパスのミラーレスPEN。かわいいです。

でも、なんだかんだ、やっぱり日頃はスマホカメラで十分です。
動き回る子供たちと、たまにスマホカメラで撮れたらOK。
あとは日々の空を見上げてはたまに手元のスマホでパシャリ。

またどっぷりカメラ沼にはまったら、そのとき買おうかな。
この白飛び写真を見ながら思い出した、私と旅行とカメラの思い出でした。



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