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【健康×本】食べたモノが心と身体につながっている?わかりやすい分子栄養学の本

今回は「食と健康」に関する初心者向けおすすめの本のご紹介です。

You Are What You Eat

”あなたはあなたの食べたものからできている”

この言葉は今では当たり前のように使われるようになった気がします。
この”あなた”というのは、「身体」だけでなく「心」にも関係していると解釈しています。
当たり前のような「食事」が自分を作り上げていると気づくのは、
自分自身、体調を崩してからという人が多いです。自分自身、体調を崩してからという人が多いです。
私もその一人。
私の経験談は記事の後半に。


今回のテーマ、食と心身の健康のつながりについて。
「なんとなく不調」から「心が不安定」まで食事、とくに栄養が関係していることがあります。
え、食事が?食べてるし!と思われる方もいるかもしれません。
でも、もし、自分やご家族、お子さんなどが、疲れやすい、すぐ怒る、なんか沈む…など、困ったことが続くときに、今回ご紹介する、栄養面からのアプローチで少しでも良い方向になったり、変わるきっかけになったらいいなと思います。
そして、もしかしたら食事で変わるかも?と思うと、あれこれやるより、ちょっと気が楽になるかもしれないなと思います。(原因は人それぞれなので一概には言えませんが)

そのアプローチが「分子栄養学」というものです。

分子栄養学とは

分子栄養学とは身体を構成する分子レベルで私たちの健康を考える学問です。

KYBグループ 分子栄養学タイムズ
https://orthomolecularjapan.co.jp/orthomoleculartimes/

栄養や食事からのアプローチは、薬ではなく食事、必要に応じてはサプリなどで補給し改善を図るというものです。

身体に必要な栄養素を十分に摂取することで、細胞一つ一つを元気にし、自然治癒力や免疫力を高めることで、病気を治療するだけでなく、未病を防いだり健康増進へとつながります。

あんどう口腔クリニック
https://orthomolecular-health.jp/orthomolecular/

食事、栄養からのアプローチとしていくことにちょっとでも興味がある方、この分野の数多くの書籍を読んできた私がおすすめする、初めての方でも読みやすい本をご紹介します。医師が監修していますが、イラストも多くわかりやすい本が中心です。

初めてでのわかりやすい分子栄養学の本

主に3冊+αご紹介します。

①まんがでわかる 子育て・仕事・人間関係 ツライときは食事を変えよう ― はじめてのオーソモレキュラー栄養療法 溝口徹著

子育て・仕事・人間関係 ツライときは食事を変えよう ― はじめてのオーソモレキュラー栄養療法 溝口徹著

これは、オーソモレキュラー栄養療法(分子栄養学の呼び名のひとつ)の第一人者、溝口徹先生が作られた本です。

30代頃からの「あるある」な生活パターンや症状をマンガを中心に書かれています。
詳しく説明のページも各項目にあります。
子育て中の母、サラリーマン夫、育ち盛りの子、妊活などの悩みを、食事や栄養面からサポートしています。

わかりやすいので、私が「ピンクの本」と呼んで、必要な人にはプレゼントしたり貸したりして渡している本です。そのために何冊買ったことでしょう。

溝口先生は、この本以前にも書籍はたくさん出版されているのですが、これはマンガ付きなので、手に取りやすいです。
もっと詳しく知りたくなった方はこれらの本もおすすめです。

さらに、子育て中の母と子に特化した本てでは、こちらも読みやすいです。

魔法の7つの食習慣 分子整合栄養医学入門書 お母さんと子ども編
安藤 麻希子著

魔法の7つの食習慣 分子整合栄養医学入門書 お母さんと子ども編

安藤先生はインスタでもわかりやすく説明されているので、そちらもチェックしてみてください。

②血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術 奥平 智之著

血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術 奥平 智之著

「メンタルヘルスは食事から」と掲げ活動されている精神科医の奥平 智之先生の本です。
分子栄養学って…と怪しまれている方、こちらは栄養や東洋医学などの面からもアプローチしているため、なじみやすいかなと思います。こちらもマンガで説明もあり読みやすいです。他にも血液検査の見方やレシピなどがついています。
特に気づかない貧血など、足りない栄養素に具体的に焦点を当て対処方法を説明しています。
他にも多くの書籍を出版されています。

奥平先生の本


③え、私って、栄養失調だったの? その不調は病気でなく状態です! ~内科医が本気で教える、薬より効く食事法 梶尚志著

え、私って、栄養失調だったの? その不調は病気でなく状態です! ~内科医が本気で教える、薬より効く食事法 梶尚志著

こちらは比較的新しい本です。
分子栄養学を学ばれた医師による本です。
①を読んでいればたいてい網羅できるのですが、マンガは少しですが、わかりやすい説明も多いので読みやすいと思います。

心身の健康と食事について興味をもったきっかけ

心身の健康に食べるものが大きく影響していると、自分自身気づいたきっかけは、学生時代までさかのぼります。

私は、超ハードな陸上部を引退して受験勉強へ向かう高校3年生のとき、無理な”食べないダイエット”をして、心身ともに崩れたことがあります。

肉や油はほとんど食べず、受験勉強にはチョコレートはいいと思い込み、偏食をしていたら、どんどん痩せること痩せること。
達成感を手に入れた私はさらに痩せ続け、気持ち悪いくらいがりがりに。実際は、せっかく作り上げた筋肉が落ちていくばかり。あれだけ気持ちよく速く走れたはずなのに、フワフワして足が前に進まない、どんどん抜かされていく。そんな感覚でした。

次第に、受験勉強のストレスにも潰され、やたら涙が出た家族にキレたり、全然勉強が頭に入らないのに参考書にくらいついたり。(当時の参考書に歯型が残っている(笑))精神的にもおかしくなっていく自分に気づきました。
もちろん大学受験どころではなくなって、志望校には立て続けに落ちました。

最終的にクラスで1人で国公立受験までして落ち、渋々滑り止めの大学に決まった頃、落ち着いてきたのかと思います。(正直、当時記憶力が低下しすぎて、とにかく辛かったという記憶しか残っていません。)

当時、自分の体で危機を感じてはいましたが、知識もありませんでした。
生活パターンはよくないなと思ってはいましたが、頭の固い私は、親や先生の心配の声も聞き入れず、かたくなに自分を通していました。

選択理論、そして栄養の大切さを知ることにつながる

大学生の頃、母の影響で学び始めていた「選択理論心理学」※の中で、私が強く興味を持ったことの一つが「分子栄養学」でした。
※選択理論心理学とは、アメリカの精神科医ウィリアムグラッサー博士が提唱した『人間の脳の働き』について説明した理論。「人は何故、いかに行動するのか?」ということを心理学的に分かりやすく説明したもの。

今から20年以上前のことです。

精神状態にも栄養が関係していること、脳に必要な栄養が届いていないとホルモンも作り出せず、正常に働かないことを知りました。
食べることは心身の状態に大きく影響するのだと衝撃を受けました。まさに学生時代の自分は、脳への栄養も不足し、脳も心も満たされていない状態だったということです。

心身ともに体調不良だった高3の食生活を思い返すと、栄養と精神状態や身体的健康状態は切っても切れない関係だと身をもって感じたのでした。

そして、もともと食べ物に興味があった私は、大学生の頃「食と健康」の分野にも興味を持ち始めました。
当時は分子栄養学という分野はKYBなどの一部で、キーワードに触れることがなく、その周辺の情報をひたすら収集していました。

最近では、ずいぶん書籍も増え、実践するクリニックも増えてきました。
そして、大人になって、妊活、出産などを経て、また身体について考えることが増えたとき、改めて食べるものは身体も心も作っていると感じました。
そして栄養や食事の面から体調が良くなることを実感し、生活に役立つものとしてさらに学びを深め今に至ります。
基本的に食事で整え、足りない部分は、たまにクリニックで処方されているようなサプリで補充するというラフなスタイルで長年過ごしています。
たまに体調を崩す時もありますが、だんぜん心も身体も強く楽になりました。
現在は、身近な味噌を作ることをきっかけに心身の健康と食べるものの大切なつながりを伝える活動もしています。

ちょっとでも、面白そうかも!なんかヒントになるかも?と思った方、よかったら読んでみてください。

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のんのん
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