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近くて見えない場所がある
近距離
…
五百城:いや〜あぶなかったわ〜
〇〇:重い…背中に体重を乗せんな…
五百城:いいじゃん。別に…
〇〇:アホか…寝坊しといて学校に間に合わないからって自転車にまで乗せてんだから、ちょっとは遠慮しろ
五百城:へいへい。わかりましたよ〜けちんぼ〇〇さん。
〇〇:よしわかった。
五百城:へ?何がわかったの?
その瞬間から奇声のような声が聞こえたと登校中の生徒は言っていたらしい。
生意気なアイツにムカついた
ため息をついて目を瞑る。今日は全く仕事に集中できていなく、ミス連発で色々な人に迷惑をかけていた事に反省中。
「アルさん…はい」
『…なにこれ?』
「俺からのプレゼント。エナドリ」
『私…飲めないから。君が飲みなさい』
「えぇ…可愛い後輩からのプレゼント、受け取ってくれないんですか?寂しいです…」
『おい…自分で言うな。まぁ…でも…確かにね。一応貰っておくわ。ありがとう』
仕方なく鞄に
別れ際はいつも寂しい②
別れ際はいつも寂しい②
遅刻しないようにとセットしたはずのタイマーは鳴らず、茉央さんとの待ち合わせに寝坊をかましていた。
「茉央さんごめんなさい。今起きました」と送信すると数秒で既読がつき『ごめんなさい。私もです』とお互い様の状況に笑ってしまう。結局1時間後の集合となり慌てることなく出掛ける準備を始めた。
…
待ち合わせ場所に到着するも、茉央さんの姿はない。立っている間に吹く風はやけに寒く
別れ際はいつも寂しい
別れ際、いつも喉から血の味がする。
本当はもっと一緒に居たいけど…
「なぁ…〇〇…いつものして?」
最後はハグをして別れていく。
一緒に居たいの入れない
それは…
…
サークル飲み会で居酒屋に来ている。今日は女子大の子と合同で、周りは皆んな息巻いていた。
女子大の人達が到着し、皆んな席に着く中、一人の子と目が合う。恥ずかしくてすぐ逸らしてしまったが、本当は少し可愛いなと思っていた。
大袈裟で不器用な僕達は
目が覚める
違和感がして
スマホを手に取った。
"9:12"
眠気は一瞬で吹っ飛ぶ
しかし、ここで慌てたら元も子もない
学校に遅刻するなんて滅多に出来ることじゃないし
ここは前向きに考えて
もう一度布団を頭からかぶった。
…
「社長出勤とは随分と偉くなったね」
「なんでこんな所にいるんだよ…」
遅刻したことを煽ってくる同級生の賀喜。わざわざそれを言うためだけに職員室の前で待