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人ってそゆもんっていつもなったっけそれでいいしそれがいい
ある時からとある漫画をぱったり読まなくなった。
理由はわりとしっかりとあって、その人が好きすぎるあまりブログ的なものも追っていたから。
そこで死ぬとか言ってるから。
言っとくけど「だめだめ生きて!💦💦」とかあんまりそういう感情は無かった。というか創作界隈って持ち回りみたいに死や鬱の話が色んなとこから出てくるから、別に珍しいことと思わなかった。
そういった人達を見て、きっとうちがあと20歳若
地獄と理科と道徳と 後編②
「せんぱーい!」
「待て! 俺はここで休んでただけで!」
「問答無用!」
地を蹴って高く跳ぶと、右足を突き出す。それはそのまま先輩の顔面にヒットした。この攻撃を受けてもまだ倒れないなんて。やっぱり鬼って頑丈なんだな。
「いでー!!」
「ちづさんとイチャイチャしないで!」
「してねぇよ! こいつが勝手に俺の上に乗ってきたんだ!」
「くっ……くそ。事故ったか……いや、まだ車は動く」
あたしが
地獄と理科と道徳と 後編①
「お前。これ、実質左遷だぞ」
「そうぉ? 素敵な永久就職だと思うけど」
失礼なことを言う赤鬼は、金棒で自分の肩をとんとんと叩いている。痛くないの? それ。あたしは多分彼? に連れられて、ひび割れた大地を歩いていた。空はどんよりとしていて薄暗い。そこかしこから人の悲鳴が聞こえる。今の甲高いの、すごく良かった。振り返って聞き入っていると、後ろから声がした。
「役割はさっき聞いた通りだ。退屈するだ
地獄と理科と道徳と 前編②
人の気配が消えた街で、私はとろとろと車を走らせていた。いわゆる徐行に近いスピードでいることには理由がある。はっきり言って運転は得意ではない。左側のヘッドライトを金属製のポールで潰してから、やっと自覚したのだ。そしてもう一つ。私は、車を乗り換えたかった。この車に乗るところを見られているのだから。
「……あ。いや、よく考えたら、誰も居ないんだから、動いているものイコール私になるのか?」
乗り換
地獄と理科と道徳と 前編①
あらすじ
とある研究所に務める碌間ちづは、不自然に閑散とした職場で部外者の女と出会う。女は自分がそこにいる理由を語る代わりにナイフを振るった。唐突に斬り付けられたちづは、逃走しながら理由を考える。が、心当たりが多すぎて特定には至らない。
逃走の途中、ちづは車で事故を起こして気を失ってしまう。目が覚めると、何故か助手席に置かれていた拳銃を手に取り、近くの高校へと逃げ込む。生徒を巻き込む可能性を