思い出したくないことを思い出してみる話

こんにちは、nnsです。

突然ですが、私は最近創作活動が全然進んでおらず、Vtuberの配信を観てばかりいます(カス)
最近は私の大好きなFF5をニュイという人がやってくれているので、それを楽しみに生きてます。ファリス好きなんだ。

色々巡回するといっても、観る人は大体決まってます。でも、その人達の配信が無いときは、面白い何かを探して切り抜きを見に行ったりしてます。
そこで、っていうかその雑談配信観たことがあるんですが、私の身にあることが起こった直後くらいにある切り抜きを見ました。
アンジュ・カトリーナというVtuberの(ちなみに知人の声に似すぎてて「お前アンジュ・カトリーナだろ」と濡れ衣を着せたことがあります)、声が低すぎて女性だと信じてもらえなかった話ですね。
なんかネット回線だかなんだかの契約の時に本人だと信じてもらえなくて、身分証明書を送付する面倒な事態になったって話なんですが。

さっきも言ったように、多分この配信自体を私は全部観てるんですね。当時は「声低いって大変だなぁ」と思ってスルーしたんだと思います。
で、私は声は完全無欠のウルトラ美少女なんですが、見た目がちょっと……まぁそれで、ちょっとアレなトラブルに見舞われたばかりなんですね(詳細は割愛しますが、おばさんにナンパされて女だって信じてもらえなくて面倒でした)。

そのトラブルが起こったあとにその切抜きを見たら、「わかるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」ってなったんです。
私は、声で女だってわかってもらえなかったんです、おばさんに。ホモおじさんに何度かナンパされたこともありますが、そのときは声で女だと分かってもらえたので、かなり衝撃でした。そして、その時に気付きました。
声でわかってもらえなかったら、うちって自分を女だって証明できるもの、何も無いんだ……と。結局、胸を触られて「あ……る……か……な……?(←なんで歯切れ悪いねん殺すぞ)」と言われて、やっと信じてもらえたんですが。
アンジュは電話で喋ってる声で女だと信じてもらえなくて自分の身分を証明できるものを先方に送ってるので。
なんかある意味真逆の出来事なんですが、すごくシンパシーを感じたんですよね。
あ、私をナンパしてきたおじさん達がホモかどうか分からんやんと思う人もいるかもですが、そんなことないです。このおばさんもそうだったんですが、みんな決まって同じ台詞を言うんです。
「女の子みたいでかわいいね」って。

女や。

で、前置きが長くなりましたが、やっとタイトルです。
ちょっとこれまでにあった悲しいことを思い出してみようかなって。
ありすぎてすごく長くなりそう。

トイレ

私みたいな人間にとって、公共のこういう場所ってわりと鬼門だったりします。まぁ基本的には紛らわしい容姿してる私が悪いと思っているので、間違える人にとやかく言ったりはしません。
「ここ、女性用ですよ(汗)」って言われて、「そうですね」と答えることは数え切れないほどあるので、もうカウントできないです。向こうも声を聞けば女性だと分かってくれるので、誤解は一瞬で解けます。
おばちゃん達に「あっ……(察し)いいのいいの!私はそういうのに理解あるからね!」って、存在しない何かを理解された時は暴れそうになりましたが。多分、心は女、だと思われたんだと思います。いや体も女や。
ここまでならまだ笑い話なんですが、私が個室に入った後、そのおばちゃん、連れのおばちゃんに「気の毒な子……」って言ったんですよ。
なんか、色々なことを考えちゃいましたよね。実際のトランスジェンダーの人達って、こういう嫌な思いをちょっとずつ蓄積してんのかなぁって。だってあれ、絶対聞こえるように言ってましたもん。うちが当事者だったら傷付くよ、そんなん。

でも、トイレで一番悲しかったのは、女子トイレで「間違ってますよ!」って言われることより、男子トイレに入っちゃったのに誰も「間違ってますよ!」って言ってくれなかったことですね。
トイレから出て、正面に女性用トイレのドアがあることに気付いた私は軽く凹みました。ちなみに、立ちション(?)してる男性も二人いたんですが、二人とも何も言ってくれませんでした。だから、男女兼用のトイレなのかな?珍しいな?としか思わなくて……。

道端

色んな人が歩いてますよね。
正面から歩いてきたじいさんに、すれ違いざまに「イケメンだからって調子に乗るなよ!!!」と怒鳴られたことがあります。
私もここで「はわわ~~~怖いでち~~~」とか萌え声(得意)で言えばよかったんですが、ちょっと本当に唐突だったんで無視しちゃったんですね。
あと自分の通ってる会社の近くだったので、それやって誰かに見られてたら尊厳がヤバかったと思います。
まぁ下手に言い返さなくて正解だったと思います。相手はいきなり通行人を怒鳴りつけてくるやべぇじいさんですから。
じいさんの言う「イケメン」については、女性が男性の格好したら結構イケメン風になる率高いじゃないですか。多分そんな感じです。優男っぽいというか。

現代特有の気遣い

何度も言いますが、私が悪いです。
紛らわしい見た目のせいで、初めて会う人に「nnsちゃん……、いや、君で呼んだ方がいいかな?」と言われることがあります。
本当にうちが悪い。うちだけが悪い。この人達はトランスジェンダーという存在を知っていて、その上で配慮しようとしてくれている、とっても優しい人達なんですね。
なのに、nnsとかいう体の性も性自認も女の、つまりただの女である存在が、「気遣ってかえってなんか失礼になってしまった」という失敗体験を植えつけているんです。もうなんだよコイツ。
その気遣いはいつかきっと誰かを救うので、どうか変わらないでいてほしいです……。


浮気現場として目撃される

これは、まぁうちも悪いかもですが、早とちりする方にも問題があります。え、ありますよね……?
普通に私は女友達と遊んでただけなのに、それを誰かに見られて、「○○ちゃん、男と二人きりで楽しそうに遊んでたよ」と彼氏サイドにチクられるんですね。

もうね、このパターン地獄。

誤解を解こうとした友達「あの子、女の子だよ!!」
激昂した彼氏「あんな女いるワケねぇだろうが!!!!!!!!!!!」
友達の隣にいたななせ「……(殺そうかな)」

みんなはビデオ通話で「私は女です」って、言ったことある?

nnsはね、あるよ(哀)


ライブ映像で訂正しようがない誤解を目撃する

趣味でドラムをやってます。
そうするとライブする機会があるんですよね。
今のライブハウスは動画を撮ってくれます。
私達はそれを観て「中音(ステージ上で鳴ってる音)微妙だと思ったけど、全体で聴くと結構いい感じじゃん」とか、「あの曲上手くいったと思ってたけど、ちょっと走ってるなぁ」とか確認してます。
運がいいと対バン(当日一緒にやった他のバンド)の映像も入ってるので、気になってたけどステージの準備で観れなかった人達をチェックしたり。

で、録音の方法には主に2種類あります。
そのままライブハウスで鳴ってる音を録る方法と、ライン録りですね。ライン録りというのは、マイクとかアンプに乗ってる音をそのまま収録するやり方です。これだと観客の声って全然入りません。まぁみんなマイク通して喋ってないですからね。

大体お察しかと思いますが、前者の録音方法のとき、たまに「あれ……男の子?」という声が入ってます。
しかも大体「あ、男の子だったね」という結論に落ち着きます。いやなんで????ガールズバンドって言ってるよな????

そういう話をバンドメンバーに愚痴って、「そういえば対バンした人がnnsのこと男だと思ってたみたいでウケた」という話を聞かされて余計辛くなったこともあります。


待ち合わせに失敗する

これ去年か二年前の話なんですが、マジで理不尽なんですよね。なんでって、この人(ちなみに女性です)と私は何度も会ったことがあるので。

人気のないビルの前で待ってたら、「待ち合わせ場所に着いたけど、デカイ厳つい男の人しかいない!こわい!(汗)」みたいなメッセージが来たんですよね。

これで本当に私がでかくて厳ついなら分かるんですが……身長もうちのが低いし、っていうかそいつラグビーやってそうなガタイしてるからうちに怯えるのマジで意味不明なんだよな


ニコニコ動画で勘違いされる

昔、自分たちのオリジナル曲をニコニコ動画に上げたことがあります。
みんなはいいって言ってくれるけど客観的な意見が聞きたかった私達は、ネットに動画を投稿するという手段を思い付いたんですね。
曲の感想、あればあるほど嬉しいので。
しかし、曲の感想なんてほとんどありませんでした。

右から左に流れていく、「ドラム、男?」

なんで?????????????????????(二度目)

ガールズバンドだって言ってるよな????????????(二度目)

まともな曲の感想はもらえないし、このドラマーどっちと付き合ってんだろみたいな謎のコメントが付くし(どっちとも付き合ってねーーーーーよ)、悲しい気持ちのまま動画は非公開にしました。


風俗に誘われて、しかも侮辱される

風俗のキャッチに声をかけられるんですね。
特に池袋と新宿が多いです。
「お兄さん!おっぱいあるよ!」と声をかけられたとき、私もちょっと酔ってたので「ここにもあるよ!」と自分の胸を指差したんです。
その返答があまりにも衝撃的だったので、酔いが一気に覚めました。

キャッチのおっさん「あはは!!ないない!」

は?

あるが?

確実に存在してるが?

そんな、女性の身体的特徴を、え、なん、は、は? バーカ



最後に

多分他にもたくさんあるんですが、いざ書こうとするとあんまり思い付かないものですね。
今回は悲しかったことに限定したので、省いた話も結構あります。ホストに「お疲れ様っす!」って挨拶されたり(歌舞伎町で三回くらいあるので、多分私と似た顔のホストが実際にいるんだと思います)、友達から紹介された子に勘違いされたまま告白されたり。いや悲しくないよ、別に。(ありとあらゆる意味で)ごめんね……とはなるけど。
なんかまたいくつか思い出せたら第二弾やろうと思います。

それでは~。

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