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本について思うこと

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幼少期から本の虫でした。最近は離れていましたがやっぱ腐れ縁ですね。本を通して人はつながれる、そして本は時として人を変えると本気で信じています。
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#私の仕事

異動を経て、社会人2年目になって考えた仕事での「適性」②

異動を経て、社会人2年目になって考えた仕事での「適性」②

前回、仕事における「適性」について、
1年目の後輩の話を聞きながら思ったことを書き出してみた。

今回は、自分自身の業務を行う中で考えた「適性」について、考えていることを纏めてみようと思う。

とはいえ、いまの適性がこの先ずっと適性であるとは限らない。
幼少期から形成されたパーソナリティは大きくは変わらないだろうが、それでも緩やかに変化し続けるもの。
いまは適性のある仕事をできていると思っているが

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読書メモ『風のマジム』原田マハ著① 熱意と努力

読書メモ『風のマジム』原田マハ著① 熱意と努力

事務職の派遣社員から、社内ベンチャーの社長に。
沖縄であった実話をもとにしたこの小説は、今回も僕の期待を裏切らなかった。
それだけでなく、本書を通して知った地域の魅力を感じに、実際に現地に行ってみたいと思えるものだった。

前回は図書館についての記事だったので、今回はそこで借りた「本」についてのお話その①
次回は読む中で感じた「地域」と「小説」について書いてみたいと思う。

まじむこみてぃ。

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ことばへの興味がさらに深まる本。『本日は、お日柄もよく』

ことばへの興味がさらに深まる本。『本日は、お日柄もよく』

ある日の雑談の時間。

ことばへの興味が増していること。
原田マハさんの本に出合ったこと。
たまたまこのことを話した時、ある社会人の方が勧めてくれた本。

ことばと本…編集者の方を対象とした本かな。
どんな言葉と出会えるのかな。
漠然と思考を巡らせながら、どこか引っかかる、そして惹かれる部分が大きかった。

数日後、企画したまちあるき企画を行った。
たまたま岡本太郎にインスパイアされたある書店を仲

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約10年来の再会『鉄のしぶきがはねる』の魅力

約10年来の再会『鉄のしぶきがはねる』の魅力

2ページの問題集に抜粋されていたのは、このシーンだった。その2ページが、なぜか僕には印象に残っていたらしい。

『鉄のしぶきがはねる』
2011年に講談社より出版されたまはら三桃さんによる小説で、第27回坪田譲治文学賞も受賞している。
そのせいか、2012年の国語の入試問題において4県で出題されるなど、当時話題になった作品の一つであった。

入試問題の過去問を演習していた中学生時代に出会ったこの作

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