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あしたの小窓から。

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小窓のむこうに、ちいさな「あした」が見える。 ここでは音楽、教育、投資、霊性などについて、考えたり感じたりしたことをつれづれに綴っています。
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2019年11月の記事一覧

『あなたのじかん』から『listen.』へ。

『あなたのじかん』から『listen.』へ。

9月と10月にやった『あなたのじかん』をまたやってみたいと思った。

オンラインのビデオ通話で、15分の未二観(みにかん)の後に、気ままにおしゃべりをして過ごす時間だ。

未二観というのは、大阪の橋本久仁彦さんが創始したもので「たどる」という独特の形で話を聞くことで、日常にはない時空間が現れる。

どう日常にないかというと、
・特に話すテーマなどはなく、なにを話してもいい。
・話すことがなければ

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それぞれの未知の旅。

それぞれの未知の旅。

映画『アナと雪の女王2』を観てから二日経った。

僕も奥さんもとても気に入って、家に帰ってきてからもサウンドトラックを聴いている。

そこで気づいたことなのだけれど、今回のメインテーマ『into the unknown』は、歌い手によって大きく印象が異なる。

英語版のオリジナルは、こちら。
イディナ・メンゼルさんが歌っている。

これに対し、日本語版でエルサを演じるのは、松たか子さん。

ちょっ

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ディズニーってすごいわ。

ディズニーってすごいわ。

昨日、映画『アナと雪の女王2』を観てきた。

あれほど大ヒットした映画の続編。
期待しすぎないようにしよう、と思って向かったのだけれど、

すごい面白かった。

どこがどう面白かったかは、公開したてだから言わない。
その代わりに、これだけのものを作れるすごさについて語りたい。

僕はディズニー映画の調子が悪かった頃を知っている。
90年代後半から2000年代前半にかけて。

よく覚えているのは、そ

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苦労は人生の必須科目なのか。 (メルマガ『生きているQ』より。

苦労は人生の必須科目なのか。 (メルマガ『生きているQ』より。

この記事は、㐧二音楽室のメルマガ『生きているQ』の配信記事を加筆修正してお届けしています。(配信登録はこちらからどうぞ。)

こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

今日のテーマは

「苦労」

苦労なんかしたくない。
ラクに生きていきたい。

そう思う人は
少なくないと思います。

僕もそうです。

にもかかわらず、
いろんな人と出会うと、
「いいなあ」と感じる人は

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話すとわかる。

話すとわかる。

昨日の

ともつながるかもしれないけれど、本当に「話すとわかる」ことって多い。

今日もこんなことがあった。

僕は『あなたのうた』の披露のために、豊田市に行った。

演奏が終わって、歌詞のある部分について「ここはどういう意味?」と尋ねられた。

その時には「わからない」と答えたけれど、しばらくおしゃべりを続けるうちに、ふっと「こういうことかもしれない」と思いついた。

その解釈は、こじつけと言わ

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声なき声を出す。

声なき声を出す。

たまたま、作家の坂口恭平さんが、こんなツイートをしているのを見た。

そうなの?と思いつつ、ちょっとわかる気もする。

以前、僕はこんな記事を書いた。

ここで夫婦関係(主にけんか)を通して、わかったこととして次の二つを挙げた。

① 言い過ぎないと、本当に言いたいことにたどり着けない。
② 聞いてもらわないと、本当に言いたいことにたどり着けない。

ここで示していたことは、坂口さんのいう「声にな

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面白がる人。

面白がる人。

昨日、こんな動画を紹介してもらって驚いた。

『あなたのうた』の参加者、木村公紀子さんが、ダンサーの Tomoko Miyata さんに依頼して踊ってもらったという。

驚いたし、うれしかった。
できた曲を歌ったり聴いたりすることはあっても、こんなふうに楽しんでもらえるとは、想像していなかったからだ。

『あなたのうた』は、15分聞かせてもらったお話から、世界に二つとない、その人だけの歌をおつくり

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ずっと聴き続けること。

ずっと聴き続けること。

昨日、記事にしたこのインタビュー。

今日もこのことを考えながら、つくづく「聴き続けるってすごいし、面白い」と思った。

向谷地さんは「無差別殺人」が「寂しい」「つらい」に萎むまで、青年の話を聴き続けた。

そして青年は、働きはじめた。

他には誰も、それをする人がいなかった。

うちの夫婦げんかが落ち着くのも、怒りの応酬をお互いが聴き続けた後だ。そこで新しい理解が生まれ、先に進める体感がある。

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他人事とは思えない。

他人事とは思えない。

北海道、浦河『べてるの家』の向谷地生良さんは、その発言がいろんなところで記事になっていて、読むたびに心のどこかに火が付く。

最近読んだこの記事もそうだった。

たとえば、「トンコロガス」という(おそらく本人にしか分からない)ガスから逃げるため、長年、路上生活を送ってきた年配の女性と、向谷地さんはこんなふうに関わっている。

向谷地 一応“その方面の専門家”だということにして「私はトンコロガス問題

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歌ってどんなときにできるのかな。 (メルマガ『生きているQ』より)

歌ってどんなときにできるのかな。 (メルマガ『生きているQ』より)

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

先日、こんな曲ができました。

この曲のメロディーや歌詞は
奥さんのために
パソコンの電源を買いに行く
途中にできました。

川沿いの道を 自転車こいで

というのは、まさしく今日、
僕が川沿いの道を
自転

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曲をつくると、自分のコンディションがわかる? (メルマガ『生きているQ』より)

曲をつくると、自分のコンディションがわかる? (メルマガ『生きているQ』より)

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

先日、『作曲事始』で
面白いことがありました。

僕自身の経験談や
お互いに起きたことを
おしゃべりしながら
鼻唄から曲ができるまでを
伴走するこのお仕事。

その日は、夏から
取り組んでおられる方との

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曲はどこからやって来るのか。 (メルマガ『生きているQ』より)

曲はどこからやって来るのか。 (メルマガ『生きているQ』より)

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こんばんは。澤です。

聴いてくださり、
ありがとうございます。

このところ、絵を描く人が
スケッチをするような感じで
短い曲をつくっています。

『ラブミテンダー』

『キッチン』

『あなたのうた』のように
自分のことや
自分の生活にかかわることを
曲にできたらとも思

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「理解」が向こうからやって来た。

「理解」が向こうからやって来た。

あられもない何かをあらわにする覚悟は、あらわれたありのままの姿をそのまま受け容れ寿ぐ責任と裏表だと思っています。

音と言葉で剥くも剥がすもこちらの力加減しだいですが、やり過ぎても、やらな過ぎても魔法が効かないのを知っている以上、逆に手加減が許されないわけです。

偽善と虚飾で魂が満たされないから、刃物振るってるんですし。やるならとことん、ありったけの愛で。斬り込みましょうよ。応援しとります❤️

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こころを支える、ひみつのアンセム。

こころを支える、ひみつのアンセム。

先日のライブ『みんなのうた』で見事な歌声を披露してくださった中島小百合さんが、『あなたのうた』の紹介文を書いてくれました。

***

突然ですが私たちの心には層があって、
ふだん他人に見せるのは表面のほう。

そして大切な想いは、むやみに人目に触れない
奥のほうに隠してあります。

どの層にもその人の「ほんとう」は
含まれているのですが、奥のほうへ行くにつれて
「ほんとう」の純度が高くなっていき

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