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田淵 未来
2024年2月23日 21:05
社会的養護を受けることになった日 彼が社会的養護を受けるきっかけは、母親・兄からの虐待だ。小学生から17歳になるまで虐待を受けていた。17歳の時、寝ていた彼の胸に母親は熱湯をかけた。すぐに服を脱いだため、火傷の痕はそう残らなかった。熱湯をかけられた時、自分で警察を呼んだ。保護されることを警察・児童相談所職員に意思表示し自立援助ホームへの入所が決まった。 私は保護された時の状況を想像して
2024年2月23日 21:13
反面教師 子どもの保護が遅れ手遅れな結果となる原因の一つとして、虐待を受けている子ども自身が虐待と認識できないことがあげられる。 私自身、児童養護施設に入所するまでは大人から虐待を受けていると認識できていなかった。自分が愛する親から虐待を受けていると認めたくないし、親から大事にされていないことは恥ずかしい事だと当時思っていたため、周りに相談するという選択肢は浮かびもしなかった。 しかし彼は
2024年2月23日 21:19
「きっと母親の愛はぐちゃぐちゃだったんだ」「母親に対して今、どう思ってる?許せる?」「全然許せる。過去は許してる。ただ今の母親はどうだろう…。自分のことを可哀想と甘えている部分は許せないかも」彼は即答で過去のことを許せていると断言し、私は心底驚いた。 彼の母親について、今母親をしている世代や母親業が終わった世代に話をしたらきっと非難の嵐だろう。母親なのに子に暴力を振るった、アルコールによって