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短編小説

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短編小説・童話「ふたりのまじょ」

短編小説・童話「ふたりのまじょ」

とあるもりのおくふかくに、ふたりのまじょがいました

ひとりはしろいいえに、

もうひとりはくろいいえにすんでいました。

まじょたちはふしぎなちからをもっていました。

それは、はなしたことをげんじつにかえるまほう。

おかしがほしいというだけで、さいげんなくおかしがたべられるのです。

ごはんにようふく、おもちゃなど、なににおいてもことかくことはありません。

なんとみりょくてきなちからでしょ

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クイズ:どちらがAIの作品でしょうか?

クイズ:どちらがAIの作品でしょうか?

マイクロソフトのBeingで短編小説を書いてもらったんですが、そのクオリティがめちゃくちゃ高かったので、共有したい!!

でも普通に共有するだけでは面白くないよなと思ってこんな企画を考えました。

クイズ、どちらがAIの作品でしょうか!

パチパチパチパチ。

このためだけに短編小説を書きました。

だから一問しかないので楽しんで!

ちなみに英語でチャットをしていたので日本語に翻訳する際に最低限

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一発書き「風景〜朝〜」

一発書き「風景〜朝〜」

風景描写と心情描写がえらく苦手なので、今回は風景描写の練習です。

冷たい風が顔に当たる。

ふと前を見る。

眼の前の窓の上側が空いている。

この車両で空いている窓はここだけだ。

誰かの携帯電話が鳴る。

それに気づいた数人がそれに振り向く。

音はすぐにとまった。

隣の窓は土埃で曇っている。

そこから見える景色は全くの別物のようだった。

空いた窓から飛び込んでくるのは景色だけではない

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先日の小説について

先日の小説について

短編小説を初めて書いた。

きっかけは寝る前に、

「触れた人に影響を与える人とされたことをそのまま返す人がいれば、外部からの介入なしに二人を異常状態に出来るな~」

と考えたことである。

なぜそんなことを考えたのかは僕にもわからない。

まあ、面白そうだから書いてみようとパソコンを立ち上げた。

書き始めてみると奇妙な感覚に襲われた。

セリフ以外が書けないのだ。

セリフ以外を書いてはいけな

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短編小説「死んだらきっと生きられる。」

短編小説「死んだらきっと生きられる。」

「話があるんだけど。」

「ん~~、何?僕に告白するの?だったらお断りだよ。」

「告白するなら何でわざわざ君を家に呼び込んだの。もっといい場所があるでしょ。あと、もし告白するつもりだったら、その発言で冷めてたね。」

「キビシイな。やっぱり脈なしだったか。」

「脈?あるのは腐敗臭が酷い縁くらいでしょ。」

「あぁ、金脈もたまらずイオンになるような腐敗臭だ。それに文脈もたった今消えかかろうとして

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