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アメリカで子育てをすること

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日系企業の秘書を経て、駐在妻として世界各国を住み歩いてきたこの10年。 日本生まれ、日本育ちの私が海外での育児を通して知る新しい世界をありのままに伝えています。
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#日記

イクメンなんて言葉は本当はいらない?

イクメンなんて言葉は本当はいらない?

日本生まれ、日本育ちの私は
いわゆるThe 昭和な両親の関係を見て育ってきた。

父が帰って来る頃には母が当たり前のように家族分の夕飯の支度をして待ち、学校のことは全て母がこなし、
母がお友達と食事に行ったりする時には
家族分の食事を全て作っていてくれたように思う。

とにかく、「家族の為に」母はいつも動いてくれていた。
でも、それはうちだけではなく、
お友達のお家ほとんどがそうだったと記憶してい

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私を救ってくれたこの言葉

私を救ってくれたこの言葉

私がロシアからアメリカに引っ越しをしてきたのは2013年の夏、
当時息子が4歳、娘が1歳になってすぐのことだった。

ロシア駐在は新興国地ということもあり、
(勿論会社の福利厚生にはばらつきがあるものの)比較的
「守られた」生活をさせてもらっていた。

例えば、ロシア人の運転手さんが1家族に1人ついていたり、
(何かあった時にロシア語で対応出来る人がいるといないのとでは
ロシアでは全く違うのだ)、

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マジックワード

マジックワード

この言葉を聞いて皆さんは何を想像するだろうか?
私が初めてこの言葉を子供達の幼稚園で聞いた時、
「魔法か何かのお話をしているのかな?テクマクマヤコン的な」と
頭の中が「?」で一杯になったことを覚えている。

アメリカで小さいお子さんを育てたことのある方は
必ずこのマジックワードという言葉、
聞いたことがあるのではないだろうか?

公園で子供同士がおもちゃのとりあいをしてしまった時、
ふとお母さんが

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私がモンテッソーリにこだわった理由

私がモンテッソーリにこだわった理由

というと、私がこれからモンテッソーリがいかに素晴らしいかを話すのでは?と思われる方も多いかも知れない。
(勿論、モンテッソーリは素晴らしい教育法と思う)
しかし、今回は残念ながらそうではなく、
ロシア、アメリカと住み歩く中で、その間に子供達を保育園から幼稚園に行かせた私が「国をまたいだ子供達の幼稚園選びで1本の柱があることでいかに救われたか」について書いてみたいと思う。

私がモンテッソーリ教育に

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アジア人の親は厳しいの?

アジア人の親は厳しいの?

先週、7th gradeの息子の2ndクォーターの成績が出たのだが、
思ったよりも芳しくなかった。
(というか、約束をしていたグレードをキープ出来ていなかった)
で、気付いたら今朝、夫によって息子の部屋からゲーミングPCが撤去されていた。

夫は普段子供達に勉強しなさい、宿題しなさい、と一切言わないタイプ。(日々口うるさいのはどちらかと言うと私)
どんなに遊んでいても最終的に結果が出せればそれでよ

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I have a dream-私には夢がある

I have a dream-私には夢がある

アメリカに住んでいる人であれば、誰もがこのフレーズを耳にしたことがあるのではないだろうか。

公民権運動の父として、アメリカ社会におけるアフリカ系黒人差別に異を唱え、人種差別に対する非暴力闘争を推進し、ノーベル平和賞を受賞したジョージア州出身のマーチンルーサーキング牧師の有名な演説のフレーズである。

日本に住んでいる頃から、マーチンルーサーキング牧師の存在は知っていたけれど、一体どんな人で、どん

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