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恋をする上での“辛さ”①(罪悪感/後悔/嫉妬)

前回の内容はこちら▼

恋をすることの「辛さ」

恋をする上で、「辛い」と感じる瞬間。

恋をしていると、幸せだけだはなく、もちろん「辛さ」を感じる場面も沢山ある。

恋をする上で、自分がこれまでに感じたことのある「辛さ」や「苦しさ」について、まとめていった。






①罪悪感
相手に「恋愛感情」を抱いてしまうことに対して、罪悪感を抱く。

こんなに、人としても友達としても、ちゃんと好きで尊敬もしている相手なのに
恋愛感情や下心まで持ってしまう自分が最低すぎて、嫌になる。

自分でも言語化できないような感情を抱えたまま、その感情を相手に隠したまま、普通にこれまで通り仲良くし続けていいのか、人間関係を続けてしまってもいいのか。
自分だけ、「好きな人と過ごす幸せ」を味わってしまっても良いのだろうか。

まるで、悪いことをしているような、相手に失礼なことをしているかのような気分になる。

その「罪悪感」を消すために、相手に全部伝えてしまいたい、と思うこともある。






②後悔する
恋をすると、後悔することばかりで、基本的に情緒が不安定になる。

例えば、変なメッセージを送ってしまって、返信がなかなか返ってこなかった時。
例えば、デートに誘って、遠回しに断られてしまった時。
例えば、相手の気持ちも考えず、想いをぶつけてしまった時。

永遠と考え続けてしまって、少しの不安がどんどん積み重なってゆく。
無駄に病んで、情緒が不安定になる。

心に小さな傷ができて、何をしていても、心のどこかにその傷が残っていて、じわじわと痛めつけてくる。
とにかく痛くて痛くて、苦しい。
喉からお腹にかけて、締め付けられているような感覚。

いっそのこと、全感情を失ってしまいたい。


私はこれまで、後悔をしないように「迷ったらとにかくやる」というモットーで生きてきた。
恋愛についても変わらず、この考え方で生きているので、「やらずに後悔する」ことよりも「やって後悔する」ことの方が圧倒的に多い。

あんなメッセージ、送らなければ良かった。
あんなこと、言わなければ良かった。
余計なことをしてしまった。
さすがにやりすぎてしまった。
もっと慎重になるべきだった。
ただの自己満足だった。
先のことなんて全然考えていなかった。
夢は夢のままで終わらせてしまえばよかった。
相手の優しさに甘えすぎてしまった。
相手に迷惑をかけていることに気づけなかった。
自分で自分に呆れる。
ただひたすらに自分が馬鹿すぎて、笑えないし、泣きたくなってくる。
今すぐにでも自分を殺したい。誰か殺して欲しい。
好きな人に、好かれなくてもいいから、嫌われたくはなかったのに。

でも、行動しなかったら絶対に後悔していたと思うし、どうしたら良かったのかわからない。

そんな後悔が、頭の中で永遠と渦を巻いている。

盲目になっていると、冷静な判断ができなくなり、間違えた選択をとってしまうことが多すぎる。

一旦病んだことって、大丈夫になったつもりでも、時間が経って後から思い出すとやっぱり結構苦しかったりする。






③嫉妬する
「嫉妬」というのは、恋をする上で、最も厄介な感情だと思う。
こんな感情、本当に要らない。誰も得をしない。
この世から消えてくれればいいのに。

自分の好きな人と、他の誰かが仲良さそうに話しているだけで、辛すぎて見ていられなくなる。
噂で聞くのも、SNS で見るのも、もう全てが本当にしんどい。
せめて、私の見ていない場所でやってほしい、と思う。
悔しいけれど、悔しいという言葉を発することすら悔しくて、もうどうしたら良いのかわからなくなる。

好きな人に近寄る人間は、誰であろうと嫌いになってしまう。
直接的に何か悪いことをされたわけでもないのに、自然と嫌いになってしまう。
殺意すらも湧いてしまう。

憎くて憎くて仕方がない。
本当に許せない、絶対に許さない、死ぬまで一生許してやらない。
一生恨み続けると思う。
この手で殺してやりたい。この世から抹殺したい。
そんな感情。

勝手に敵対視してしまって、
自分の性格がどんどん悪くなっていくのを感じて自己嫌悪に陥る という、最悪の負の連鎖。
こんなに恨んでいるはずなのに
その「嫉妬対象」となる人に限って、
ちゃんと関わってみたり、話してみると、案外普通に良い人だったりする。
それが、私にとっては余計にしんどい。

もしめちゃくちゃに性格の悪い人だったら、とことん嫌いになれるし
その人を嫌いになる自分のことも許せるし
とことん責めることも、悪口を言いまくることもできるのに。

「良い人なのに、『嫉妬』という理由だけで嫌いになってしまう」自分のことは、
どうしても好きにはなれない。

もしも極悪人とかだったら、「私の方が好きな人を幸せにできる」と思うこともできるのに。
それとも、もしかしたら「私の好きな人は、所詮その程度の人たちと仲良くしている、その程度の人間だったんだ」と思って、冷めることもできるのかもしれない。

しかし、現実はそんなに都合の良いことなんてなくて、「嫉妬対象が、普通に良い人だった」という事実が余計に厄介で、余計に私を苦しめる。

「嫉妬対象」のことは、気にしたら負けだと思うし、気にすれば気にするだけ時間の無駄だというのはわかっている。
もちろん、自分なんかに、どうこう言う権利もないというのもわかっている。

それでもやっぱり、見るたびに辛くて苦しくて、
泣きたくなって死にたくなってしまう。
好きな人の、他の人といる時の楽しそうな顔が
どうやっても頭から離れてくれない。

私には、あんな顔を見せてくれたことなんて一度もない。
私の前では、あんなに楽しそうに笑ってくれたことなんて一度もない。

「そういうことだよ」と、残酷な現実を突きつけられているようで、こんなに辛いなら死んだ方がマシもしれない、と本気で思うようになる。



そもそも、何に対して「嫉妬」してしまうのだろうか。

私は「誰よりもその人のことを好きな自分以上にその人と一緒にいる時間も長くて、その人についての情報も沢山持っていて、私の大好きなその人の笑顔も沢山見ていて大好きな声も沢山聞いている」
という事実が、とにかく許せないんだと思う。

百歩譲って、自分と同じか、それ以上に「好きな人」のことを愛している人がその人と一緒にいる時間が長かったり、その人について色々知っているんだとしたら、まだその方が許せると思う。

でも、大してその人のことを好きでもないくせに
私よりも長い時間一緒にいるんじゃねえよ、と思ってしまう。
私の方が絶対にその人のことを好きな自信もあるし、私の方が絶対に大切にしてあげられるのに。
こんなに好きな私よりも、なんとも思ってない他の人の方がその人のことを知っているんだね、となってしまう。

あとは、私の好きな人が、どれだけ凄い人で、どれだけ凄い才能があって、どれだけ素晴らしい人間性を持っていて、どれだけ尊敬できる人間かっていうことを知らないような人たちが、よく知りもせずに仲良くしているんだとしたら、めちゃくちゃムカつく。
そういうのを全部理解した上で仲良くしているのなら、まだ許せるけれど。

本当は「好きな人さえ幸せならそれだけで良い」と思いたいはずなのに、邪魔な感情が多すぎて、そう上手くはいかない。



「いくら他の人がその人と仲良くなろうと、私の方が先にその人と仲良くなったし、私の方がその人のことを好きな自信もあるし、私しか知らないその人の顔だって、無いわけではないし」
「私は他の人に負けている部分ももちろん沢山あるけれど、私にしかできないことや、私しか持っていないものだって絶対にあるはずだし」
こういうものに縋り付くことしかできない自分が、情けなくなってくる。

それでも、心の平穏を保つためにはそう思うしかない。
誰も助けてはくれないんだから、自分のメンタルは自分で守らないと。

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