📍サロスワン🦢

日記は10年以上前からの記憶を遡っている為事実と違う事も混ざっております。半分はフィク…

📍サロスワン🦢

日記は10年以上前からの記憶を遡っている為事実と違う事も混ざっております。半分はフィクションだと思って読んで頂けると幸いです。

記事一覧

2-10 再び

ミクとルカが入店してから お店には少し活気が戻り 徐々に勢いに乗った 俺は 面接に来た子達の殆どの子達を入店へと繋げられたのだ 📍サロというのは今も昔も 新人の子が…

2-9 狼煙

19歳の二人組が来た 二人とも同じ専門学校の友達同士 片方は金髪ツインテールでフリフリのワンピース(当時はリズリサがとても流行っていた)を着ていて服装と髪型は可愛かっ…

2-8 前へ

「K太さん、明日の面接二連動(二人組)俺が行ってもいいですか?」 俺の心は固まっていた 自信が特別あるわけじゃないけど 不思議と不安は全くなかった 「わかったいいぞ…

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2-7 ターニングポイントの夜明け前

2-7 ターニングポイントの夜明け前 Y石さんがC店の店長になるにあたり ランキングの女の子達8人がC店へ異動した 確かに女の子達も 男子スタッフの半分の人間が異動で…

2-6 銭金

2-6 銭金 自分に仕事のイロハを教えてくれた M瀬さんがA店に異動になり 目まぐるしい変化が訪れた 人の変化と状況の変化に伴い 自分より後から入った後輩や 店の女の…

2-5 サブタイトル

2-5 サブタイトル M瀬さんはこの会社で本当にたくさんのことを与えてくれた人だった ちょっと個性的な人なので 苦手なスタッフや女の子は多かったが 好きな人は本当に好…

2-4 渇望

2-4 渇望 B店に来て3ヶ月 入社して一年が経った 一年経つと 残る人間、辞める人間が明確に別れ 俺はとうとう中堅のポディション になってしまった 記憶は定かではなかっ…

2-3 ある夏の昼

2-3 ある夏の昼 B店は本当に楽しかったが 何か感動的なエピソードがあったわけではなく A店とは真逆過ぎて楽しかった 一番記憶に残っているのは あれは確か7月か8月の夏…

2-2 夢の中

2-2 夢の中 B店は本当に平和な店だった 平和というのは A店に比べると罵声なんて一切飛び交わない 笑い声の方が多いお店だったからだ B店は 【幹部】 店長のY石さん ナン…

2−1俺というブランド

2-1 俺というブランド BOSSは当時2つのお店を見ていた 9ヶ月自分なりに頑張って耐えたが戦力外と言われ 入社したA店から 店舗の大きさ、規模、売り上げもA店の半分く…

1−10 無力

1-10 無力 K太さんが来て2ヶ月経ち 俺は入社して9ヶ月経つ頃には レジを一人で任されることが少しずつ増えた ある時12:00-18:00の6時間で140人〜160人を捌くのが限界だっ…

1−9 救い

1-9 救い 入社して7ヶ月は経っただろうか 相変わらず状況は変わっていなかった 今だったらすぐに辞めて違う職場を探していただろう それが正解だと思う でもこの時は な…

1-8 雲行

1-8 雲行 1-5以降話が逸れてしまったので 少し戻ります NK井さんもいなくなり 幹部は3名に減り 入社して半年は経っただろうか 俺と同時期に入社した人間も その時にい…

1-7 罰

1-7 罰 「寮に入ろうか」 入社当初は約一時間半かけて通勤して早番の勤務をしていたが 大入りになるには遅番の仕事も把握してないといけないとの事で入店して3ヶ月後に…

1-6 暗闇の前

1-6 暗闇の前 当時は俺が入社した店では最初の3ヶ月は研修生として扱われ 3ヶ月経過すると試験があって営業中の業務がそこまで問題ないレベルであればその試験に合格する…

1-5 前途多難

1-5 前途多難 NAさんがHP先輩にビールの缶を投げつけた理由は お客様の待機で飲食禁止なのに缶ビールの飲みかけが待機室のテーブルに置いてあったからだった HP先輩も痛…

2-10 再び

2-10 再び

ミクとルカが入店してから
お店には少し活気が戻り
徐々に勢いに乗った

俺は
面接に来た子達の殆どの子達を入店へと繋げられたのだ

📍サロというのは今も昔も
新人の子が入店すると来店数に勢いがついてくる

我がB店は少しずつ活気を取り戻していった

そしてD店新OPENを無事に迎えられた

A店で戦力外通告を受けてB店に来て

1年数カ月

とても時間はかかったが
はじめて100%人に頼ろうとせ

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2-9 狼煙

2-9 狼煙

19歳の二人組が来た
二人とも同じ専門学校の友達同士
片方は金髪ツインテールでフリフリのワンピース(当時はリズリサがとても流行っていた)を着ていて服装と髪型は可愛かったがルックスはいまいち残念
でも片方の子はいわゆる普通の女子大生っぽいラフな太めのスラックスにTシャツを着ていたがルックスがとても良かった

入店させたい…(特に可愛い方)
そう思いながら二人を連れてまずは近くのカフェで雑談
諸事情で

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2-8 前へ

2-8 前へ

「K太さん、明日の面接二連動(二人組)俺が行ってもいいですか?」

俺の心は固まっていた
自信が特別あるわけじゃないけど
不思議と不安は全くなかった

「わかったいいぞ」

K太さんの表情に否定的な感情は見てとれなかった

俺がA店からこの店(B店)に異動したときは
OPENもLASTも女の子もお客さんも大勢いて
賑わっていたがここ最近は女の子が減って入店も止まって
活気が全くなかった
大島優子似

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2-7 ターニングポイントの夜明け前

2-7 ターニングポイントの夜明け前

2-7 ターニングポイントの夜明け前

Y石さんがC店の店長になるにあたり

ランキングの女の子達8人がC店へ異動した

確かに女の子達も

男子スタッフの半分の人間が異動で変わったし

Y石さんを慕っていたから

これでよかったのかもしれない

そう言い聞かせていたが

案の定集客面に影響が出ていたし

何よりも一日の出勤数が少なくなった

この頃はお店のブランディングとして

女の子の出勤数が

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2-6 銭金

2-6 銭金

2-6 銭金

自分に仕事のイロハを教えてくれた
M瀬さんがA店に異動になり
目まぐるしい変化が訪れた

人の変化と状況の変化に伴い
自分より後から入った後輩や
店の女の子達は不安になると思ったので
俺は安心させることに努めた

【人事】

M瀬さん異動のタイミングで
うちはA店、B店の2店舗→C店が加わり(他社を吸収した流れ)
3店舗の運営になった。
少しずつグループぽくなっていくのだ

そして

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2-5 サブタイトル

2-5 サブタイトル

2-5 サブタイトル

M瀬さんはこの会社で本当にたくさんのことを与えてくれた人だった

ちょっと個性的な人なので
苦手なスタッフや女の子は多かったが
好きな人は本当に好き、俺もその一人だった

B店は本当に楽しかった
この環境がずっと続けば良いと思ってた

この店に異動する前にいたA店では
俺の後輩でNAさんに可愛がられていたN沢くんが仕事中にとんだ(バックレ)と耳に入った

俺のときみたいにN

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2-4 渇望

2-4 渇望

2-4 渇望

B店に来て3ヶ月
入社して一年が経った
一年経つと
残る人間、辞める人間が明確に別れ
俺はとうとう中堅のポディション
になってしまった
記憶は定かではなかったが
その年は3.11の影響で
東北出身の女の子が在籍に多かった気がする

当時の店は今と違い強面武闘派系の人や
ブランドネクタイ、ブランド時計
ブランドスーツを身に纏ったTHE水商売系の見た目の人がどのお店にも多く
俺は本当に

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2-3 ある夏の昼

2-3 ある夏の昼

2-3 ある夏の昼
B店は本当に楽しかったが
何か感動的なエピソードがあったわけではなく
A店とは真逆過ぎて楽しかった

一番記憶に残っているのは
あれは確か7月か8月の夏の昼間

1番シートで接客中のミカンちゃん(源氏名)が泣きながら抜け出して来たのだ

女の子が泣いちゃうことは滅多にないがたまにお客さんに酷い事言われてとか、あるにはある

ただ、ミカンちゃんはまだ当時20歳くらいだったが俺より

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2-2 夢の中

2-2 夢の中

2-2 夢の中

B店は本当に平和な店だった
平和というのは
A店に比べると罵声なんて一切飛び交わない
笑い声の方が多いお店だったからだ

B店は
【幹部】
店長のY石さん
ナンバー2のM瀬さん

【大入り】
自分
元キャバクラ店長A石さん

【研修】
現役お笑い芸人のT島さん
すごく不器用なT内さん
遅番が来るとデザイン作業で離れるK室くん

の6人体制だった

B店はフロアが1階と2階で分かれ

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2−1俺というブランド

2−1俺というブランド

2-1 俺というブランド

BOSSは当時2つのお店を見ていた

9ヶ月自分なりに頑張って耐えたが戦力外と言われ

入社したA店から
店舗の大きさ、規模、売り上げもA店の半分くらいのB店に異動した。

NAさんからは、あの店は掃き溜め見たいな感じだぞ、これ以上仕事できるようにならなかったらあの掃き溜めに異動させるぞと何回か脅し文句のような事は言われたのでB店には本当に良いイメージを持っていなかった

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1−10 無力

1−10 無力

1-10 無力

K太さんが来て2ヶ月経ち
俺は入社して9ヶ月経つ頃には
レジを一人で任されることが少しずつ増えた

ある時12:00-18:00の6時間で140人〜160人を捌くのが限界だったが
※2年後には6時間で266人まで捌けるようになった
それ以上の混み具合だとK太さんが代わってくれたりした

相変わらずNAさんからは何かあれば嫌味や罵倒されたりしたが
あんまり気にしてなかった
気にして

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1−9 救い

1−9 救い

1-9 救い

入社して7ヶ月は経っただろうか
相変わらず状況は変わっていなかった
今だったらすぐに辞めて違う職場を探していただろう
それが正解だと思う

でもこの時は
なぜかこのまま辞めるのも違うなって思ってた
でも楽しくないままずっと我慢をしていた時期だった

そんな時
他の店から幹部の人が移動してくることになった

名前はK 太さん

この7ヶ月で他の店の人とも接する機会はあったが
とりあえ

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1-8 雲行

1-8 雲行

1-8 雲行

1-5以降話が逸れてしまったので
少し戻ります

NK井さんもいなくなり
幹部は3名に減り

入社して半年は経っただろうか
俺と同時期に入社した人間も
その時にいた研修生も6人くらいいたが皆辞めて

幹部を除くと俺の上にHP先輩
そして俺の順番になった(はず)
辞めたいと思う気持ちも心のどこかにあったが

自分が面接した女の子も増えてきて
ランキングの女の子達からも少しずつ信用を得

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1-7 罰

1-7 罰

1-7 罰

「寮に入ろうか」

入社当初は約一時間半かけて通勤して早番の勤務をしていたが

大入りになるには遅番の仕事も把握してないといけないとの事で入店して3ヶ月後に急遽寮に入ることになった。

書いてる過程で記憶が蘇り
時系列が少しわかりづらくて申し訳ないのだが

俺がこの店を辞めるタイミングを逃した一つの要因として寮に入ってしまったのは大きいと思う。。。

寮に入るメリットとして睡眠時間が

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1-6  暗闇の前

1-6 暗闇の前

1-6 暗闇の前

当時は俺が入社した店では最初の3ヶ月は研修生として扱われ
3ヶ月経過すると試験があって営業中の業務がそこまで問題ないレベルであればその試験に合格すると【大入り】という役職に上がる

大入りになると給料面で額が上がるだけでなく社章の入ったバッジが貰えるのだ。
大入りになるとそのバッジをスーツにつけるのだが当時は一人前に見られる気がして本心ではそのバッジを付けたいと思ってたのは覚え

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1-5 前途多難

1-5 前途多難

1-5 前途多難

NAさんがHP先輩にビールの缶を投げつけた理由は
お客様の待機で飲食禁止なのに缶ビールの飲みかけが待機室のテーブルに置いてあったからだった

HP先輩も痛そうだったが5分後には何事もなかったようにしている

そう

後にこの時以上に確信に至るのだが

この店はNAさんの独裁国家
と言っても過言ではなかったのだ

飲食店ではキッチン、レジ、ホールと各々配置が分かれているように

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