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考える葦

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考えている様で考えていない様な、役に立ちそうで役に立たない様な概念的くだ
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占いでよくある相談に「哲学者の考え方」で対応したらどうなるのかやってみた

占いでよくある相談に「哲学者の考え方」で対応したらどうなるのかやってみた

どうも、寝袋男です。
私は心理学やら哲学の本をふらふらと読んできた者なのですが、その派生で占い方面にも多少知識の枝が伸びていたりします。
心理学、哲学、占い、時に相容れない三者ですが、やはり切っても切り離せない文化な気がします。それはやはり「人間が抱える形のない部分の探求」という点で共通するからでしょう。
ここ数年は社会に不穏な空気が漂っているせいか、哲学の有用性が今一度見直されているそうで、今回

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本棚で「性格」を生成する

本棚で「性格」を生成する

どうも、寝袋男です。
今日はTwitterのやり取りから思い立って本棚を整理することに。全部出してみたら228冊でした。
全国平均データや本棚を見せてくれる友人がいないので、多いか少ないかもよく分かりませんが、とりあえず「うわ、引っ越しの時嫌だなぁ」が率直な感想です。

全部取り出して見てみると分かりますが、
やはり「本棚には性格が現れる」なぁと。

本棚に性格が現れる

これは裏を返せば、

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「官能小説」についてド素人がセオリーミリしらで考える

「官能小説」についてド素人がセオリーミリしらで考える

えっちな文化をタダで手軽に入手出来る。
竹藪と河川敷のロマンが遥か古となった時代。

あえて官能小説について考えてみようと思う。とは言ったものの、官能小説に触れた時間はそう多くはない。
学生時代スリル欲しさに授業中読むという戯れをした記憶。
最近では後学の為と書店でどんなタイトルや表紙が流行っているのかとたまに見てみる程度の付き合い。
そんな私に官能小説を書く友人が出来た。
読んでびっくり、セック

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「誰?」という言葉のミステリー感がパナいって話

「誰?」という言葉のミステリー感がパナいって話

最小限の言葉数で最大限に何かを伝えられたら良いなと日々思っているので、旨味の詰まった言葉について考える時間は多い。
今日ご紹介するのは、そんな言葉群の中でも私、寝袋男の大のお気に入り、

「誰?」たった一文字と記号。その短さに秘められたこのミステリー感。
ホラー成分も含まれていて、栄養価が非常に高い。
見映えも良い。「見てくださいこの照り!」と自慢したくなる美しさだ。
そして音。言葉を見た時に再生

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【ネガティブ論】後ろ向きのすヽめ

【ネガティブ論】後ろ向きのすヽめ

「友達は要らない。友達を作ると人間強度が下がるから」そんな言葉を吐いたアホ毛の男がいた。
西尾維新氏の物語シリーズ、阿良々木暦である。
このセリフを初めて読んだ時、私はなるほど!と膝を打った。
友達や恋人が出来る事、つまり失いたくないものが増えると、比例して弱みが増えていくのだ。

そして同時に、そんな彼らに「嫌われたくない」という感情が芽生えだす。

何故人は嫌われたくないのか?人間は嫌われるこ

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