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「して良かった」の積み重ね

先日、大学院入試に挑戦しました。結果は不合格。
半年掛かりで準備を行い、不足ながらも努力はしたので、悔しい想いを抱きながらも、得たものが多い経験でした。

私たちの人生には、日々さまざまな選択の機会が訪れます。
新しいことへの挑戦か、今のままの継続を選択するか、どちらを選んでも後に感情が揺れ動く状態が起こります。
ただ、何もしない、もしくは何も考えない場合、後々に後悔につながる可能性は高まると考えています。

つまり、行動を起こした後の結果がどうあれ、「挑戦して良かった」と思える経験を重ねることが大切だと思います。

この時に大事なのは、大きな大命題に対して、一気に取り組むのではなく、小さな一歩から始めること。
それは、その時頑張った時に得た知識や経験という意味での自分への投資とは別に、失敗に対して恐れず前に踏み出すという小さな勇気を育ててくれます。

「小さな勇気なんていらないよ!」という人もいるかもしれませんが、この小さな行動の積み重ねは人生を好転させる大きな力を持っていると私は信じており、この一歩踏み出す行動自体が、時には想像以上の喜びをもたらし、新たな一歩への希望をくれることもあると考えています。

今回、私は大学院受験を経験することにより、専門的知識を得ただけでなく、背後にある思想・哲学的背景も一緒に学ぶことができ、とても興味深かったと考えています。
正直、普段の仕事がハードで、家庭もあり、病気もあってと色々言い訳めいたものを言えるところは多いのかも知れませんが、無事に思い立った所から受験まで辿り着くことができたのは、自分でも感慨深いものがあるなと考えました。
アカデミックの世界に足を踏み入れるという意味で、今回不合格になったことは残念ではありますが、「今がタイミングではなかった」と割り切ることも出来ましたし、自分が将来本質的に何を求めているのかを整理するいい機会にもなりました。
その為、本当の意味で「挑戦して良かった」と思えたのは自分の中での小さな気持ちの萌芽だと考えています。

毎日の生活の中で、新たな挑戦を行うというのはとても大変なことだと思います。なぜなら、皆日々忙殺されている為です。その大変な生活の中で、ちょっとした「して良かった」を積み重ねてみてください。それは、小さな一歩を探すことから実行してみた積み重ねが、自信と成長につながると私は確信しています。
私は後悔のない人生はないと思っていて、皆何かしら「選択」という名の「片方の選択肢を捨てる」行動をとることで、捨てた選択肢に想いを馳せながら生きているものだと思っています。
ただ、後悔を最小化することに全力を尽くすという考え方においては、積極的選択を取捨選択すること、また経験に対し果敢に挑戦することを積み重ねることで、自分の納得感のある人生につながるのではないでしょうか。

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