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なっこ◆認定心理士/パートナーシップアドバイザー
2017年11月7日 15:21
============ー◆旅は自分を変えてくれない海外がブームですよね。あちこちで、「バックパッカーのススメ」とか「卒業旅行は海外へ」とか「休学して世界一周しよう」とか聞くようになりました。海外に行ったら価値観変わるとか、自分探しの旅だとか。正直、好きにすればいいと思う。若いうちから海外に行きたい人は行けばいいし、別に興味ない人はないままでいい。バックパッカーがすごいって思っている人
2017年11月7日 16:17
◆私って何者なのか散々好き勝手言ってきたんですけど、まずお前誰だよって感じですよね、すみません。でもプロフィールをわざわざ詳細に書くのは野暮なのでやめます、一般的な文系女子大生でした。今はフリーランスでデザイナーをしています。ボディーアートのサロンも作りました。新しい観光地を作るために、名古屋で空きビルを改装したりしています。趣味でブログも書いています。2014年4月から大学を一年休学して世界
2017年11月7日 16:34
◆可能性という贅沢さ初めて世界に飛び出したのは大学1年生の春休みでした。サークルの友達と二人でドキドキしながら、まだピカピカのバックパックを背負って。シンガポールとインドネシアにたった1週間だったけれど、その時の高揚感が全身に染み付いて忘れられなくて、まんまと海外にハマってしまいました。海外旅行は中毒性あるよ、これほんと。いつも使うコミュニケーション手段である言語が共有できないという不便さ
2017年11月8日 23:55
◆行動する理由がときめきでもいいじゃん「できるかできないかよりやるかやらないかだ」って言葉にひどく感銘を受けていた、大学に入ったばかりの私。それに加えてバリ人のおっちゃんの言葉。生まれた瞬間に決まる可能性の幅に気がついて、衝撃を受けた私は、大学入学後に少しでも心がときめいたことには片っ端から挑戦しまくる毎日を送っていました。ここだけの話、大学の入学試験の点数が合格者中最低点だったこともあって
2017年11月12日 11:44
◆働くってどういうこと?わたしが世界一周に出たとき、貯金残高はたった40万しかありませんでした。そして最初の三ヶ月の東南アジアで20万使いました。そのあと一時帰国したのですが貯金残高は一切増えないまま、勢いでロシアに出国しました。貯金がなくなったら帰ろうって思ってました。もともとは、バイトでお金を貯めて世界一周しようと計画していましたが、日本でやりたいことが多すぎて全然貯まらなかったので頭
2017年11月13日 17:32
◆やるべきことなんて何もないということ。お金が必要だから、働かなきゃいけない。明日学校だから、寝なきゃいけない。勉強しなきゃいけない。家に帰らなきゃいけない。ごはんを作らなきゃいけない。掃除しなきゃいけない。人に優しくしなきゃいけない。成果を出さなきゃいけない。これら全部、旅に出たらしなくてもいいことになりました。好きなときに寝て、好きなときに起きる。お腹が空いたら何か食べて、飽きたら次の
2017年11月14日 21:18
◆ドキドキベタベタ東南アジアさて、書きたいことを書きたいように書いてきましたが、よく「どういうルートでまわったんですか?」とも聞かれるので、ここからはだいたい時系列に沿って話を進めようと思います。まず私が出国したのは2014年4月。もう3年以上前の話です。えっ、もうそんな経つのか!!スタートはベトナムのホーチミン。3ヶ月以内であれば帰国航空券の日程を移動できるFIXという航空券を購入していまし
2017年11月15日 19:15
◆くせになるインドカレー、くせが強すぎるインド人東南アジア旅の途中で飛んだインド。もともと途中で飛ぶ予定ではなかったインドが急きょ旅の前半に組み込まれたのは、知人で世界を飛び回りながら仕事をしている方がインドで若者向けに世界で働く力を身につけるための研修を行ってくれるというからでした。ただ、世界一周の資金もじゅうぶんな貯金があったわけではなかったので、インドの研修費用は当時登場したばかりであま
2017年11月16日 20:34
◆できない理由じゃなくて、どうしたらできるかを考える日本への一時帰国の間に住み込みで働いて多少旅の資金にするつもりが、ただ稼いだ分で遊びに行って貯金はプラマイゼロ。自分の計画性のなさに愕然とした9月。一時帰国の間にやったことは、軽井沢で学生が運営するカフェの経営と、沖縄でのラジオ出演。そのまま沖縄で遊ぶために、ちょうどマレーシアに滞在していた時に習得したヘナタトゥーを早速沖縄の路上で描いて宿代
2017年11月17日 18:12
◆モンゴルに嫁ぐという決意自分の人生に覚悟を持って挑んでいる人は本当にかっこいいと思っています。大学卒業後の進路に対して覚悟が決めきれず、海外に飛び出したわたしにも、決意せねばならない瞬間が訪れました。ロシアを抜け、モンゴルに入り、そこから中国へ陸路で抜けようとしていた時の話です。モンゴルの首都から、中国国境の近くの町まで電車に乗り、そこから先はジープをチャーターしないと国境を抜けることができませ
2017年11月19日 16:35
◆中国からの数々の洗礼さて、無事にモンゴルから中国へ陸路で入国して、ケンゾーを振り切った私ですが(10参照)そのままバスに揺られて到着した町呼和浩特(フフホト)から、中国旅の厳しくて優しい洗礼を受けるのでした。さて、今回のテーマは「当たり前に違和感を持つこと」。と、いうのも日本で20年間育ってきた私にとって海外の、特に中国で味わった経験が「当たり前ってなんだ?」と考えるきっかけになったからです
2017年11月20日 21:05
◆旅の最難関、国境越え。ほとんど陸路で旅をしていたため、国境越えはよくある話でしたが、もっともトラブルが多かったのもこの国境越えでした。モンゴルから中国へ入るときは運良くケンゾーファミリーが助けてくれたのですが、最初の一大トラブルは中国からカザフスタンへの国境越えのときでした。中国でフフホトから電車にのり、烏魯木斉(ウルムチ)という西の街へ。そこについても相変わらずインターネットは使えず、外国
2017年11月21日 23:25
◆地獄への道のりもしこの世に地獄が存在するとしたら。地面にぽっかり口を開けて、ごうごうと音を立てながら中から炎が絶えず吹き出している様子は圧巻で、しばらく夜の砂漠の寒さも忘れて私は日が昇ってやっとまわりが明るくなるまでの間ずっと、その穴の入り口に腰掛けたまま動けませんでした。***「地獄の門」「ガスクレーター」などと呼ばれている場所が、中央アジアの北朝鮮とも言われる閉ざされた国、トルク
2017年11月23日 00:05
◆激動のヨーロッパ トルクメニスタンから出国した私は、コーカサス地方を経てハンガリーから東ヨーロッパへと入りました。かなりここから飛ばした旅になったので、一気に振り返ります!! *** 成金国家と呼ばれているアゼルバイジャンでは、外観がすごく豪華で綺麗なのにも関わらず、中身にテナントや住人が全然入っていない空っぽの建物をたくさん目にしました。急激に国家が発展しすぎて、国民に富が行き渡