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東雲そら
2021年6月2日 20:42
日没前と夜明け前の空の色の移り変わりようを気にも留めなかった視線を向けるようになったのは君と出会ってから不可視な心の形に写真の構図を重ねる不可視な心の余白に空の色を塗りたくる心という言葉にするには躊躇いがちな漢字一文字君は声にしないでその様相を教えてくれた現実を切り取って僕に届けて空に連なる不可侵な想いが画面に浮かぶことを知った日君に恋をした瞬間 #詩
2021年5月26日 22:13
不安がベッドに根付くから未明に跨ぐ藍色の空を写真に収める白昼の空に映る青は掴めない藍色の滲み具合は円形をなさない私の心に寄り添ってくれる光が眩しいから前髪を長くして笑顔が苦しいから耽美なものを好んでそうした心地に慣れた頃君は私の在り方を知ってか知らずしてか光を届けてくれた前髪が長い私を褒めてくれたバッドエンドな映画を見て感想をくれた私がこっそり撮る藍色の
2020年12月29日 02:11
朝 目を覚ますと光が差すから目を背けたくなる1日の始まりが朝だって誰が定義付けたの私にとっては藍色の空が微かに世界を跨ぐ瞬間に始まるの皆が目を瞑る頃世界を切り取って皆が目を覚ます頃夜明け前の仄かな暗さを引きずる長い前髪は何のため?見つめたいものを選ぶため君は私の写真を褒めてくれて君は私にとって暖色そのもの深海に差す君の笑顔と藍色の空それだけを視界に入れられた
2020年6月5日 18:03
夜を彷徨う雨がしずかな時を奏でてくれる未明にブルーアワーを撮る君も今日は天井を眺め朝を迎えるだろう年を跨ぐ度 月を跨ぐ度 夜を跨ぐ度胸に手を当てて鼓動に耳を澄ます夜に交わすメッセージは世界を潤す雨のように僕の心を君で満たす雨は月を隠すね 月が隠れても露わになってもこの想いは不変で雲に覆われた方が君を考える時間は長い月が変わっても月が変わる直前でも雨の日は電波を通して君と
2020年5月19日 19:05
未明の頃合いに私は外に出て桟橋に横たわり写真を撮るこの時間にだけ姿を現す紫と青が入り混じった空、ブルーアワーを瞳とカメラに収めるのが日課だ私がこの空を撮る理由はまだ私が始まっていないから陽が登らないこの時間が私に味方してくれるような気がした私は未熟で未完で未成年で物語は始まってさえいない誰か1人、理解者が欲しかった派手なブランドや飾りのための恋愛、見栄だけに留まらない人と繋
2020年7月5日 19:20
いつか君に聞いたカメラの機種そのカメラを購入して空の色が移ろいゆく中日の入り後に映える、柔らかな金色の空を収めたよ君が日の出前の空を送るから僕は日の入り後の空を送るとしよう君と共有できる趣味君と僕を繋ぐ空季節も空も留まることを知らない1日でさえ幾度も空は色を変える確かなものなんてあるのだろうか思考も習慣も想いも不確かで不変は約束できないだから僕は写真を撮る