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毒親の悩みはどうどうめぐり…そのワケと解決方法

この記事は、
「毒親の悩みをスッキリ解決して、いますぐ自分の人生を生きたい」
という前向きな毒親サバイバーさんに向けて、シリーズでお伝えしているものです。


「ずっとモヤモヤしていてしんどい」
「いちど解決したのに思考を繰り返してしまう」

毒親の悩みって、こういう側面がありませんか?

かくゆう私も
「あれ?この人、もしかして毒親?」と思い始めたのは20代前半。
あれから30年もの間、モヤモヤをかかえてきました。

こんなに長い間、頭から離れないのに一歩も進んでないなんて、恋愛ならそうとうイタイ女…(笑)

しかし、人生100年時代を前提にいうと、人生の半分もムダな時間を費やしていることになりますよね。
書いていてゾッっとしますが(汗)、本当にもったいないことです。



カタは付けたはずなのに

サバイバーの多くは、毒親の悩みを解決するため、書籍を読む、カウンセリングを受ける、内省するなど、それぞれ合った方法で必死に尽力します。

①親が毒親になった背景を知る作業
②毒親からされて嫌だったことを確認する作業
③これからを決める作業

こんな手順で自分の親子関係を俯瞰し、分析し、納得に導きます。

しかし「そうか、そういうことか!」と1度はガテンがいっても、またしばらくすると得体の知れない不安に襲われたり、
新たに毒親と絡むことによって、心がかき乱れてしまう…

そんな体験、多いのではないでしょうか?


幼少時代の刷り込みは手強い

サバイバーさんは、幼少時代から長らく、自分を犠牲にして親の意向に沿うように育てられています。
ですから、脳は当然、親の気持ちを満足させるための思考回路になります。

いいかえると、親が意のままに子を操るためにプログラミングされた脳になっているのです。

成長段階での長期間の刷り込みは、強い温度のアイロンで作ったシワのように、かんたんには取れません。

また、理性が育つ前段階に組みこまれた感情の回路なので、余計に厄介なのです。


思考のくり返しはなぜ起こるのか?

例えば、
支配タイプの毒親に育てられた人が、新たに支配するような言動を受け、
「なんでこんなことを言われなきゃいけないの?」と怒ったり、
「すみません、ごめんなさい…」必要ないのに謝って後悔したり、
といった対応をしてしまうことがあります。

「怒る」は、言われたくないという感情、それをコントロールできず「怒り」が心を支配しています。
これは対象に対して愛情を期待する気持ちのあらわれです。

また「謝る」は、恐怖の感情、それをコントロールできず「恐怖」が心を支配しています。
これは対象からの期待に応えたいという気持ちのあらわれです。

似ているようで違いますし、ややこしいのですが、
結局、子は親に愛されたいし、親の期待に応えたいのです。

もう一つの例、ネグレクトの場合は、
愛されたいから、わざと振り向いてくれることをする、
期待に答えたいから、わざと感情を押し殺すようになる、
ということになります。

この「愛されたい、期待に応えたい」という感情が心にある以上は、1度は頭の理性で納得しても、何度も思考を繰り返すことになるのです。


果たしてプログラムは破壊できる?

ですから、「子は親に愛されたいし、親の期待に応えたい」の反対の状態になれば良いわけです。
まずは「親には愛されなくて良い、親の期待には応えない」という気持ちになって、それを維持できればよいということになります。

この状態に自分を持っていくことができた時、脳内のプログラムは破壊されたということになります。


満たされない愛情を補うには?

とはいえ、人間は親からの愛情を適切に受けて初めて「自立した大人」になるといわれています。
愛情は適切に注がれる必要があるのです。

親の代わりに、祖父母や兄弟姉妹から愛情を注がれ適切に大人になる場合もあるでしょうし、親以外の人で埋め合わせることができれば問題ないわけです。

「恋人」が最も適しているのではないでしょうか。
互いに愛情不足どうしだと、ただの依存関係になるのでオススメできません。
たっぷりと親の愛情を受けて育った人は、精神が自立していて他を愛する力を持っています。
そういう人と巡り会えるように自分を磨くことも大事かもしれません。

とにかく、親からの愛に期待できないなら、早めに親に見切りを付けてよいのです。


そもそも「期待に応える」ってなんだ?

毒親の期待に応えても、愛情はもらえません。
なぜなら、その愛情は歪んだ愛情だから。
「子への愛と見せかけた、親の自己愛」です。

仕事では、対価としてその職業における期待に応える必要があります。
ですが、人間関係においては基本的に「期待に応える」必要はないのです。
いいかえると「誰かの価値観に合わせてその期待に応える」という行為は必要がないということです。

「自立した大人としての生き方をしっかり確立し心得て、それを実行すること」、これが真に求められることだと思います。

要するに、社会や自分が属する集団、家族の中で、どう振る舞うべきか、自分の頭で考えて、自分の価値観を持って、生きるのです。

自分を産んで育てる親は、子にとって絶対的存在なので、どうしてもその価値観に影響を受けてしまいますが、親の価値観は必ずしも正しいとは限りません。

自分の価値観を確立するための努力をして、それを守っていけばよいわけです。




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