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Narita
2021年6月7日 02:25
「散りゆく花びら」生きるんですよ 神はそう言った生まれ落ちたからには 死ぬべき運命ならば死ぬまで生きなければならないあぁ、神よ! 私はどうしたら良いのでしょう生きるのです 神はそうとだけ言った生きているのならば 死ぬまで生きる今日も眠って 明日起きたら 死なない限り 今を生きる散ってしまった花びらたちは 私の瞼をかすめ水面を揺らす 力となる私たちも花びらのように 世
2021年5月17日 00:09
夜霧雨の降る日比谷公園街灯に照らされ歩く。雨が地面に当たる音跳ね返る飛沫が街灯に照らされ姿を現す。公会堂の雫は地を削りしのぎを削る。ビルの屋上の赤いライトは僕らに危機を教えている?噴水の周りのベンチ電灯に集まる虫空から見た僕たちは僕たちが見ている蟻のよう。月の見えない空には今日も北極星が輝く。
2021年5月16日 03:09
ある晩春のうたふわふわじわじわと瞼閉じて震えてまた開く。満身創痍で横たわり重い瞼をこじ開ける。風が足元吹き抜けて灯りは僕の手元を照らす。闇は僕らを突き放し僕らは必死に食らいつく。やがて瞼が重くなり僕は闇へと落ちてゆく。
2021年5月16日 02:41
行方私たちは今、暗いトンネルの中にいる。真っ暗闇の、中にいる。見ろ!私たちの光がみえる。いいや、あれは炎。私たちの行手を阻む炎。見ろ、渇きを癒す水だ。いいや、あれは私たちを飲み込む荒波。我々はどこに行ったら良い?いいや、私たちはどこにも行かない。ゆらゆらゆらゆらゆらゆら揺れる意識と無意識の狭間で。暗闇の中 ほんのり汗ばんだ手を握って。ゆらゆらゆらゆらゆらゆら揺れる夢