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記事一覧

詩  「明日よ」

詩  「明日よ」

「明日よ」

明日が来る! 明日が来る!
恐怖がやってくる! 
生きていることがこんなにも怖い

明日が来る!明日が来る!
恐怖が押し寄せてくる!
ぼんやりとした不安が、波のように押し寄せる
その不安が去るとき 希望を連れて行って
僕は空っぽになる

不安の波よ!僕を連れて行ってくれ!
そちらはどうなっているのでしょう
未来はどうなっているのでしょう
空っぽの僕はどうなるのでしょう

明日よ!あし

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詩  「散りゆく花びら」

詩  「散りゆく花びら」

「散りゆく花びら」

生きるんですよ 神はそう言った

生まれ落ちたからには 死ぬべき運命ならば
死ぬまで生きなければならない
あぁ、神よ! 私はどうしたら良いのでしょう

生きるのです 神はそうとだけ言った

生きているのならば 死ぬまで生きる
今日も眠って 明日起きたら 
死なない限り 今を生きる

散ってしまった花びらたちは 私の瞼をかすめ
水面を揺らす 力となる
私たちも花びらのように 世

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詩  「生」

詩  「生」

「生」

瞼を開くと そこはこの世
もう何度もみた この景色 
何度目だろうか ここからいなくなりたいと
思いながら 目覚めた朝
しかし現実は 甘くなく
明日は容赦なく 訪れる

あぁ! 僕は何で生きているのだろうか!

知らず知らずのうちに ときは流れ
いつのまにか 大人になっていた
子供の時は 早く大人になりたくて
半端な僕は どうしたら良いの
この先何を するのが良いの
今宵も夜は更け 日は

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詩  「まっさら」

詩  「まっさら」

「まっさら」

この世界の片隅に 僕は生きている
僕と僕以外 互いに交わりながら生きている
だけど 僕のことを 僕以外の人がわかることなんてあるのだろうか 
自分でも自分のことが分からないのに

この世界の片隅に まっさらなベッドがあって
そこには僕が眠っていた
幼い頃の僕は 自分の存在を知らずに
ただ 「生きる」 をしていた
その世界には 他人はいない

この世界の片隅で 僕は死ぬだろう
何年後

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詩  「愛の死 死後の死」

詩  「愛の死 死後の死」

「愛の死 死後の死」

人と人 それぞれ愛し合い 共に生きる
今宵 君は死んだ 
でも この愛は死なない
愛は死なずに 肉体は滅びる
愛は死なずに 死後の世界で私たちは結合する
愛は死んだ 君は死んでいない
愛は死んだ この世で僕たちは別々に生きる
今宵 愛は死んだ 死後の世界はまっさらだ

詩  「行方」

詩  「行方」

「行方」  

満月の夜 雲に隠れて
私はどこにも行かないで
湿っぽい部屋で寝転んで

カーテンは閉まったまま
エアコンはつけずただ
暗い部屋でテレビがついている

満月の夜 雲に隠れて
あなたはどこかで生きていて
僕の心は空っぽで

カーテンは閉まったまま
あなたと通じ合えずただ
互いに分かり合えずいる

心の行方はわからずに
隠れた月はどんな形か
私の心は月のよう

私の心は雨模様
自分勝手に

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詩  「僕は」

詩  「僕は」

僕は

世界は僕と関係なく動き続ける
僕が寝ていても 僕が目覚めても
変わらず世界はそこにいて
僕のことなど知らんぷりして

川は僕と関係なく流れ続ける
僕が見ていても 僕が水を掬っても
変わらず川は流れていて
僕のことなど知らんぷりして

街は僕と関係なく回る
僕が引っ越してきても 僕が働くようになっても
変わらず街は動き続け
僕のことなど知らんぷりして

君は僕と関係なく生きる
僕が好意を寄せ

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詩  「美しき哉世界。」

詩  「美しき哉世界。」

美しき哉世界。

散らかった部屋
溜まる食器

靴の多い玄関 
鍵のかかったドア

広がる青空 白い雲
窓の外には高層ビルと白い団地

屋根から垂れる水は私を通過して落ちていく

あぁ つまらない

乱れたベッド
乾かぬタオル

閉めっぱなしのカーテン
埃だらけの机

落ちる太陽
どこまでも伸びる地平線

路地には大人のため息が溜まっている

あぁ 世界は美しい

詩  「夜明け」

詩  「夜明け」

夜明け

この夜明けは 誰が見ているだろう
この夜明けは 何度目の夜明けだろう

僕はここで眠り 君はそろそろ起きる
僕はここで眠り 僕の一日を君が生きるのはどうだろう

赤の他人も朝には目覚め
あてもなく生きることを始める

他人の人生を生きているみたいだ
まるで自分じゃないみたいだ

漫然とした夜明けは 本当に僕の夜明けだろうか
僕の見る夜明けは あなたには見えているのだろうか

実は誰にも分

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詩  「優しさ」

優しさ

起きるのが午前の11時でも 別にいいよね
昼寝をしたって 別にいいよね
夜寝るのが午前3時でも 別にいいよね

うまくいかなくて泣きたくなっても 別にいいよね
たまには贅沢したって 別にいいよね
自分に甘くたって 別にいいよね

みんなができること できなくたって 
自分にしかできないことが きっとある
自分を求めている人が きっといる

死後の世界はわからないけど
生きてるうちは死んで

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詩  「春」



足音 君は前を歩く
足音 僕は君を追い抜く
足音 君は遠ざかってゆく

君は僕を知らない スーツを纏った僕を
僕は君を知らない 学生服を纏った君を
だけどここで交わり そしてすぐ離れてく

春はいつも新鮮 良くも悪くも新しい

教室 君は僕の前に座る
教室 僕は君の後ろに座る
教室 それは今日で終わり

君は僕と離れ いつか忘れていく
僕は君を想う しかし声に出さず

春はいつも残酷 痛く脆

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詩  「顔」

詩  「顔」



のっぺらぼうのクラスメイト いつも1人でいる。
彼に話しかけてみる いつからそうなのかと。
彼はこう答えた 高校に入ってからと。
僕はこう尋ねる 幼い頃はと。
彼はこう答える どんどん薄くなったと。
家に帰ると彼は 一人で泣いていた。
学校に来ると 一人で座っていた。
僕が話しかけると 彼は笑っていた。

詩  「グッド・バイ」

詩  「グッド・バイ」

グッド・バイ

グッバイ青春 二日酔い
グッバイ麻雀 朝帰り
グッバイ グッバイ

ようこそ労働 デスクワーク
ようこそ残業 朝帰り

さようなら あの日々よ
さようなら くだらない日々よ

こんにちは 新しい日々よ
こんにちは まだみぬ明日よ

グッバイ青春 二日酔い
グッバイ青春 朝帰り
グッバイ グッバイ グッド・バイ

詩  「addiction」

詩  「addiction」

addiction

目覚め 窓は閉まっている
眩い光 私たちは虜になって

眠い 夜の疲労が
淡い 昼間に襲う

闇夜 部屋は明るく
曙光 部屋にさしてから眠る