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ヨガインストラクターのための指導ポイント

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお… もっと詳しく
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2020年7月の記事一覧

「力強く=頑張る、踏ん張る」という勘違い;柔らかくそして最高に強い取り方とは?

「力強く=頑張る、踏ん張る」という勘違い;柔らかくそして最高に強い取り方とは?

アーサナを取る時に、力強さを意識することもあるでしょう。戦士のポーズなど名前にすでに力強さを含んでいるものもあります。

アームバランスやハンドスタンドも力強いアーサナ の部類でしょう。

では力強いアーサナは「頑張る感じ」でとればいいのでしょうか?

【アーサナは快適】「アーサナは安定し快適でなければならない。」とヨガスートラにあります。それは坐法を指す解説ですが、ハタヨーガのアーサナも同じく快

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インストラクター業は登山のガイドに関連させると役割が分かりやすい

インストラクター業は登山のガイドに関連させると役割が分かりやすい

僕は学生時代に、夏休み登山ガイドのアシスタントのバイトをしていました。登山部だったのでそれがこうじて、好きな山に仕事で登れるなんて最高!という思いで関わっていました。

今はヨガやピラティスのインストラクターもしていますが、この時の経験がとてもいきていますし、周りのインストラクター業の方々がどこまでプロ意識を持って仕事に当たっているのか疑問を感じることがあるので、敢えてガイド業とインストラクター業

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ヨガの指導は「何のための指導」か?

ヨガの指導は「何のための指導」か?

ヨガのクラスを持って指導する立場の方にとって、ヨガを指導するとはどういうことなんでしょうか?

ヨガのインストラクター資格は取ったけど、道に迷いそうになっている方もいると思います。今回はとっても大事だけど、意外と誰も教えてくれない根本的なことを話したいと思います。

【ヨガが先ずある、ではない】「ヨガをはじめてとても心身ともに整って人生が楽になったように気がする!」

「ヨガは今までやたスポーツや

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「片頭痛」ドーン・A・マーカス著(2012年)

「片頭痛」ドーン・A・マーカス著(2012年)

グーグル検索でも腰痛を超えて検索されている頭痛。ヨガの練習でも頭痛で悩まれている方も多いようです。僕は頭痛の専門家ではないので、必死に情報を集めています。先ずは全米頭痛財団最優秀メディア賞受賞の本書から読んでみました。

【概要】本書は第1章から第10章までで構成され全242ページで読みやすい本です。原著は2006年とのことですが、邦訳に合わせて内容はアップデートしてあるそうです。

著者は神経科

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前捻角が強い人が避けるべきストレッチ

前捻角が強い人が避けるべきストレッチ

皆んながみんな同じストレッチをすればいいというわけではありません。特に前捻角が強い方には避けるべきストレッチがあります。知らないということは怖いです。運動指導者なら知っておくべき事実です。

【前捻角とは?】前捻角は大腿骨にある前方へのねじれ角度のことで、概ね20度前後といわれています。

詳細はAll Aboutの僕の記事を参照下さい。

ヨガで多い怪我の対応法〜肉離れ〜

ヨガで多い怪我の対応法〜肉離れ〜

いわゆるオーバーストレッチは、日本語では肉離れ、医学的には筋断裂と言います。ヨガでも多いのがこの肉離れです、、、。さぁなってしまたらどうしたらいいでしょう?僕も経験者です。一般的な対応法をまとめました。

【肉離れとは?】肉が離れるというと結構大変な状態というのは想像できますね。医学的には筋肉の断裂を指します。

重症度は3段階です。

 Ⅰ度(軽度)…微細損傷、筋肉内に出血を認める
 Ⅱ度(中等

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