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「自己評価が低い人が好き」な僕は自己評価が低かった。

トキです。

みなさん、好きな人のタイプってありますか?
髪型とか顔の雰囲気、背の高さ、面白い人、ミステリアスな人…
色々なタイプがあるかと思います。
僕のタイプは、

「自己評価が低い(自分の魅力に無自覚な)人」

です。

そしてその理由を掘り下げると

僕自身の「自己評価が低かった」

ことに気づきました。
今日はそのことをお話したいと思います。

 

 

●僕が好きな「自己評価が低い人」とは。

一見すると、DVモラハラ野郎のような好みですが、断じて違います。

たとえば、
「可愛いね。」
と僕が言うと
「可愛くないよ。」
なんて返してくる人。

謙遜でそう言う人も居ますが、中には本気でそう思っている、自分の魅力に気付いていない「自分の魅力に無自覚」な人が好きです。そしてそういう人の多くは周りが思っているよりずっと自己評価が低かったりします。
褒められたのに素直に受け取れないような。そんな人です。
因みに僕の嫁さんも、そんな「自分の魅力に無自覚」な人です。

元来僕は、人への賞賛を勿体ぶりたくないと思っていて。
非言語でのコミュニケーションやボディランゲージも大切ですが、良くも悪くも口に出したり、こうしたり文字にしたり言葉にしなければ伝わらない事も多いじゃないですか。
だから良いと思ったことはなるべく伝えて、相手に活かして貰いたいなと考えています。

これは恋愛や推し事(面会する機会がある現場に限り)でも同じだと考えています。先程の「魅力に無自覚な人」にも。
嫁さんを好きだなと思った瞬間には「好き」だと言うし、可愛い言動をした時やその日のコーディネートやメイクが上手くいっていたら「可愛い」「似合うね」と口に出します。
推しにも「今日も素敵でした」「こういうところが格好良かった」と褒めまくります。

そしていつも「そんなことないよ」なんて返されるのです。

 

 

●僕はあなたを褒め殺したい。

そんな「魅力に無自覚な人」たちに、自分の魅力を自覚させたいと強く思います。

「あなたはこんなところが魅力なんだ」
「こんなところが素晴らしいんだ」
「あなたのこういうところを愛してるんだ」

僕はあなたの魅力を全力でプレゼンしたい。
あなたがあなたの魅力に気付かずには居られないくらい。
あなたを僕の言葉で、溺れさせたい。
もっと自信を持って、その魅力をたくさん周りに振りまいてほしい。
そんな風に思うのです。

愛の言葉は繰り返したら安っぽくなる、なんて言う人が居ますが僕はそうは思わない。
言った分だけ相手の心に降り積もるような、桜の花びらのようなものなんじゃないかなぁ。

たくさんたくさん降り積もって、「自分の魅力に無自覚」な人が自信を持ってくれたらこの上なく嬉しい。

だから、褒め殺しの僕でいたいんです。

 

 

●母と僕、「たぬちゃん」

なぜ、「自分の魅力に無自覚」な人が好きなんだろう。

ふと、疑問に思って考えました。

そういう人は魅力に無自覚だから、「私なんて全然」なんてことを簡単に言ってしまいます。
それがとても悲しいんです。
「僕にはない、こんなに素敵な魅力を持っているのにそんな事を言わないで」「僕には魅力なんてないよ?」
そんな風に。

おそらく、おそらくですが。
その根底には幼少期の僕と、母が関係しているんじゃないかと思います。

 

母はきれいな人でした。
加えて自信家なところがあり、
新しい服を買うと「私何でも似合う」なんて言っていました。実際似合うから異論は無いのですが。
僕はというと、タンスの引き出しを階段にしたり、廊下の壁をつたって登ってみたりしていたのと丸顔なので母からはたぬき、「たぬちゃん」と呼ばれる事が多々ありました。(実際タヌキ顔だし今ではタヌキ自体も可愛くて好きです)
パグ等の個性的な顔の動物を可愛がる時に「ぶちゃいくでちゅね〜♥」なんて敢えて貶す人がいますが、あんな感じです。実際「ぶちゃいく」「ぶちゃ」とは言われていました。母の性格上、悪意はないのだろうと思います。

 

見た目を評価されないで育ったからか、今でも自分のルックスには自信がありません。
嫁さんに褒められることがあっても、根本ではずっとブスでデブだと思ってしまう。それが自分の当たり前だと思っていました。
行動においても、緊張したりストレスで爪を削ってしまう所や、時折吃音気味になってしまうところ、物事を覚えるのに時間がかかるところはコンプレックスです。それも当たり前のことでした。

こうして、魅力に無自覚な人の無自覚な発言を悲しむ自分について考えてみて初めて、自分の“当たり前”には、「自信がない」という名前があることに気付きました。
自分に「自信がない」なんて信じられませんでした。
むしろ仕事上、自信があるように見せている所がありそこも自分の嫌な部分だったのです。

周りにそれとなく聞いてみると、他己評価は言う程悪くなく。それに驕ることをしなければ、まずまずと言ったところ。
自分自身の自己評価が他己評価よりかなり低かったようです。繰り返しますが、これに驕ったり胡座をかいてはいけないとも思っています。

 

 

●「自分の魅力に無自覚な人を愛する」ことが自分の癒やしにもなっていた

最後です。

これらのことを一続きで見てみると、「自分の魅力に無自覚な人」にその魅力を伝えることは自分の癒やしにもなっていたと思うのです。

反面、自分の魅力も教えて欲しいのだとも。

本当に、思い付かないのです。
人に誇れることなんてないから、せめて仕事でそれを作ろうと躍起になっているところなのです。

こうして書いてみると、とても利己的な愛情に見えますが、「自分の魅力に無自覚な人」に自分の持つ魅力を自覚して自信を持ってほしいというのは本心です。
あなたは素晴らしい人なんです。

 

自分自身の事については、少しずつ「必要以上に自分を貶す発言をしない」ことから始めてみようとおもいます。

 

 

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