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絵みたいな文章を"描きたい"

(約6,600文字 読了まで約20分)
ご覧いただきありがとうございます。適応障害治したいマンです。
勢いで書いた、私にとっては大事な気づきで治療につながるので語尾は統一されていません。


玉置さんの詩画集『星になりたい』でハッとした。

これは治療で右脳型の人間に、理性より感情に変わってきたからではないか?正確にはバランスが取れてきた感じ。
今まで読書は必要に迫られて専門書ばかり。
一番読んだものは日経新聞。
大学でも文学作品はちょびっとしか読めなかった。小説も読まない。
ウォール・ストリート・ジャーナルとかを読まされていた。
美術館に行くと退屈で眠くなる。この絵はどんな意味があるのか?どんな理由で何を描いているのか?さっぱりわからん!なんだか芸術って、筋の通らないわけわかんない何かだな、何がいいのかわからない!と思っていた。
つまり私は理屈っぽい!
そして理屈っぽいと言われることが褒め言葉だと思っていた。理性的なのは大人だから。理性>感情だと思っていたから。
心身二元論的な?全然違う?どうでもいいや。

私の受けている治療は脳の使い方を変えることで生き方が根本的に変わる!って治療。
それが体とつながっていて、それでうつ病が完治するんです、と。

あとは自然に触れること。できればに触れる。自然がないと、人間は生物として弱ります、と。

人の身体はいわば製薬工場で、自分で薬を作れる。自分の中に医者がいる。

自然治癒力、これを高める。

これは理性(≒父性)、左脳型ではできない。
だから脳の使い方を変える練習をする。極端に寄っているのでバランスをとる。新しい使い方を身に着ける。

その心理療法とは、インナーチャイルド(感情だけの本音の自分・子どもの自分)と対話してトラウマと向き合い、自分で自分自身を子育てしなおすワークをやるというものだ。
母親になって我が子を慈しむ練習をする。ぬいぐるみを抱きしめながら。ロールプレイングだ。子育てのおままごと。
私はアダルトチルドレンってやつだと思う。

この治療を二年ほど続けてきた。
最初はバカバカしいと思っていた。しかし今は違う。
自分でも信じられないほど泣きわめいたりする。
驚いた。
最初はヤバい宗教なのでは…と思ったが、医師の経歴的にちゃんとガチの高学歴医大卒の方で、東洋医学も西洋医学も学んでるから大丈夫なはず、と思って信じてやってみた。本も筋は通っていた。
少なくともこれまでの病院の、「まだまだ薬増やして働ける!」とか、「薬飲んで寝てて」、より可能性があると思った。

今はパニック発作がでなくなった。また、不安で怖いときも、これをやったり玉置さんを聴くと発作の前兆が嘘のように消える。やっぱりお医者様ってすごいんだな。

それと同時並行で玉置さんとの出会い(一方的)があった。

だから玉置さんの歌はインナーチャイルドを癒やしてくれたし、恥ずかしくて母親ごっこができないときも、彼の歌を聴くとうまくいく。玉置さんはすごい。

彼は完全に右脳型の人だ。天才だ。芸術家タイプ。型にはまったことを嫌う。同じことを繰り返したくない。言われたとおりに淡々とやるのが嫌。幼少期からそう。自分でおもちゃを作る。数学とか無理だけど理科の実験はユニーク。優等生じゃないけど人望があって生徒会長。学校のルールまで変えていた。野球部では4番でエース。漫画の登場人物のようだ。すごい。しかもダンディ。すごくカッコいい。

玉置さんに限らず、アーティストはこういう傾向なのだとは思う。

私の妻もそうで、実家に行くと子どもの頃に描いたという抽象画のような、よくわからない絵がいくつもあって???となった。

「これはコップのようななにかを描いた」、とか話す。
え????なにそれ??じゃあコップでよくない??
って感じた。

一方私はその真逆。

型にはまったことが好き。白黒つけたい。ユニークさなんていらない。筋が通ってないとモヤモヤする。数字がないと信用ならない。またその数字もどう計算されているのか過程がわからないと疑う。慎重。考えすぎる。石橋を叩き壊す。でもあまり頭は良くない。

ところが明らかに変わってきたことを最近すごく感じる。noteを書いていると特にそう思う。
お遊びだけど、脳の診断テストをやると昔は完全に左脳型だったのが右脳の比率が大幅に上がっている。

ああ、今なら絵が描けるのでは?今なら妻の実家にあったあの謎の絵たちの良さがわかるのでは??美術館も、宝庫なのでは?

でも大きな問題がある。
絵が描けない。技術なんてない。
ためしにりんごを書いてみる。
これは安全地帯のファーストアルバムにのってたやつ。

りんご?梨?

下手だけどりんごってわかるよなこれ。
妻に聞いてみる。
りんごって答えが来た。
よかった

でも「なんであえてハート型にしたの?」と聞かれた。いや、本気で描きました…。

ちなみに妻のりんごがありました。前にデッサンやり直すために軽くやって「うーん、微妙」みたいなこと言っていた記憶があります。

あー。やってるなこれ。

あ、これはやっている人のりんごだ。やっているっていうのは、やっぱ絵を描くことにちゃんと取り組んだ過去のある人のりんごだ。
私のりんごと違っておいしそうだ。

お題のレベルを上げたい。
玉置さんを描くか!!!

これが宗教画なら神への冒涜か

う、うわあああ
う、うわあああ!!!
ごめんなさい玉置さん!!!

妻に見せる。絶句。ジョークでしょ?
仕方ないじゃん。無理だもん。人を描くってどうすればいいの?

妻に頼んで玉置さんを書いてもらう。
おじさんは描いたことがないらしくしぶしぶ描いてもらう。
ん?おじさんじゃないよ、おじ様だよ。

ああ全然違う、やっぱり描く人の絵だ。何が違うって、単純に画力ってよりも、なんか骨格の書きかたが違うし顔に十字線が入っている。

本人の許可がおりなかったのでこちらは載せない。

うーん困ったな。
身体は軽くなってきたけど、まだ動ける体調じゃないしなあ。眠れなくて辛いし。もう睡眠薬は嫌だ。
絵画教室に通うなんてのは無理だ。というか、めんどくさい。お金もキツイ感じになってきて怖い。

この生活も長い。発散したい。

文章なら誰だって書ける。
文才とかは別として、私がタイピングした「あ」と、売れっ子作家がタイピングした「あ」は、さすがに違いがわからないだろう。

芸能人格付けチェックみたいにして、AとBどちらが売れっ子作家の「あ」でしょーか?というお題があったら、GACKTですら悩むだろう。

もしかするとGACKTなら「あ」からオーラを感じ取って正解するかもしれないが。

どうでもいいけど、玉置さんに出てほしいな、格付けチェック。
それで玉置さんには、私の「あ」を選んでほしい。売れっ子作家のほうを選んだら、そっちの部屋に「ああ、行かないで」となってしまう。

そういう番組は苦手なタイプだったと思うので絶対叶わないけど。

話がそれた。

じゃあ、絵みたいな文章を描くのはどうだ??

絵みたいな文章ってなにかというと、論理的に説明がつかない部分がある、インスピレーションだけに従った、なんかこう、よくわからない感じの文章だ。精神的な何かが反映されている文章。

論理的に文章を書こうとすると最近苦しいと感じることがしばしばある。
稟議書みたいなやつを書くなんて絶対にしたくない。

これならできるのでは???

こい!!インスピレーション!!メロディーのように、降ってこい!!!



「玉置浩二さんは、私の恩人です」

なんか英語の教科書みたいな文章がパッと浮かんだ。でもこれ論理的じゃないか。全然、絵みたいな文章と呼べない。最近狂ったように書いている色んな記事と同じじゃないか。というか義務教育の教科書にこの文章を採用してほしい。

やっぱり私は変われていないのか!?どうしたって稟議書を書くみたいな仕事しかできないのか???いや、大事な仕事だけれど!!やりたいかどうかって話!

とりあえず、パワポを立ち上げた。
ワード、エクセル、パワポの三兄弟の中で一番、絵に近いからだ。

いつも思っています

うーん…noteと変わらん。
しいていえばなんかその道のプロを取材したドキュメンタリーみたいな感じだ。
論理的に破綻させたい。おかしなかんじに。

一気にヤバくなった

独占欲の強い厄介なファンって感じがする。後半なんかは漢文っぽい。香港とかで使われてもいいのでは。玉置さんは香港でも人気があったはずだし。というか、香港の玉置さんファンは、「我愛玉置浩二」「恩人浩二謝謝」とかって話すのかな。中国語かじったのに何も覚えていない。
でも玉置さんは誰のものでもなく、玉置さんだ。皆さんに聴いて頂きたい。

ヤバくはなったが、これじゃまだただの文章にすぎない。
それじゃフォントとか文字の大きさ、色、位置を適当に変えてみるか。 

かなり変わったのでは?

おお!さっきよりなんか絵っぽい?少なくともビジュアルは変わった!!
どこかのドラマだかアニメだかのサブタイトルみたいな気もするが。。

これで、論理的に破綻し、絵っぽい文章になった。

ここでミキサーで野菜ジュースを作るように、ギュルルルルっとやろうと思う。さらにひねる。まだこれだと満足できん。でも楽しい。
たけのこ、れんこん、しいたけを入れる。
玉置さんの好物は、鍋と、トマトジュース、なすの浅漬。

とりあえず初回だし、スライドのサイズはデフォルト設定のままでいいや。
なんかこう背景は空にしたい。空はどこにでもある自然。寝たきりでも空はずっと見えていた。旭川の空は綺麗だったなぁ。

あとはもう意のままに。理屈じゃないんだからなんか文字が山に見えてきたり川に見えてきたり、動物だったり、果物だったり、人だったり、こう、ぼわーんとしたなにかだったり、想い出だったりなんかもう説明がつかない。

完成

できた!!これは、かなり絵っぽい!!というか絵だろう!!初めて自分の情熱を捧げて絵を描いた!!嬉しい!!
そして狂気を感じるわけのわからなさが、なんだか今まで見たことのある抽象画っぽさを醸し出している!
これぞ文字通り自画自賛!

これだ!!!これが、絵みたいな文章なのだ!!絵みたいな文章を"描いた"!!!嬉しい!!こんなパワポの使い方生まれて初めて!!

これをヘッダーにしよう!!

なんなら、今後もやってみようか。文章より思考しないから疲れない!だから体への負担も少ないような。疲れるけど疲れ方が違う。時間はかかるけど。童心にかえってクレヨンで遊んでる感じ?たのしい!
これをパワポじゃなくてアナログにするのもありだ。それこそ絵じゃないか。文章みたいに考えないで描ける!ってとこもいいじゃないか。文章を描いた時と全く違う達成感がある!

これが私の「絵」です(正確には絵みたいな文章)!

自画自賛してますが、矛盾したこと書きます。これだとまだ表現したいものを表現できていません。ですが今回はこれで完成とします。理由は以下の通りです。

パワポ使ってて思ったんですけど、フォントとか制約が多いし直感的に使いづらいんですよね。そりゃあビジネス用ですもんね。使い方が下手だし仕事していないブランクもあるんですけど、なんか根本的にもっと文字を崩壊させて概念みたいにしたかったです。色とかももっと文字の中に夜空っぽく出すとか。玉置さんの後光とか。達成感はありますがもっとなんか旭川を表現したかったなぁ。とりあえずやってみた感じで満足してないです。デザインセンスもないんですがそういう技術は逆にないほうがいいなぁ。子どものクレヨンって理屈で塗ってないですよね?

・・・

妻に見せようとしたが、色々経緯を話した上で持っていったら拒否された。
※この色々だけで玉置さんの記事が書けそう。本人の許可も出ているのでいつか書きたい。書きたいだけで書かないかもしれない。

「私は苦しい時に絵で昇華していたから、下手なことは言えない。特に家族のように血がつながっている人には。他人から言われるのはどうでもいいけど。」

なんていうか、本当の優しさなんだと思った。ありがとう。

妻の優しさで気づいた。
ここまで記事を書いたのに矛盾するが、妻の発言を考慮すると、これをnoteに投稿していいものだろうか。

もちろん、法的には問題ない。私個人の問題なので、私がいいと思えばいいし、ダメならダメだ。

非常にデリケートな気がしてきた。どうしよう。
でもさっき筆を止めて仮眠して整理がついた。これは投稿しよう。せっかくだし投稿したい!睡眠は本当に大切だ!

まず、少なくともコレは満足のいくものじゃない。表現したいものを表現しきれていない。それでも結構すっきりしたけど。でもまだまだこんなもんじゃない。

私がパワポをこの世の全ての人に教えられるパワポ神だったとしても、表現しきることは不可能だとなんか直感的に悟った。
もっというと、デジタルだと不可能だと思った。

そして、本当に納得のいくものをアナログ(=紙)で完成させたとき、きっと「誰にも見せたくないな。自分だけのものだな。しまっておこう。」ってなると思う。そうしたらクリアファイルかなんかを買ってきてしまえばいい。

もしこれを今後も続けるとしたら、デジタルでやってみて、なんか失敗したなー捨ててもいいなー、みたいなものを投稿しよう。ネタになるし。
アナログでも同じで、破り捨ててしまおう、と思うものなら写真なりスキャンなりして投稿しよう。

これなら、本当に大切なものを一切誰にも批判されたりするリスクはゼロだ。

そしてこの記事を投稿する理由がもうひとつある。
文章がメインの記事で、半分真面目で半分ふざけている。
なんだかんだロジカルなのだ。もっと詩的なものだったらまだしも、これはまだ基本的には論理的な文章のはずだ。
最初からなんとなく話のオチを考えて書いている。

何より絵的なものを、ロジカルに作っているので、インスピレーションをそのままキャンバスにぶつけたわけではない。
そして深夜のテンションで自分は面白いと思って書いた。
「すっごく寒いです。しらけるー。酔った勢い?」みたいに思われても私はこの企画と文章が面白いと思うので全然オッケー!
だからこの記事は投稿しよう。見てもらおう。試してみよう。

そう考えると、玉置さんはよくトラウマを世の中に出せたな。勇気がいるな。アルバム『カリント工場の煙突の上に』は、彼の心象風景を音楽にしたものだ。トラウマもあるし、優しさもあるし、聴いていると色んなものが見えてくる。そして音に色がついている。強烈なアルバムなので、私は滅多に通しで聴けない。
そういえばこのアルバムもクレヨンで似顔絵とかを描いていたのをジャケットにしていたな。絵的な作品でもあるんだよな。

本文最後に、この記事のプレイリストを貼ります。部分的でも聴いて頂けると、大変嬉しく存じます。
※「Hong Kong」はサブスクにありませんでした。全部おすすめです。

P.S.
元気そうに見えると思います。精神的には元気なんですが、体調が悪くて、まだまだ外出できません。人と会えません。入眠も難しく中途覚醒に昼夜逆転です。もう三年経ちます。でも笑いがあれば、塞ぎ込まなそうなので、こんな記事を書いています。noteをやりすぎて寝不足なのですが、無理に寝ようとしても寝れないときは、書いています。というか、自分でも信じられないくらいにインスピレーションが湧いてきてマグマのようになっていて、横になっても頭がうるさいのでアウトプットしないと寝れません。まだ大量の記事の下書きが残っています。書くとまたひらめいてしまって落ち着きません。疲れ切ったりすると寝れるので、寝れるときに寝ます。そのうち飽きると思います。体調に気をつけます。でも長文を書くよりこの手法で創作活動をするのは負担が少なく、自分でいい落とし所を見つけたような気がします。そのうちまんま絵を描く気がします。noteに絵的なものを投稿するのもこれっきりかもしれないし、上げたり上げなかったりするかもしれません。アナログで創作して、文章よりかなりすっきりして寝れるようになってくれて、投稿頻度が下がったり、文章だけの投稿にもどったりするかもしれません。そのほうが健康的なので助かります。文章だけの投稿でもそのうち満足してまた寝れるようになる気もします。考えすぎなんだと思います。
治療の効果もあって、必ず元気になると信じています。ありがとうございました。



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