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【海外美女】オーストラリアの図書館の前で会った超絶美女とデートする④

九回目、バス停でばったり遭遇する

エラとは一週間会わないことがあって、僕が金曜日の授業終わり家の内見をしにバス停に向かうとたまたま遭遇した。エラは僕に気づいてすぐに「なおき!」と背後からちょっと追いかけてきて同じバスに乗ってきた。

その週、インスタグラムでメッセージを一回送ったのに、既読すらつかず、一才返事が来なかったので僕は少し冷たい態度で軽く挨拶する程度にした。バスに乗ってぼくが後ろの座席に座っていたら、わざわざ後ろの席まで来てエラが「Hi, やっほ」と言って、同じ席に乗ってきた。

横に座ってきたエラは、焦茶色の髪に青い目、寒いのかジャンパーを着ている。ハッキリした目立ちに仕事に行くのか化粧もバッチリしている。このときエラの顔を見て気付いたのだが、右頬に軽く青いできものができている。アザ?!と一瞬思ったものの、なんかニキビっぽいできものだった。そして爪を見るとあまり手入れがされてないし、ゴミがついている。ちょっと汚い…。

だからメッセージを返さなかったのかと瞬時に誘った。なんか顔を見る感じ精神的にも疲れている気がする。あまりメンタル的に良くなかったのかな。

僕たちが後ろの席に座っていると前の座席に金髪の若いオーストラリア人女性が座った。

ちょっと心配になって「ちゃんと寝てる?」 と聞くと、「昨日は3時間くらい寝たよ、でもなんか寝れないんだ」と言ってる。先週あたりから課題を抱えているので、「ストレス?」となんとなく予測していったのだが、図星だったようだ。

とりあえず仕事に行くとのことなので、街へ行く途中までちょこっとお互い雑談をする。真横に座るってことは嫌いじゃないのかな。今は将来つく仕事のためにReplacement (インターンみたいなもの)もしているらしく朝の9時から5時まで1,000時間ほど合計で働かなきゃいけないとのこと。

話を聞いているとなかなか大変そうだ。メッセージを返さなかったのも頷ける。結構フルタイムで仕事をしているらしく、街の中心地のパブで働いているらしいのだが、職場で夕食を食べることも多いのだとか。

久しぶりに話せて少し嬉しかったし、普通に生きていて安心。街の大きなバス停で降りるらしく解散した。

十回目、図書館で機嫌が悪いエラと会う

これはバス停でのあと、翌週の (火曜日)のことだ。授業が終わってキャンパスを歩いていると、インスタグラムのDMで「やっほー」と来たので、これは会えると思って図書館のロビーで会うことになった。

会いたいときは必ずメッセージを送ってくるのが特徴。

時間はちょうどお昼どき。

その子はいつも通り図書館の入り口近くの席に座っている。僕が図書館に入るとすぐさまこちらに気づいて、ちょこっと微笑んでくれた。エラは課題で忙しいのかパソコンを触っている。

いつも通り、元気ー? みたいな始まり方でまた一緒に座ることになった。いつもよりシリアスな顔をしている。とりあえず隣の席に僕は周囲からの視線を僅かに感じながら座る。

エラとは毎日同じ場所で会う、内心少し飽きてきた。大学生だからお互いお金がないから最適の場所ではあるんだけど…。しかもパソコンに向かってると若干話しかけにくい。

ここ最近は課題が多くて忙しいのか、パソコンに向かってる姿のエラに会うことが増えたけど。大学のサポートに課題について聞く必要があるらしく、「先生に課題のことで連絡したんだけど返事返ってこないし、学校のサポートに聞こうと思ってる」

僕はエラには頭のいい男友達がいるのは知ってたので、「ラウジャ (頭のいい男友達)に聞いたら?」と言ったらあいつは今日来てないとのこと。そんなわけで僕に「学校のサポートに行って課題のこと聞くべきかな?」なんて尋ねてくるのだが、そう言われても決めるのは彼女自身だ。僕に聞くべきじゃない。

エラの性格上人に頼るのがあまり好きじゃないらしい。オーストラリア人あるあるだけど、結構自分でなんとかしようと試みる人が多い。僕の元同居人の警察官のオージーもそういう人だった。

しばらく図書館のカウチに座って、サポートスタッフに聞くか抵抗してたものの結局しばらくして向かっていった。戻ってきたとき、エラの表情が少し曇っている、目を見ると希望を失ったような目をしている。なんか少し不機嫌そうな表情だ。「どうしたの?」と聞くと「ちょっと疲れた」らしい。

そこまでスタッフに聞きたくなかったのかな。


そういえば日本に旅行に行くみたいなことを前に話してくれたのだけど、気が変わって前の男友達、ラウジャとヨーロッパに旅行に行くらしい。

僕「どこ行くの?」
エラ「来年かな、フランス、イタリアとスペイン」
僕「いいね! 特にイタリアは最高だ」
エラ「でも破産しそうなんだ、お金ないし貧しい (I'm gonna broke, and I'm poor)」

その旅行のためにお金が結構必要らしく「もっと頑張って働く」とのこと。意外とエラは思ってるよりもしっかりしてるところがある。14歳から働いているらしく、本当に親から経済的に独立したい意思が見える。この前もバス停で会ったとき、将来働く仕事のためにボランティアで1,000時間働いていると教えてくれたから、相当努力家なのなのは僕も承知でわかっている。

可愛い上にしっかり努力もしているところがエラの好きなところだ。


ふと気づくのだが、エラはパソコンに向かって作業しているとき、たまにチラチラっと僕を見てくる。そして急に「ところであなたっていい顎のラインしてるよね、何かしてる? (By the way, you have nice jawline, do you do something for that?)」といきなり褒めてきた、しかも興味津々に質問してくる。

とびきり可愛い子にそう言われるとなんか照れる。一瞬そう言われて戸惑ったせいか「健康な物を食べること、スナックを避けること」とつまらないけど当たり前の返答をした。なるほどね、そうなんだ。ぶっちゃけ何もしてないから、回答がよく思いつかない。

顔のことで少し褒められたので、少ししてからTwitterで見た口説き文句を試してみた。

僕「質問してもいい? (Ella, I have a question)」
ちょっと内心戸惑いつつも、
「君のかわいい顔はどこで手に入れたの? (Where did you get your pretty face?)」みたいな口説き文句を彼女に伝えた。予想してた回答としては「From my parents (親から)」だった。
けど予想通り、ちょっと微笑んでいたエラが「from my parents」って回答が返ってきた。

あまりにもストレートに返すもので思わずおうむ返しに「そうだね (笑)」と答えてしまう痛恨のミス。


しばらくして「ちょっとお腹空いたんだけど、ランチ食べるべきかな?」みたいなことを聞いてくる。「なんで僕に聞くの?」って言ったけど、私は決められないからーみたいな返事が返ってきたので、一緒に食堂に行くことになった。嫌いじゃないのだが何かと僕に判断を求めてくるクセがある。

にしても破産しそうとかさっきまで言ってたのに、ちょっと疑問に思った。こっちのお昼は平気で$12はする。

疑問に思って「お昼毎回買うの高いよね、家からお昼持ってこないの??」って聞くと「自宅から食べ物を持ってくるのは退屈だよ、食堂に買いに行くほうが好き (I don't like bring food from home, it's boring)」とのこと。
なるほど、わからなくもない気がする。
僕「じゃあスーパー行ってお寿司でもゲットする? $6くらいでゲットできるよ」
エラ「えー、スーパーでお寿司買うのは好きじゃない」
僕「安いけど、食堂で買うのと味は変わらないよ (笑)」
エラ「私は高いお寿司の方が好き。」

という事なので、とりあえず一緒に食堂に行くことになった。

食堂に行く途中、沈黙を避けるために天気ネタをはさむ。僕が「今日は天気がいいね (The weather is good today, it's sunny)」「そうね」とエラが返事すると、何を思ったのか僕は「でも君の感情は雨が降っているみたいだね (but your feeling is like a rainy)」なんて意味のわからないことをつぶやく。

そしたらすぐさまエラが「何だって? (What?)、私の感情は雨が降っているみたい?」と言って、少し笑いながら小声で「you are funny」なんて言っている。この日は天気がいいせいか、えらの表情はもはや輝いている。

そうして食堂に着くと、エラと僕は最初にコーヒーショップに向かった。なんか食べるらしい。しかし一瞬僕は思った『こいつまたコーヒーか?!  さっきまでコーヒー飲んでたのに、またか?!』飲み過ぎだろ…。

エラは典型的なオーストラリア人だ。オーストラリア人は1日に結構コーヒーを飲む。僕の元同居人も無類のコーヒー好きだった。オージーはコーヒーに大して無類のこだわりがある。本当に味に厳しい。

結局エラが注文したのはカシューナッツがトッピングのクロワッサン一つ。

若干オーダーが来るまで長くって一緒に待ってたら、僕はたまたま日本人の友達と会った。真ん前をサラッと通りながら、チラッと彼女を先にみて「よっ」と挨拶してくれた。

多分一緒にいることに気づいたのか、邪魔しないでおこうと思ったのだろう。ジムに行く約束だけして僕の友達とは解散した。

エラが注文を受け取ると、日本人の友達に気づかれないようにこそっと解散した。

***

※この出来事は全て事実であり、一切フィクション要素はありません。

Part5に続きます。

Part3以前を見ていない方は下記をどうぞ。


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