Naoyuki Jin

北海道在住の市民ランナー。普段は理学療法士として勤務。トレーニング・日常の中での気づき…

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北海道在住の市民ランナー。普段は理学療法士として勤務。トレーニング・日常の中での気づきを発信していきます。3000mSC 8′42″78(2022)5000m 13′54″90(2021)

記事一覧

挫折とその先

1ヶ月前 国体での捻挫から1週間ほど休養。 故障以上に入賞を逃したショックが大きく、同時期にリリースされていたback numberの「ベルベットの詩」が心に沁みる日々を過…

Naoyuki Jin
1年前
23

ホクレンディスタンス2022

日本選手権では惨敗 少し期間は空いたが、ホクレンシリーズを振り返る。 6/22 20周年記念大会 3000mSC(PM) 急遽依頼があり、PMとして出場。 1000mを2′45″7で通過し…

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1年前
22

セイコーGGP 3000mSC

6日前 5日前 東京選手権が終わりほっと一息ついていた矢先、セイコーGGPへの招待の連絡を頂いた。 調整上かなり厳しいレースになることが予想されたが、滅多にない機会…

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2年前
39

金栗記念 5000m

出場の目的①5000m走力の現状把握 ②来年のホクレン標準記録の突破 (今年いつ走れなくなるか分からない) ③北海道の冬を越えても、ある程度戦えることを後輩に示したい …

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2年前
31

平国記録会10000m

出場の目的 ①冬季練の成果(有酸素代謝能力)の確認 ②レース勘、メンタルタフネスの構築 ③八王子LDの標準記録(30′00)の突破 ④前回捻挫による途中棄権の悪いイメー…

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2年前
16

5000m13分台チャレンジ

5000mPB推移高校15′47→大学14′45→社会人8年目14′02。 昨年〜今年にかけて4回、14分1桁(14′02,14′04,14′06,14′08)をマーク。 冬は資格取得に向けての準備・ライ…

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2年前
88

2021上半期振り返りと今後

目標3000mSC:北海道記録(8′43″5)更新 5000m:13分台 大会結果3/27 世田谷競技会 5000m 14″02″85 PB 3/28 平国記録会 3000mSC 8′56″49 3/28 平国記録会 …

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2年前
59

アキレス腱炎の評価・治療戦略

じんです。 約10年ぶりに故障したので、「アキレス腱炎」についての文献を調べ、経験則を元にリハビリメニューを立ててみました。 興味のある方は是非見ていって下さい。 …

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3年前
77

GPシリーズの総評と今後

4/10(土)金栗記念 1500m 3′50″34 PB 4/25(日)兵庫RC 2000mSC 5′43″56 PB 4/29(木・祝)織田記念 3000mSC 8′56″82 金栗〜兵庫RCではPB金栗記念、兵庫RC…

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3年前
43

腹八分の練習とは

はじめに怪我を予防し、調子を維持するためには「腹八分の練習」が大事とよく目にする。 しかし、それぞれの選手が何を基準としてるかは分からない。 今回はその「腹八分…

Naoyuki Jin
3年前
58

シーズン振り返りと今後

約4ヶ月ぶりの更新。 ※長めです 【今シーズンの目標】 ・3000mSC北海道記録(8′43″5)更新 ・5000m13分台 以上を目標としていました。 1.主な成績7/18 ホクレンディ…

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3年前
60

◯◯が出来たら◯◯出せる問題

【はじめに】最近TwitterのDMにて、相談メッセージを頂くことがある。 「◯◯が出来たら◯分◯秒出せますか?」 おそらく安心を求めてのメッセージ。 noteを通じて考えを…

Naoyuki Jin
3年前
53

ホクレンDCを通して

ホクレンが終わって約1週間。 色々と得られたことがあったので、以下にまとめてみます。 【結果】7/4(土) 士別大会 24℃中風 5000m 14′26″13 7/8(水) 深川大会 25…

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3年前
39

初戦を終えて

5000m13分台の目標を掲げて6ヶ月。 7/4(土)ついに初戦を迎えました。 14′26で撃沈。 やってきた練習に自信を持っていただけにショックは大きい。 ここで失速した要因…

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3年前
43

テーパリングのすすめ

こんにちは、じんです。 陸上競技は早くて7月から大会が再開。 今後はピーキング能力が鍵になってきそう。 ピーキング能力にはカーボローディングやテーパリング、体重の…

Naoyuki Jin
4年前
71

逆境を力に

コロナ自粛により、仕事やプライベート、競技等へのマイナス面が日々強調されている。 しかし個人的には、(競技に関して)この情勢になって得られたことも結構あったりす…

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4年前
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挫折とその先

挫折とその先

1ヶ月前

国体での捻挫から1週間ほど休養。

故障以上に入賞を逃したショックが大きく、同時期にリリースされていたback numberの「ベルベットの詩」が心に沁みる日々を過ごした。

10月中旬に競技に復帰。今後の練習をどうしようか迷っていた。

平日の基本ルーティン

6:00 起床
6:45 子どもの離乳食、自分の準備
7:45 保育園への送迎
8:00 出

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ホクレンディスタンス2022

ホクレンディスタンス2022

日本選手権では惨敗

少し期間は空いたが、ホクレンシリーズを振り返る。

6/22 20周年記念大会 3000mSC(PM)

急遽依頼があり、PMとして出場。
1000mを2′45″7で通過して1600m過ぎまで走ることはなく、とても良い経験をさせて頂いた。

7/2 士別大会 3000m 8′08″37 PB

地味にホクレンシリーズで一番狙っていた大会。

個人的に「子どもが大き

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セイコーGGP 3000mSC

セイコーGGP 3000mSC

6日前

5日前

東京選手権が終わりほっと一息ついていた矢先、セイコーGGPへの招待の連絡を頂いた。

調整上かなり厳しいレースになることが予想されたが、滅多にない機会と思い出場を決意。

4日前(調整練習)

30秒4 - 32秒0 - 31秒2 - 31秒1 - 31秒8
2分58 - 2分58 - 2分56 - 2分55

東京選手権の際に序盤のハイペースに対応できない感覚があったので、負

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金栗記念 5000m

金栗記念 5000m

出場の目的①5000m走力の現状把握
②来年のホクレン標準記録の突破
(今年いつ走れなくなるか分からない)
③北海道の冬を越えても、ある程度戦えることを後輩に示したい

レース前(アップ)意外とアップのワークアウトを載せる選手は少ない。誰かの参考になれば嬉しい。

前日はそんなことなかったが身体がぬるっと動く。

10000RP +30″/kmくらいでサクッと走れる時は調子が良い傾向(あまりおすす

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平国記録会10000m

平国記録会10000m

出場の目的

①冬季練の成果(有酸素代謝能力)の確認
②レース勘、メンタルタフネスの構築
③八王子LDの標準記録(30′00)の突破
④前回捻挫による途中棄権の悪いイメージを払拭

冬季練習

今年は豪雪・家庭での時間を優先するため、時短練習(トレッドミル)中心に取り組んできた。

レース4日前に競技場練習を再開
2000+8000+1000 r=4′ 5′40- 3′20/km- 2′45

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5000m13分台チャレンジ

5000m13分台チャレンジ

5000mPB推移高校15′47→大学14′45→社会人8年目14′02。
昨年〜今年にかけて4回、14分1桁(14′02,14′04,14′06,14′08)をマーク。

冬は資格取得に向けての準備・ライフイベントが控えているため、10月頭の日体大記録会が今年度最後の13分台チャレンジとなった。

夏に取り組んできたことメイン練習の中で、以下の3点を意識。

①64″/400mに余裕を持たせる(

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2021上半期振り返りと今後

2021上半期振り返りと今後

目標3000mSC:北海道記録(8′43″5)更新
5000m:13分台

大会結果3/27 世田谷競技会 5000m 14″02″85 PB
3/28 平国記録会 3000mSC 8′56″49
3/28 平国記録会 10000m 30′36″30
4/10 金栗記念 1500m 3′50″34 PB
4/25 兵庫RC 2000

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アキレス腱炎の評価・治療戦略

アキレス腱炎の評価・治療戦略

じんです。

約10年ぶりに故障したので、「アキレス腱炎」についての文献を調べ、経験則を元にリハビリメニューを立ててみました。
興味のある方は是非見ていって下さい。

陸上長距離選手の怪我の割合

スポーツ医科学研究所の受診記録によると「アキレス腱炎」は陸上長距離選手の外傷4位にランクイン。

Climentら(1994)によると急性例では2週間、慢性例では6週間のスポーツ活動の休止が必要であり、

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GPシリーズの総評と今後

GPシリーズの総評と今後

4/10(土)金栗記念
1500m 3′50″34 PB

4/25(日)兵庫RC
2000mSC 5′43″56 PB

4/29(木・祝)織田記念
3000mSC 8′56″82

金栗〜兵庫RCではPB金栗記念、兵庫RCではベストを更新でき、スピード持久力がついてきたことを実感。

3月末までの冬季練習→レース(3/27世田谷5000:14′02,3/28平国3000mSC:8′5

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腹八分の練習とは

腹八分の練習とは

はじめに怪我を予防し、調子を維持するためには「腹八分の練習」が大事とよく目にする。

しかし、それぞれの選手が何を基準としてるかは分からない。

今回はその「腹八分」について考えてみる。

主観的なきつさ(例:自覚的運動強度)田中らの大学生を対象にした研究では
走行中の自覚的な運動強度(RPE)に対応した心拍数(HR)の検者間の差が大きかったことが報告されている。

「ややきつい」負荷で心拍数18

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シーズン振り返りと今後

シーズン振り返りと今後

約4ヶ月ぶりの更新。
※長めです

【今シーズンの目標】
・3000mSC北海道記録(8′43″5)更新
・5000m13分台

以上を目標としていました。

1.主な成績7/18 ホクレンディスタンスDC 千歳大会E組
   14′06″86(7着)PB

8/22 道央選手権 1500m.3000mSC.5000m
   日本選手権B標準突破、3種目優勝
   3′57″66,8′48″2

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◯◯が出来たら◯◯出せる問題

◯◯が出来たら◯◯出せる問題

【はじめに】最近TwitterのDMにて、相談メッセージを頂くことがある。

「◯◯が出来たら◯分◯秒出せますか?」

おそらく安心を求めてのメッセージ。
noteを通じて考えをお伝えしたいと思う。

僕自身はそういった試験的なメニューを受験における「一つの科目」と捉えるとよいと思っている。

例えば、英語で200点満点を取れたしても、
900点満点の試験では1/4にも満たない。

一部科目で健闘

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ホクレンDCを通して

ホクレンDCを通して

ホクレンが終わって約1週間。
色々と得られたことがあったので、以下にまとめてみます。

【結果】7/4(土) 士別大会 24℃中風
5000m 14′26″13

7/8(水) 深川大会 25℃ 中風
5000m 14′16″93 3rd best

7/18(土) 千歳大会 23℃ 強風
5000m 14′06″86 PB

13分台は出せなかったが、地元での最終戦で奥さんや、ラ

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初戦を終えて

初戦を終えて

5000m13分台の目標を掲げて6ヶ月。

7/4(土)ついに初戦を迎えました。

14′26で撃沈。

やってきた練習に自信を持っていただけにショックは大きい。

ここで失速した要因と対策をまとめたい。

要因① 想定外のハイペース本番はターゲットタイム(13′55:2′47/km)通りに進むと考えていた。そのため、一番後方に着けば2′49-2′47…という流れになると想定していた。

しかし、

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テーパリングのすすめ

テーパリングのすすめ

こんにちは、じんです。

陸上競技は早くて7月から大会が再開。
今後はピーキング能力が鍵になってきそう。

ピーキング能力にはカーボローディングやテーパリング、体重の管理能力が試されると僕は考えています。

今回はこの長い鍛錬期で蓄えた実力を発揮するための「テーパリング」をテーマとしました。

そもそもテーパリングって何??

一般的には「徐々にトレーニングの負荷を減らしていくこと」と定義

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逆境を力に

逆境を力に

コロナ自粛により、仕事やプライベート、競技等へのマイナス面が日々強調されている。

しかし個人的には、(競技に関して)この情勢になって得られたことも結構あったりする。

1.練習場所のレパートリーが増えた自分自身、今まで「つどーむ」という練習場所に依存していた。

21時まで使える室内トラックは、一般ランナーにとっての聖地だった。

しかし、コロナ禍で使用禁止に。

初めは動揺したが、自宅周辺

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