見出し画像

逆境を力に

コロナ自粛により、仕事やプライベート、競技等へのマイナス面が日々強調されている。

しかし個人的には、(競技に関して)この情勢になって得られたことも結構あったりする。

1.練習場所のレパートリーが増えた

自分自身、今まで「つどーむ」という練習場所に依存していた。

21時まで使える室内トラックは、一般ランナーにとっての聖地だった。

しかし、コロナ禍で使用禁止に。

初めは動揺したが、自宅周辺の公園を散策し
新しいランニングコースを幾つか発見。

つどーむ移動に要していた往復3時間が無くなり

運転疲労の軽減
長めのダウンが可能(基礎体力の向上)
ガソリン代節約(靴代の捻出)
夫婦の時間の増加

に繋がった。

近場での練習の目処が立ち、時短練習が可能となった事は、今後ライフイベントが進んだ際に役立つように思う。

2.単独走が得意になった

今までは集団レースが得意だった自分。

ただ永遠の課題として、単独走になると途端にフォームとラップが乱れ、直ぐに失速してしまうことが挙げられていた。

原因はペース感覚の無さ、フォームの乱れと推測。

具体的なフォームの乱れとしては

振り出しの際のオーバーストライド
(接地前に膝より下が前に出過ぎる)

蹴り出しの際に上に跳ねてしまう
(足首で蹴りすぎてしまう)

その対策として、冬季期間はバランスボールやスプリントドリルを用いた動き作りを重視。

この長い自粛時間で、長期的に動き作りに時間を割くことができ、不良フォームが修正されて単独走の時の走りが安定してきている。

シーズン中のフォーム改善は一種の賭けだったので、長期的に試合が無かったことは大きかった。

3.(試合がないことで)目標のぶれが生じなかった

トレーニングの原理・原則に則りつつ、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)の流れでひたすら練習を回した。

試合が無いおかげで、長期的な目標(ホクレンDC5000mで13分台)に向けて、目の前の課題を1つ1つ修正することに集中できた。

【先日の5000mTT】

⇒基本8割位の強度の練習の積み重ねだが、今のところは順調にロードPBを更新中

良くも悪くも誰かと練習することが無くなり、自分自身の疲労状態に応じて練習の質・量・頻度を調整することが重要だと実感。

4.専門知識が増えた

ありがたいことに、今は陸上関係者が沢山発信してくれる時代。

おうち時間が主流となり、読書やリモート研修等で専門知識を得る機会が増え、トレーニングの幅が広がったように感じる。

以上を通して

・今後はコスパを考えて練習場所を選択していきたい

・引き続き目先の目標に囚われず、長期的に1つ1つの課題を修正していきたい

・伸び悩んだ際には今後も色々試していきたい

試合がないため今までやってきたことが正解かは誰にも分からないが、いつか間違いじゃなかったことを証明したい。

2020ホクレンに出場できますように。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?