Naoyuki Jin

北海道在住の市民ランナー。普段は理学療法士として勤務。トレーニング・日常の中での気づき…

Naoyuki Jin

北海道在住の市民ランナー。普段は理学療法士として勤務。トレーニング・日常の中での気づきを発信していきます。3000mSC 8′42″78(2022)5000m 13′54″90(2021)

最近の記事

挫折とその先

1ヶ月前 国体での捻挫から1週間ほど休養。 故障以上に入賞を逃したショックが大きく、同時期にリリースされていたback numberの「ベルベットの詩」が心に沁みる日々を過ごした。 10月中旬に競技に復帰。今後の練習をどうしようか迷っていた。 平日の基本ルーティン 6:00 起床 6:45 子どもの離乳食、自分の準備 7:45 保育園への送迎 8:00 出社 19:00 仕事終了 19:30 夕食 20:00 子どものお風

    • ホクレンディスタンス2022

      日本選手権では惨敗 少し期間は空いたが、ホクレンシリーズを振り返る。 6/22 20周年記念大会 3000mSC(PM) 急遽依頼があり、PMとして出場。 1000mを2′45″7で通過して1600m過ぎまで走ることはなく、とても良い経験をさせて頂いた。 7/2 士別大会 3000m 8′08″37 PB 地味にホクレンシリーズで一番狙っていた大会。 個人的に「子どもが大きくなるまでに自身の3000mの道央地区記録を残しておく」という目標があるので、気

      • セイコーGGP 3000mSC

        6日前 5日前 東京選手権が終わりほっと一息ついていた矢先、セイコーGGPへの招待の連絡を頂いた。 調整上かなり厳しいレースになることが予想されたが、滅多にない機会と思い出場を決意。 4日前(調整練習) 30秒4 - 32秒0 - 31秒2 - 31秒1 - 31秒8 2分58 - 2分58 - 2分56 - 2分55 東京選手権の際に序盤のハイペースに対応できない感覚があったので、負担の少ない200mを速めのペースで5本だけ。 1000mのところはPRにしても

        • 金栗記念 5000m

          出場の目的①5000m走力の現状把握 ②来年のホクレン標準記録の突破 (今年いつ走れなくなるか分からない) ③北海道の冬を越えても、ある程度戦えることを後輩に示したい レース前(アップ)意外とアップのワークアウトを載せる選手は少ない。誰かの参考になれば嬉しい。 前日はそんなことなかったが身体がぬるっと動く。 10000RP +30″/kmくらいでサクッと走れる時は調子が良い傾向(あまりおすすめはしませんが…) バスを間違えて6km歩く→動的ストレッチ多めの流れが功を奏

        挫折とその先

          平国記録会10000m

          出場の目的 ①冬季練の成果(有酸素代謝能力)の確認 ②レース勘、メンタルタフネスの構築 ③八王子LDの標準記録(30′00)の突破 ④前回捻挫による途中棄権の悪いイメージを払拭 冬季練習 今年は豪雪・家庭での時間を優先するため、時短練習(トレッドミル)中心に取り組んできた。 レース4日前に競技場練習を再開 2000+8000+1000 r=4′ 5′40- 3′20/km- 2′45 当日のタイムスケジュール 9:00 家出発 12:00 成田空港着

          平国記録会10000m

          5000m13分台チャレンジ

          5000mPB推移高校15′47→大学14′45→社会人8年目14′02。 昨年〜今年にかけて4回、14分1桁(14′02,14′04,14′06,14′08)をマーク。 冬は資格取得に向けての準備・ライフイベントが控えているため、10月頭の日体大記録会が今年度最後の13分台チャレンジとなった。 夏に取り組んできたことメイン練習の中で、以下の3点を意識。 ①64″/400mに余裕を持たせる(解糖系代謝能力向上) →慣れたら距離を延長:2′40/1000m ②変化走を通し

          5000m13分台チャレンジ

          2021上半期振り返りと今後

          目標3000mSC:北海道記録(8′43″5)更新 5000m:13分台 大会結果3/27 世田谷競技会 5000m 14″02″85 PB 3/28 平国記録会 3000mSC 8′56″49 3/28 平国記録会 10000m 30′36″30 4/10 金栗記念 1500m 3′50″34 PB 4/25 兵庫RC 2000mSC 5′43″56 PB 4/29 織田記念 3000mSC

          2021上半期振り返りと今後

          アキレス腱炎の評価・治療戦略

          じんです。 約10年ぶりに故障したので、「アキレス腱炎」についての文献を調べ、経験則を元にリハビリメニューを立ててみました。 興味のある方は是非見ていって下さい。 陸上長距離選手の怪我の割合 スポーツ医科学研究所の受診記録によると「アキレス腱炎」は陸上長距離選手の外傷4位にランクイン。 Climentら(1994)によると急性例では2週間、慢性例では6週間のスポーツ活動の休止が必要であり、治癒までに5週間要するとされている。 30〜55歳で発症しやすい(Cook J

          アキレス腱炎の評価・治療戦略

          GPシリーズの総評と今後

          4/10(土)金栗記念 1500m 3′50″34 PB 4/25(日)兵庫RC 2000mSC 5′43″56 PB 4/29(木・祝)織田記念 3000mSC 8′56″82 金栗〜兵庫RCではPB金栗記念、兵庫RCではベストを更新でき、スピード持久力がついてきたことを実感。 3月末までの冬季練習→レース(3/27世田谷5000:14′02,3/28平国3000mSC:8′56)→1500仕様の実践的な練習が身を結んだように思う。 織田記念の失敗要因①

          GPシリーズの総評と今後

          腹八分の練習とは

          はじめに怪我を予防し、調子を維持するためには「腹八分の練習」が大事とよく目にする。 しかし、それぞれの選手が何を基準としてるかは分からない。 今回はその「腹八分」について考えてみる。 主観的なきつさ(例:自覚的運動強度)田中らの大学生を対象にした研究では 走行中の自覚的な運動強度(RPE)に対応した心拍数(HR)の検者間の差が大きかったことが報告されている。 「ややきつい」負荷で心拍数180回/分の人もいれば、140回/分の人もいるのが事実。 SNSなどを見ていても

          腹八分の練習とは

          シーズン振り返りと今後

          約4ヶ月ぶりの更新。 ※長めです 【今シーズンの目標】 ・3000mSC北海道記録(8′43″5)更新 ・5000m13分台 以上を目標としていました。 1.主な成績7/18 ホクレンディスタンスDC 千歳大会E組    14′06″86(7着)PB 8/22 道央選手権 1500m.3000mSC.5000m    日本選手権B標準突破、3種目優勝    3′57″66,8′48″26,15′06″23 9/12 DTT1500m最終組    3′51″60

          シーズン振り返りと今後

          ◯◯が出来たら◯◯出せる問題

          【はじめに】最近TwitterのDMにて、相談メッセージを頂くことがある。 「◯◯が出来たら◯分◯秒出せますか?」 おそらく安心を求めてのメッセージ。 noteを通じて考えをお伝えしたいと思う。 僕自身はそういった試験的なメニューを受験における「一つの科目」と捉えるとよいと思っている。 例えば、英語で200点満点を取れたしても、 900点満点の試験では1/4にも満たない。 一部科目で健闘しても、弱点科目が足を引っ張り、目標の学校には進めないこともある。 これはトレ

          ◯◯が出来たら◯◯出せる問題

          ホクレンDCを通して

          ホクレンが終わって約1週間。 色々と得られたことがあったので、以下にまとめてみます。 【結果】7/4(土) 士別大会 24℃中風 5000m 14′26″13 7/8(水) 深川大会 25℃ 中風 5000m 14′16″93 3rd best 7/18(土) 千歳大会 23℃ 強風 5000m 14′06″86 PB 13分台は出せなかったが、地元での最終戦で奥さんや、ランニング仲間の前でベストを出せて良かった。 【修正した点】①一度完全休養を挟み

          ホクレンDCを通して

          初戦を終えて

          5000m13分台の目標を掲げて6ヶ月。 7/4(土)ついに初戦を迎えました。 14′26で撃沈。 やってきた練習に自信を持っていただけにショックは大きい。 ここで失速した要因と対策をまとめたい。 要因① 想定外のハイペース本番はターゲットタイム(13′55:2′47/km)通りに進むと考えていた。そのため、一番後方に着けば2′49-2′47…という流れになると想定していた。 しかし、実際は… 2000mまで最後尾を走り、2′46-2′46。 ピーキングのズレも

          初戦を終えて

          テーパリングのすすめ

          こんにちは、じんです。 陸上競技は早くて7月から大会が再開。 今後はピーキング能力が鍵になってきそう。 ピーキング能力にはカーボローディングやテーパリング、体重の管理能力が試されると僕は考えています。 今回はこの長い鍛錬期で蓄えた実力を発揮するための「テーパリング」をテーマとしました。 そもそもテーパリングって何?? 一般的には「徐々にトレーニングの負荷を減らしていくこと」と定義づけられています。 1.科学的根拠に基づくテーパリングBosquetらのレビュ

          テーパリングのすすめ

          逆境を力に

          コロナ自粛により、仕事やプライベート、競技等へのマイナス面が日々強調されている。 しかし個人的には、(競技に関して)この情勢になって得られたことも結構あったりする。 1.練習場所のレパートリーが増えた自分自身、今まで「つどーむ」という練習場所に依存していた。 21時まで使える室内トラックは、一般ランナーにとっての聖地だった。 しかし、コロナ禍で使用禁止に。 初めは動揺したが、自宅周辺の公園を散策し 新しいランニングコースを幾つか発見。 つどーむ移動に要していた

          逆境を力に