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5000m13分台チャレンジ

5000mPB推移

高校15′47→大学14′45→社会人8年目14′02。
昨年〜今年にかけて4回、14分1桁(14′02,14′04,14′06,14′08)をマーク。

冬は資格取得に向けての準備・ライフイベントが控えているため、10月頭の日体大記録会が今年度最後の13分台チャレンジとなった。

夏に取り組んできたこと

メイン練習の中で、以下の3点を意識。

①64″/400mに余裕を持たせる(解糖系代謝能力向上)
→慣れたら距離を延長:2′40/1000m
②変化走を通して乳酸再利用能力向上
③ペース感覚を磨く(練習・レースでの省エネに繋げる)

また、春シーズンにさぼっていたフィジカルトレーニングを7月から再開・継続。
→9月中旬位から接地時の横振れが減少し、前方への推進力が増したような実感あり。

リカバリーに関しては、朝練の頻度を減らし睡眠を優先することにこだわった。

日体大記録会1週間前

秋は全日本実業団にピークを持っていき、目標の北海道記録更新は達成。

ここで確かな自信を得た反面、心身ともに疲労が残り調子は下降ぎみ。記録会当日は3000円のユンケルを飲んで身体を奮い立たす。

5000mに臨むにあたって

どんなに良い練習を積んでいても、戦略次第では撃沈レースになることもある。

①最終組のため、3000mまでで貯金を作る
②ハイペースは避けられないので最後尾から展開。隙間が空いたら、勇気を出してそこに入る
③13分台が狙える場合は欲を出さず、無理なスパートはしない(痙攣、差し込みの防止)

以上を念頭に入れてレーススタート。

気温23℃無風下のコンディション。
この時期にしては好条件。

1000m過ぎで数名脱落し、日本人第二集団に食らいつく。3000m8′12通過でもそれなりの余裕があり13分台を意識。実力者の後ろに着くとフォームが最適化されてペースの割に楽に感じる感触があった。

3000過ぎからは68″/周で粘りつつ、落ちてきた選手を拾っていき、気づいたらゴールしていた。 

1000m毎のLAPは2′42-5′25-8′12-11′03-13′54
(正式タイム:13′54″90)

ランニングポッド分析

上下動は普段のレース時(8cm前後)に対し、今回のレースでは6.9cm。それでも高い疾走速度を保つことができており、ピッチとストライドは普段より高めで推移していたことから、水平方向の移動がスムーズに行えていたことが考えられる。

出す力があるのと実際出すのとでは違う

ゴルゴ13では「10%の才能、20%の努力、30%の臆病さ、40%の運」が一流のプロの条件という名言が出てくるが、一陸上選手においても当てはまると思っている。

レベルが向上すればするほど、精神的要素(謙虚に自分の力を推し量る能力、プレッシャーに対応するメンタル等)や運要素(気象条件、レース展開)の割合が強く記録に影響してくるように思う。

それらを加味した上で、狙った試合で記録を出すことの難しさを感じた1年だった。

これから

今回の連戦で2つの目標を達成。

現状今後の目標が見つからないため、しばらくは自身の競技よりも、北海道の学生達の記録更新に向けて、PMなどで貢献出来ればと思う。

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