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Vol.337 絵本:「じぶんで おしり ふけるかな」

こんな絵本を買った。

『じぶんでおしりふけるかな』
    作・絵 深見春夫
    監修 藤田紘一郎


そのまんまのタイトルである。
表紙もそのまんま。
怪獣が自分の尻を拭いている。

ひろきくんがトイレでうんちをしていると、いつのまにか金色の船に乗って海に迷い込んでしまいます。
そこで出会う金色の動物たちに聞かれるのです。
「おしりをひとりでふけるのかい?」
するとひろきくんは答えます。
「ふけるよ」
だけど、そのたびに乗っている金色の船は小さくなっていきます。ひろきくん、本当にちゃんとふけるのかな。
そして、嵐の海をぬけたその先の島でひろきくんが出会ったのは・・・とっても親切な金色のかいじゅう!

出典:絵本ナビ


ここに「金色の船」とあるがこれはウンチだ。
つまりひろき君は自分のウンチの船に乗り海(便器の水)へ出てしまうのである。斬新w

色々シュールだがとても役に立つ。
なにせカイチュウ博士こと藤田紘一郎先生が監修だ。超•具体的に「正しいお尻の拭き方」を教えてくれる。今や新しいトイレトレーニングの定番として欠かせない1冊となっているようだ。



さて私も5才の息子のトイトレ用として買った。

息子は発達障害である。
とてもこだわりが強くトイトレにも苦労した。
その苦労話はここでは省くが、結果として

①おしっこ成功→4才10ヶ月
②うんち成功→5才1ヶ月

本当にごく最近のことである。 
長かったトイレトレーニングに光が差し、そして最後に残った課題が

「うんちのお尻を自分で拭く」


なのである。
(現状、家では私が拭き保育園では保育士さんに拭いてもらっている)

悠長に構えていたが息子も4月から年長。
あと1年で就学に向け色々準備をしなくてはならない。その一環がこの絵本なのである。

「小学生になったら先生が拭いてくれないんだよ。1人でトイレに行くんだよ。」

変化に弱い自閉っ子の息子は、私の言葉を聞きジッと黙り込んでいる。しかし何かは感じているようだ。うんちをすると私の手を取り、一緒にペーパーを引き出そうとするようになった。
いいんだよ、息子よ。君のペースで行けば良い。




【猫ムスメより】
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